クリエイティブチーム

<脚本・歌詞> 高橋 知伽江

東京外国語大学ロシア語学科卒業。劇団四季を経て、1997年よりフリーランスで演劇台本の執筆、翻訳、訳詞を手がけ、なかでも『手紙』『生きる』などオリジナルミュージカルの創作に力を入れる。映画「アナと雪の女王」訳詞も代表作の一つ。2021年開幕の同作ミュージカルでは日本語台本・訳詞を担当している。2013年より17年まで、水戸芸術館演劇部門芸術監督。11年第4回小田島雄志・翻訳戯曲賞、16年劇団四季『アラジン』の訳詞により第23回読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞している。

<演出> 青木 豪

神奈川県出身。1997年に「劇団グリング」を旗揚げし、2014年の解散まで全18公演の作・演出を務める。現在はプロデュース公演や他劇団への脚本提供、演出を手掛けている。2009年に脚本を手がけたHTBスペシャルドラマ『ミエルヒ』で第47回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、10年にNHK-FMシアター『リバイバル』でABU賞を受賞。11年に『往転-オウテン』の演出で第66回文化庁芸術祭新人賞を受賞している。12年9月から13年7月まで、文化庁新進芸術家派遣制度によりロンドンに留学。17年に『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』(23年11月に再演)で歌舞伎に脚本を書き下ろし、18年には劇団四季の海外ストレートプレイ『恋におちたシェイクスピア』の演出を担当するなど、その活動は多岐にわたっている。近年の主な舞台作品に、『銀河鉄道の父』(演出)、劇団☆新感線『ミナト町純情オセロ〜月がとっても慕情篇』(脚本)、『両国花錦闘士』(脚本/演出)など。

<作曲・編曲> 富貴 晴美

作曲家、編曲家、ピアニスト。1985年大阪府出身。国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業。同大学院修了。2013年「わが母の記」で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を最年少で受賞。その後第39回「日本のいちばん長い日」、第41回「関ケ原」で3度目の同賞を受賞。ドラマ、映画、アニメ、ミュージカル、CM音楽の作曲やアーティストへの楽曲提供、国立音楽大学講師など、精力的に活動している。NHKの連続テレビ小説「マッサン」の音楽を担当後、NHK大河ドラマ「西郷どん」、アニメ「ピアノの森」、「みんなのうた60」でオープニング曲、連続テレビ小説「舞いあがれ!」、映画「そして、バトンは渡された」などを担当。

<音楽監督> 鎭守 めぐみ

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。音楽スタッフとして2011年まで劇団四季に所属。『キャッツ』『ミュージカル李香蘭』 など、在団中全てのミュージカルに携わる。最近の参加作品は『アラジン』『ノートルダムの鐘』『王家の紋章』『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』『マディソン郡の橋』『パリのアメリカ人』『エビータ』『ピピン』『生きる』『スクルージ』『イリュージョニスト』『ウェイトレス』『アナと雪の女王』『リトルプリンス』『ドリームガールズ』『She Loves Me』『カラフル』など。

<振付> 萩原 隆匡

1999年入団。俳優として『コーラスライン』『キャッツ』『ウェストサイド物語』『ライオンキング』『アラジン』『ロボット・イン・ザ・ガーデン』『クレイジー・フォー・ユー』他、多数のミュージカル作品に出演。『ブラックコメディ』、『劇団四季ソング&ダンス』シリーズなど、ストレートプレイやショウ作品にも出演している。2019年発表のファミリーミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』では振付を担当し、活躍の幅をさらに広げた。本作が、2作目の振付作品となる。

<装置デザイン> 石原 敬/BLANk R&D

BLANk Research and Development INC.代表。1990年に渡米。94年New York School of Visual ArtsのFine Arts学科を経て、Illustration/Commercial Arts学科を卒業。コマーシャルデザイナーとしての活動と並行して、2008年より舞台美術家としての活動を開始。1999年にAmerican Illustration広告部門特別賞を、また2011年度伊藤熹朔賞新人賞を受賞。演劇、ミュージカル、コンサート、ダンス、イベントなど幅広い分野で活動。2019年よりBLANk Research and Development INC.設立。作品に『Reframe2019-2020』『Perfume WORLD TOUR 4th FUTURE POP』(MIKIKO演出)、『コメディ・トゥナイト!』(宮本亜門演出)、『ジェイミー』(ジェフリー・ペイジ演出)、『ジャック・ザ ・リッパー』(白井晃演出)、『近松心中物語』(長塚圭史演出)、『チャーリーとチョコレート工場』(ウォーリー木下演出)など他多数。

<衣裳・ヘアメイク・特殊メイクデザイン> 太田 雅公

鈴木清順監督の映画や資生堂CM、広告の衣裳デザインに携わり舞台の仕事を始める。武蔵野美術大学教授。国内外のオペラや演劇の衣裳、テキスタイル、ヘア・メイクのデザインなどを担当。『TEA: A Mirror of Soul』(作曲:タン・ドゥン/米国・サンタフェオペラ)、『Lady Sarashina』(作曲:エトヴェシュ・ペーテル/フランス・リヨン国立歌劇場)、『Die Zauberflöte・魔笛』(オーストリア・リンツ州立劇場)など、数多くのデザインを手掛けている。

<パペットデザイン・ディレクション> トビー・オリエ

演出家、デザイナー、パペティア(人形遣い)としてロンドンを拠点に活動。主に演劇、ミュージカル、バレエのためのパペット製作と演出を手掛けており、その作品は、ロイヤル・ナショナル・シアター、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー、ロイヤル・オペラハウス、シェイクスピアのグローブ座の公演など多岐にわたる。直近では、パペットをメインキャラクターに据えた自主公演の製作、演出を始めている。ディズニーの『リトルマーメイド』(2013年)、そして劇団四季オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(2020年)のパペット製作を経て、今回で四季と3度目の協業となる。

<照明デザイン> 赤崎 浩二

1988年入団。劇団四季技術本部舞台美術部所属。『クレイジー・フォー・ユー』など、数々の作品でチーフオペレーターを担当し、95年『美女と野獣』、98年『ライオンキング』の両初演時には照明スーパーバイザーを務める。2000年から現在まで照明セクションの責任者として様々な作品の開幕に携わると同時に、照明デザイナーとしても活躍。『むかしむかしゾウがきた』『雪ん子』『桃次郎の冒険』『ウェストサイド物語』等を手掛けた。近作には、21年『劇団四季 The Bridge~歌の架け橋~』がある。

<映像> 松澤 延拓

株式会社カタリズム代表。2015年より、舞台作品におけるプロジェクション映像のプランナーとして活動している。近年の主な作品に、音楽劇『ダ・ポンテ〜モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才〜』(青木豪演出)、『精霊の守り人』(一色隆司演出)、『セトウツミ』(内藤裕子演出)、『エドモン』(マキノノゾミ 演出)、『歌妖曲』(倉持裕演出)、『のだめカンタービレ』(上田一豪演出)、市村正親ひとり芝居『市村座』、『スラムドッグ$ミリオネア』(瀬戸山美咲演出)、笑福亭鶴瓶落語会、ロロ、庭劇団ペニノなど、小劇場から大劇場まで幅広く手がけている。2024年5月開幕の劇団四季ミュージカル『ゴースト&レディ』(スコット・シュワルツ演出)に参加が決まっている。

<擬闘> 栗原 直樹

殺陣師・國井正廣のもとで経験を積み、2005年独立。WGK代表。殺陣、擬闘に関わった作品に『十二夜』『芙蓉咲く路地のサーガ~熊野にありし男の物語~』『ダ・ポンテ』(青木豪演出)、『ムサシ』『NINAGAWA・マクベス』『あゝ、荒野』『ハムレット』(蜷川幸雄演出)、『焼肉ドラゴン』『泣くロミオと怒るジュリエット』『パラサイト』(鄭義信演出)、『シダの群れ』シリーズ『空ばかり見ていた』(岩松了演出)、『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』『8月の家族たち』『百年の秘密』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)、『1789 -バスティーユの恋人たち‐』『レディ・ベス』『るろうに剣心』『ニュージーズ』(小池修一郎演出)、『ヘンリー五世』『ジョン王』(吉田鋼太郎演出)、『渦が森団地の眠れない子たち』『広島ジャンゴ2022』(蓬莱竜太演出)、『CITY』(藤田貴大演出)、『ザ・ビューティフル・ゲーム』『ラグタイム』(藤田俊太郎演出)、『ロミオとジュリエット』(森新太郎演出)、『ドン・ジュアン』(生田大和演出)、『キングアーサー』(オ・ルピナ演出)など。他に宝塚歌劇団、椿組花園神社野外劇、黒テント、こんにゃく座、流山児事務所など。

<マジック監修> リアルマジシャン RYOTA

各界の著名人や一流芸能人を唸らせ、テレビ、ラジオなど各メディアで活躍中のマジシャン。彼が演じるマジックは、まるで映画のCG合成を目の前で見ているかのようにリアリティーがあることから、超魔術師 Mr.マリックにより「魔法の国を持ち歩く男 リアルマジシャンRYOTA」と名付けられる。現在、全国各地でライブ活動をするだけに留まらず、数々の芝居、ミュージカル、コンサート、テレビアニメなどのマジック監修も手がけ、その活動範囲は広がり続けている。2024年5月開幕の劇団四季ミュージカル「ゴースト&レディ」のイリュージョン補も担当している。

<音響デザイン> 千葉 治朗

1985年入団。劇団四季技術本部音響・音楽部所属。一級舞台機構調整技能士(音響)。「昭和の歴史三部作」、『劇団四季ソング&ダンス』シリーズ、『劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~』など数々のオリジナル作品の創作に携わり、『美女と野獣』『パリのアメリカ人』などの海外作品の初演にも参加。2011年『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演では音響デザインおよびオペレートを担当。海外公演として1991年『ジーザス・クライスト=スーパースター』ロンドン公演、『ミュージカル李香蘭』中国公演、1997年『ミュージカル李香蘭』シンガポール公演で音響を担当した。