「本物の舞台の感動を子どもたちに」
1964年、ニッセイ名作劇場としてスタートした劇団四季のファミリーミュージカルは、2008年から「こころの劇場」として大きな花を咲かせています。
「生命の尊さ」「人を思いやり、信じ合う喜び」など、生きていく上で大切なことを舞台を通して語りかけるこのプロジェクトは、多くの企業や行政のご支援、ご協力のもと、日本全国の子どもたちを無料で劇場へご招待。昨年は、北は利尻島から南は石垣島まで全国144都市414公演で合計56万人と、過去最大規模の実施となりました。
そして今年も、昨年に負けないくらいの多くの子どもたちに会いに、まずは全国ツアー中の『ガンバの大冒険』カンパニーが、4月25日(木)に今年度初の「こころの劇場」を千葉県・松戸市で開催しました。来年3月までに、日本全国77都市で174回の公演を行う予定です。

この日、松戸市・森のホール21に招待されて集まったのは、市内の小学校26校の6年生2669人。
子どもたちは、開演前から元気いっぱい! 着席した後も、さまざまな公演やコンサートが行われる大きなホール、大きな舞台に、興奮気味にそわそわしています。パンフレットを開きながら物語の予習をしたり、すでに図書室で原作を読破済みなのか、先生とガンバについて話し合いながら、これから始まる舞台に期待を寄せる子どもの姿も。
そして、ひとたび幕が上がると、ざわついていた場内も水を打ったように静まり返り、あっという間に舞台に引き込まれていきます。
ガンバとヨイショの対決の場面では、まるで自分も船乗りネズミのパーティーの一員かのように身を乗り出して見守る男の子。
夢身が島でのノロイ一族との戦いの最中、傷つき倒れていく仲間たちに目を潤ませる女の子。
小さな胸に、たくさんの喜び、悲しみ、勇気、友情、愛を詰め込んで、子どもたちは一心にガンバと仲間たちの冒険を応援します。
そして、その応援に支えられ、ガンバがなんとかノロイを打ち負かすと、カーテンコールでは、子どもたちだけの客席とは思えないほどの盛大な拍手と歓声が劇場を包み込みました。

また、ファミリーミュージカルでは、終演後の俳優によるお見送りも楽しいひととき。衣裳をつけて舞台上そのままの姿の俳優たちに、子どもたちは目を輝かせて握手を求めに駆け寄っていきました。
「ガンバがかっこよかった!」「舞台を初めて観ました。ほかの舞台も観たいです!」
きらきらした笑顔で、俳優たちに語りかける子どもたち。大興奮の一日は、きっと子どもたちの大切な思い出として、大きくなってもずっと心のどこかに残っていてくれるに違いありません。
この日を皮切りに、いよいよスタートした「こころの劇場2012」。全国の子どもたちへ笑顔と感動を届けに、劇団四季のカンパニーが皆さまの町を訪れます!

