12月19日(土)、ミュージカル『コーラスライン』全国公演が埼玉県・所沢市にて開幕しました。
とあるブロードウェイミュージカルのダンサーを集うオーディションを描いた本作。自信と不安が交錯する中、どうにかこのチャンスを掴もうと自らをさらけ出して語り、踊る姿は、まさに劇団四季の日常。それ故、1979年の初演以来、四季の重要なレパートリー作品として、また四季ミュージカルの原点として上演が繰り返されてきました。
5年ぶりとなった全国ツアー初日の会場「所沢市民文化センター ミューズ」には、お子様から年配のご夫婦まで、多くのお客様で賑いました。客席は満席。本編中は白熱したオーディションの様子に圧倒され、また受験者らが吐露する過去に、涙するお客様も。
カーテンコールでは、シンプルなレオタード着から一転、煌びやかな衣裳をまとい笑顔で一糸乱れぬラインダンスが披露されると、熱い喝采が。それはまるで、人生を舞台に捧げ、ひたむきに生きる劇団の俳優一人ひとりを称えるかのような拍手でもありました。
『コーラスライン』全国公演は2016年3月まで32都市をまわります。なお2月24日(水)からは約20日間にわたって京都公演(京都劇場)を実施。
ひたむきに舞台の道を歩み続ける男女の感動ドラマを、ぜひご覧ください!
(撮影:劇団四季、下坂敦俊)