劇団四季

劇団四季の新たなる創造拠点・四季劇場[夏]の発表会見が行われました

2009-06-08  

2010年春、東京・大井町に新たな専用劇場、四季劇場[夏]が誕生します。
6月8日、品川区にあるホテルラフォーレ東京・有明の間にて記者発表が行われました。

会見の様子

先日、4年半にわたるロングラン公演の千秋楽を迎えたミュージカル『キャッツ』。
2004年11月11日、品川区/五反田・大崎に誕生したキャッツ・シアターには、連日たくさんのお客さまが来場され、2007年3月25日には100万人を突破(千秋楽までの来場者数は177万人)。地域振興への貢献が認められ、品川区の観光大使に任命されるなど、品川区のランドマーク的な存在となっていました。

4年半もの間、全国各地のお客様を惹きつけてきた『キャッツ』の千秋楽が決定した時、劇団四季と品川区は次の劇場プロジェクトの協議に入りました。
“地域の人たちの生活に文化で「潤い」を”という品川区の思いと、「演劇文化をさらに広く深く市民社会に根付かせたい」と考える劇団四季の思いが合致し、四季劇場[夏]の誕生が決定したのです。

会見には、品川区長の浜野 健氏、劇団四季代表の浅利慶太、技術担当の責任者である常務取締役の滑川 武が登壇。それぞれの立場から四季劇場[夏]への熱い思いを語りました。

会見の様子
品川区長 浜野 健氏/劇団四季代表 浅利慶太

品川区長 浜野 健氏:
品川区は、区民のみなさまの約9割が「ずっと品川に住みたい」と言ってくれています。猫たちも住みやすかったようで、ミュージカル『キャッツ』は26年の歴史の中で最長のロングランになりました。
大井町は羽田空港も新幹線からも近く、新しさと古さ・合理性と懐かしさが共存した潤い豊かな街です。こうした町に新しい文化が生まれ、それを全国に発信できるのは、区民のみなさまにとっても品川区にとってもとても喜ばしいことです。全力でバックアップさせていただきたいと思っております。

劇団四季代表 浅利慶太:
現在、四季では全ての劇場がフル稼動している状態。長らく東京で上演していない『美女と野獣』や『マンマ・ミーア!』、また、海外で続々と生まれている新しいヒット作など、上演を待望されている作品は数多くありますが、劇場が無いためなかなか叶いませんでした。そこに品川区から「キャッツ・シアターに代わる劇場を」というお話をいただいたのです。

私は慶応義塾の出身なので、大井町周辺についてはよく知っています。先日も建築予定地に行ってみたのですが、駅から歩いて3分ほどの近さで非常に便利です。
劇場が完成するまでにはまだ時間があるので、こけら落としの作品はじっくり検討して決めたいと思います。

続いて、技術担当の責任者である常務取締役の滑川 武より劇場概要の説明が行われ、質疑応答、写真撮影と続き、会見は終了しました。

会見の様子

大井町は、新幹線の品川駅からはJR京浜東北線等でたったの4分、東京駅からは12分、羽田空港からも約30分と、関東圏はもちろんのこと、全国各地から訪れるお客さまにとっても抜群のアクセスを誇ります。四季劇場[夏]は、その大井町駅から徒歩3分という好立地に誕生します。

この新劇場の誕生により劇団四季の劇場は東京・浜松町の四季劇場[春][秋]、自由劇場、汐留の電通四季劇場[海]、今年11月に開場する横浜の「キャッツ・シアター」、「新名古屋ミュージカル劇場」、「京都劇場」、「大阪四季劇場」、「福岡シティ劇場」と合わせ、ついに日本全国に10館となります。

会見中、浅利慶太より「これから新劇場のオープンに向けて、大型のオーディションを実施し、四季の舞台に立つ人材を育成していこうと思っています」とのプランも発表されました。

劇団四季の新たなる創造拠点・四季劇場[夏]。今後の展開にどうぞご注目ください。

□新劇場概要

 劇場名  : 四季劇場[夏]

 オープン : 2010年春

 所在地  : 東京・大井町
         (JR東日本 京浜東北線、東急大井町線、りんかい線)

 詳しくはこちらをご覧ください>>>

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子どもたちの声――『人間になりたがった猫』茅ヶ崎公演より

2009-06-08  

6月4日、神奈川県・茅ヶ崎市でミュージカル『人間になりたがった猫』の公演がおこなわれました。
客席は満員御礼。ご家族でご来場になったお客様も多く、同級生のお友達をみつけてはしゃぐ様子もみえました。子どもたちのにぎやかな声が響き渡ります。


公演地となった茅ヶ崎市民文化会館

猫のライオネルの冒険に子どもたちは大興奮の様子。カーテンコールを終えると、俳優たちはロビーへ移動しお客様をお見送りしました。子どもたちと握手するライオネル役の上川一哉の顔もほころびます。ライオネルと握手しながら「バレエをやっていてよかったです」と感涙された奥様もいらっしゃいました。


会場はにぎやかな声に包まれました

「声があんなにはっきり聞こえるなんてすごい!」
「動きがとってもすてき!」
「ねぇねぇ、あれはバレエの動きなんだよね」
「バック転すごかった!練習してるけどなかなかできないもん」

俳優たちは、日々の訓練も欠かしません。基礎的な訓練で体をつくってゆきます。なかでも「開口」は、日本語の5つしかない母音を正しい口の形で発音するための訓練です。正確に「あ」の音を出す口の形、「い」の音を出す口の形・・・・、というものがあり、さらにその母音に子音をつけて他の行の音も練習していきます。こうすることでどのような台詞を話しているのかをお客様によくわかっていただけるようになるのです。また「呼吸法」とは、立ったままでも、あおむけと同じ様に腹式呼吸でリラックスして声を出すことができるようになるための訓練のこと。一般的に力が入りやすい上半身(のどや胸など)を解放させつつ、腹背筋でしっかり支えのある安定した声を出すために行います。こういった訓練を重ねながら、俳優は日々の舞台を務めています。


見事なダンスでお客様を魅了します

「スワガードがすき!だっておもしろいもん」
物語では悪役のスワガードですが、子どもたちからの人気は絶大なもの。舞台でたびたび見せるコミカルな演技で、笑いを誘っていました。ロビーでお見送りをするスワガード役・川原洋一郎のまなざしはあたたかく、子どもたちもすっかりなついてしまった様子です。

「ジリアンかわいい!だいすき!」
ジリアン役・桑野東萌のかわいい容姿は女の子のあこがれの的。劇中のバレエシーンも見事です。そんなジリアンに女の子たちが駆け寄り、楽しそうに話をしていました。


お見送りの様子

惜しむように別れをつげた『人間になりたがった猫』の出演者たち。子どもたちの笑顔を糧に次なる公演地に向けて旅を続けます。

お子様から大人まで楽しめるミュージカル『人間になりたがった猫』。一般公演の「四季の会」会員先行予約はただいま受付中です。
詳細はこちらをご覧下さい>>

作品紹介はコチラ

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今年は『エルコスの祈り』で感動を届けます――ニッセイ名作劇場スタート

2009-06-03  

6月2日、東京都日比谷にて「ニッセイ名作劇場」がスタートしました。


地下鉄を降りて、「日生劇場」へ向かう児童たち/学校ごと順番に客席に案内されます

「ニッセイ名作劇場」は1964年の誕生以来、今年で46回目を数えます。
“生の舞台から、子どもたちに豊かな心を育んでもらいたい”。そんな願いから、子どもたちにミュージカルと触れ合う機会を与えようと、小学6年生を対象に劇場に無料招待してきました。
第1回目の公演から、財団法人ニッセイ文化振興財団が主催、日本生命が協賛し、劇団四季が制作・出演を務めています。

2009年度は東京ほか大阪・神戸・名古屋・横浜の全国5つの都市で、15万5千人の児童を招待します。そして今年、子どもたちに感動を届けるにふさわしい作品として選ばれたのが、『エルコスの祈り』。
「エルコス」という心を持ったロボットが、親から見捨てられ夢も希望も失った子どもたちに大切な心を思い出させてくれる、心温まる作品です。


物語の最後には「語りかけよう」を合唱する場面も

初回の午前の部は都内の20校、およそ1,300人の児童たちが来場。客席はほぼ満席状態にも関わらず、幕が上がってからはとっても静か。みんな物語の行方を食い入るように見守っています。
終演後、そんな児童たちのもとを尋ねると、夢中で感想を教えてくれました。

「なんか夢の中にいるみたいだった」
「ダンスがすごい! ジャンプとかみんなきれいにそろってた!」
「そう、みんながそろってるのがすごい。あれ何ヵ月もかけてたくさん練習してるんだと思う!」
「あと歌もみんなとっても上手だったよね。エルコスがすごくきれいな声だった」
「今日、実は嫌なことがあったんだけど、もう全部ふっとんじゃった」

引率の先生も、生徒たちの反応に喜びを抑えきれない様子です。
「学校ではこんなに子どもたちがはつらつとした姿はなかなか見られませんから、私も嬉しいです。
私は幸運にも引率として何度かニッセイ名作を観させていただきました。今日『エルコス』の歌を聞いて、20年か30年前だったか、この場所でこの作品を観たことを思い出し、涙が出ました。素晴らしい作品ですね。
今年で引退になりますが、最後にこの生徒たちと良い思い出が作れました。本当にありがとう」


終演後は出演者が子どもたちを見送ります(エルコス役 鳥原如未(写真左)/ジョン役 中村 匠(写真右))

『エルコスの祈り』は1ヵ月半にわたる「ニッセイ名作劇場」を経て、7月からは全国ツアーへと旅立ちます。あなたの街にもエルコスがやって来て、“忘れてしまった大切な気持ち”を思い出させてくれるはず。どうぞお楽しみに!

作品紹介はコチラ

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