はじめに Introduction

劇団四季とディズニーの
新次元ミュージカル「リトルマーメイド」。

ディズニーミュージカル『リトルマーメイド』は、2013年4月、日本初演を迎えました。『美女と野獣』(1995年~)、『ライオンキング』(1998年~)、『アイーダ』(2003年~)に続く「四季とディズニー」提携第4弾となります。

この作品は、ディズニーが1989年に製作した劇場版長編アニメーションを自ら舞台化したものです。最初の挑戦は2008年のブロードウェイ。アニメーションの物語を華やかに再現した舞台は、劇場全体を使ったスケールの大きな表現が世界的に話題となりました。

そして2012年6月には、人魚伝説の故郷である欧州に渡り、神秘的な海の世界をシアトリカルに描いた「ヨーロッパ版」が誕生しました。さらに創造性に富み、洗練されたこのバージョンは、オランダを皮切りにロシアなど世界各国で上演されています。

地上世界に憧れる人魚姫アリエルが、人間の王子エリックに恋をする―。ミュージカルでは、このアニメーションのストーリーラインを踏まえながら、脚本のダグ・ライトが、キャラクター造型や心情描写、各々の関係をさらに丁寧に描き、奥行きあるドラマを紡ぐことに成功。

音楽では、アカデミー作曲賞を受賞したアニメーション映画の名コンビ、アラン・メンケン(作曲)と故ハワード・アッシュマン(作詞)による「アンダー・ザ・シー」、「パート・オブ・ユア・ワールド」等のオリジナル楽曲に加え、メンケンとグレン・スレーター(作詞)による10曲が追加されています。

ヨーロッパ版では、演出にグレン・カサーレ、振付としてジョン・マッキニスを起用。またセット衣裳デザインは、『アイーダ』、『メアリー・ポピンズ』の舞台美術家で、2012年『ワンス』でトニー賞最優秀ミュージカル装置デザイン賞を受賞したボブ・クローリーが担当しました。フルオートメーションの最新フライング技術を使って表現される人魚のしなやかな動きや、まるで本物の海底を泳いでいるかのような魚たちは、演劇的想像力に満ちた手法によって観客を興奮に誘います。

なお劇団四季が上演するのは、「ヨーロッパ版」に基づきますが、舞台全体のビジュアル面をより印象深くするべく、ディズニーと四季技術チームスタッフが協調して作業を行いました。
これら充実したクリエイティブスタッフとの協調作業が、「ヨーロッパ版」にさらなる華やかさを加え、世界で最も進化した最新版『リトルマーメイド』を誕生させたのです。

未知の世界へ勇気を持って進んでいく主人公アリエルの姿。そして、ハッピーエンドがもたらす圧倒的な幸福感。彼女の恋と冒険は、多くの日本人の心に感動を届けることでしょう。

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