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『桃次郎の冒険』クリスマスチャリティー公演が千秋楽を迎えました

12月19日(木)、東京・府中の森芸術劇場において、『桃次郎の冒険』クリスマスチャリティー公演が千秋楽を迎えました。
クリスマスチャリティー公演とは、心身にハンディキャップを持つ子どもたちに、物やお金ではなく、いつまでも思い出に残るような本物の舞台を見てもらいたいという思いの下、日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」が主催している公演です。組合員の方が毎月100円ずつ積み立てた拠出金を基に毎年11~12月に開催され、劇団四季も1976年の開催当初から全面協力しています。38回目となった今年は、11月11日(月)に札幌のニトリ文化ホールで開幕し、全国22都市で約22,000人の方々をご招待しました。

千秋楽当日はあいにくの雨天となりましたが、ご来場者は元気いっぱい。開場の入口でお出迎えをしていたサンタとトナカイに抱きついたり、握手をしたりしながら、続々と入場していきます。
会場の受付や運営は日産労連のボランティアの方がご協力くださり、劇団の研究生も会場の受付や誘導をお手伝いしました。
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開演のアナウンスが流れると、客席からは公演を待ちわびていたかのような大きな拍手が沸き起こりました。上演中は、紙芝居屋や桃次郎からの客席への問いかけに対して大きな声で返事をしたり、ダンスのシーンではリズムに合わせて体を動かしながら一緒に踊ったりするなど、作品の世界に入り込み、心から舞台を楽しんでいる姿が客席の至る所で見受けられました。
また、物語の終盤、登場人物の一人が亡くなるシーンで歌われる主題歌「すもも も ももも」では、最初は静かに耳を傾けていましたが、徐々に客席から一つまた一つと手拍子が入り、最後は会場全体が一体となって大きな手拍子が起こりました。
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終演後のお見送りでは、俳優のもとへ駆け寄って「楽しかった!」と声をかけたり、満面の笑顔で俳優と握手をしたりする様子が随所で見られました。
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終演後には打ち上げパーティーが開かれ、日産労連の方々と劇団関係者が出席し親睦を深めました。パーティーの冒頭では、各代表から挨拶が述べられました。

日産労連会長 ゆうらいふ21理事長 高倉 明氏
「クリスマスチャリティー公演は今年で38回目を迎えますが、本年も無事に終えることができました。今年の演目の『桃次郎の冒険』では、姿形は違ってもみんな同じ仲間であることがメッセージとして訴えられていましたが、これは我々の活動の原点でもあります。1990年に障害者差別禁止法が施行されたアメリカに比べ、日本はようやく障害者差別解消法が制定されたばかりで、まだ施行されておらず、大きく後れを取っております。今の日本には、障がい者と健常者が互いに理解し合う場もありません。この活動は、そうした点において動機付けとなる絶好の機会であり、今後とも継続していきたいと思っています。」

劇団四季代表 浅利慶太
「このチャリティー公演は、今年で120万人の方にご覧いただいたことになります。今日も会場でお客様の様子を拝見しておりましたが、皆さんとても喜んでくださっていました。公演を行うことは決して容易なことではありませんが、こうした活動こそが劇団四季の根幹の事業であり、劇団四季の存在意義もまさにこの点にあると思っています。これからもぜひこの活動を続けていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。」

パーティーでは、俳優たちから「すもも も ももも」の歌が披露され、日産労連の方々からはハンドベルによる「すももも ももも」、「サンタが街にやってくる」などの曲の演奏がプレゼントされました。
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姿形は違っても、みんな同じ仲間―『桃次郎の冒険』の根底に流れるこのメッセージは、チャリティー公演の原点であると同時に、現代の日本社会における障がい者を取り巻く状況に対しても非常に重要な意味を持っています。
今回の公演を通じてクリスマスチャリティー公演の原点を再確認すると同時に、今後もチャリティー公演をはじめとする社会貢献活動により一層力を入れて臨んでいきたいとカンパニー一同、決意を新たにしました。

演目情報

桃次郎の冒険

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