劇団四季

『ふたりのロッテ』教えて!ムテジウス先生 ケーニッヒ湖ってどんなところ?

教えて!ムテジウス先生

ムテジウス先生「はい、二人とも集まって。これから二人が夏休みを過ごすところがどんなところかお話しますよ」 ルイーゼ「えー、お勉強!?天気がいいんだから、外で遊ぼうよ!」 ロッテ「わがまま言わないで、ルイーゼ。先生の言うことはちゃんと聞かなくちゃ」 ルイーゼ「わかったわかった。ちゃんと聴くわ」
ムテジウス先生「ふふっ。それではお話しましょうか。エーリッヒ・ケストナーさんが書いたロッテとルイーゼのお話、『ふたりのロッテ』には、二人は〈ビュール湖のほとりのゼービュール〉で出会ったとあります」 ロッテ「でも先生、ゼービュールなんて村は、本当はないですよね?」 ムテジウス先生「ええ。ライン河畔にビュールという町はあるのだけれど、そこには湖がないわね。でも劇団四季の舞台では、ドイツのバイエルン州にあるケーニッヒ湖が作品の舞台として設定されているのよ。」
ルイーゼ「どんなところなの?」 ムテジウス先生「2000メートルを越える山々や湖がとても美しいところよ。別荘やホテル、若い人向けの施設もあって、観光名所としても知られているわ。ケーニッヒ湖に近いベルヒテスガーデンはロッテの住んでいるミュンヘンからも、ルイーゼの住んでいるウィーンからも遠くないところにあるの」 ルイーゼ「やっぱり、早く遊びに行かなくちゃ!」 ムテジウス先生「ベルヒテスガーデンは全域が国立公園になっているから、山も谷も湖も厳しく管理されているの。あんまり暴れまわったりしてはだめよ?」 ルイーゼ「はーい」
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