劇団四季

【動画追加】『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演が始まりました

2011-07-31  

7月25日(月)、岩手県・大槌町の吉里吉里中学校にて『ユタと不思議な仲間たち』特別招待巡演が始まりました。

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東日本大震災の被災地・東北の子どもたちの元気と笑顔を取り戻したい――。

劇団四季のオリジナルミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』を被災地の子どもたちに届ける東北巡演プロジェクトが決定したのは今年の5月のこと。
この2ヶ月間の道のりは、四季にとっては非常に長い道のりでした。
現地視察に赴いたのが6月上旬。その日から技術スタッフ陣は演出変更のプランニングと新しい舞台の制作を進行。同時に俳優たちは新しいステージングと振り付けを身体に入れる稽古を連日行ってきました。

劇団創立以来最大とも言える大規模なこのプロジェクトをなんとしてでも実現すべく、劇団員が一丸となって準備を進め、ついにたどり着いた、今日の初日。
開演前、演出家・浅利慶太は「無事に成功するだろうかと心配な気持ちもあります」と正直な心の内を話しながらも、
「“生きる喜び”、“生きることの感動”、“生きているって素晴らしい”ということ。それが子どもたちに届けば良い。
それからどんな環境でも情熱を持って生きていけば、人生は変わってくるんだよ、ということを伝えたい」
と静かに熱く語りました。

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津波被害の爪痕が残された街。右奥は大槌町役場/東北特別招待公演の意気込みを語る演出家・浅利慶太。


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学校に到着すると、生徒の皆様が歓迎してくださいました。/学校の視聴覚室をお借りして、ウォーミングアップをする俳優たち。集中力を高めます。

公演には会場となった吉里吉里中学校の生徒96名のほか、震災後同中学校内に移転した大槌中学校の生徒287名、そして地域の小学生5校102名と教員ら総勢560名が来場。

大槌中学校の生徒は、修学旅行で『ライオンキング』を観劇する予定でした。しかし震災の影響からやむを得ず中止に。そんな中、招待公演の実施が決定し、今日の日を心から楽しみにしてくださっていたのでした。

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7月半ばに、劇団宛に届けられた大槌中学校からの便り。このメッセージを胸に、カンパニーは東北に旅立っていました。

この日ばかりは見慣れた体育館が劇場へと様変わりし、子どもたちは驚きの表情を浮かべます。円形の舞台に沿って着席。
劇中は子どもたちの明るい笑い声が聞こえ、激しいダンスナンバーでは集中して舞台を食い入る姿が見られました。

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子どもたちの笑い声が体育館に響きました

カーテンコールは、劇中のテーマ曲「友だちはいいもんだ」をみんなで合唱。“一人はみんなのために、みんなは一人のために”の歌声が体育館に響き渡りました。

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カーテンコールの様子

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出演者に見送られながら、生徒たちは教室、また他校から来た生徒はバスで学校へ。

終演後、俳優たちに思い掛けないサプライズがありました。生徒たちから感謝の言葉が送られたのです。

「この震災で私たちは家や家族などたくさんの大切なものを失ってしまいました。その悲しみは語りきれないもので、立ち直ろうという気持ちにはなかなかなれませんでした。
しかし、今私たちは世界中の人から応援をいただいていて、そのお陰で少しずつですが笑顔と元気を取り戻しています。
この公演でも勇気を踏み出そうというメッセージが伝わり、復興への大きな力になりました。
勇気と希望を持てば、ここ大槌町も以前のように活気のある元気な街になることを信じ、感謝の気持ちを忘れずに明日へ一歩一歩、歩んでいきます。ありがとうございました」

この力強いメッセージから、逆に勇気をいただいた俳優たち。ユタ役の上川一哉は「ありがとうございました」と、涙をこぼしながら精一杯のひと言を伝えました。

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大槌中学校の生徒から感謝の言葉に、カンパニーは強く励まされました。

無事に大槌町公演を終えた『ユタ』カンパニー。明日は次なる公演地、大船渡へ向かいます。


『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演 初日・大槌町公演VTR


 


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『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演
7月25日((月)〜8月26日(金)
東北3県(岩手・宮城・福島) 計13都市 27回公演

作品紹介はコチラ

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四季劇場[夏]に記念撮影スポット“ガストンの酒場”が登場!

2011-07-31  

四季劇場[夏](東京・大井町)でロングラン上演中の『美女と野獣』東京公演。夏休みとあり一段と盛り上がる劇場に、このたび記念撮影スポットがお目見えしました。

2階ロビーへと向かう階段を上ると目の前に現れるのは……ガストンの酒場!ビールの小道具も用意された本格的なセットでの写真撮影をお楽しみいただけます。

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『美女と野獣』に登場する“ガストンの酒場”で、記念撮影はいかがですか?

撮影スポットは早くも、ビールを持ち思い思いのポーズで撮影を楽しむお客様で賑わっています。

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また、今後も新たな記念撮影スポットが登場の予定。『美女と野獣』観劇の際には是非お立ち寄りください!

※撮影はお客様ご自身のカメラをご使用ください。


『美女と野獣』東京公演
四季劇場[夏]
◆11月30日(水)公演分まで好評発売中!
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『ライオンキング』札幌公演、来場者数10万人達成!

2011-07-31  

今年3月27日(日)、北海道四季劇場のグランドオープン作品として開幕した『ライオンキング』札幌公演が、7月29日(金)の公演にて来場者数10万人を達成しました。

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記念すべき10万人目のお客様と、『ライオンキング』出演俳優たち。

29日(金)のカーテンコールでは、出演者を代表しスカー役の渋谷智也から10万人達成のご報告をさせていただくと、客席からは歓声が起こりました。

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カーテンコールではスカー役の渋谷智也が10万人達成の挨拶を行いました。

「ご来場いただき誠にありがとうございます。『ライオンキング』札幌公演は本日で10万人目のお客様をお迎えすることができました。これもひとえに、皆様のあたたかいご支援の賜物と出演者・スタッフ一同心よりお礼を申し上げます。
更なるロングランを目指して、1回1回の舞台を精一杯つとめて参ります。どうぞ、引き続きご声援賜りますよう、お願い申し上げます。本日はありがとうございました」


10万人目のお客様となった、札幌市からお越しのご家族へは、出演者から感謝の気持ちを込めて花束と出演者全員のサイン入りポスターを贈呈。
「10万人目に選ばれ大変驚いていますが、迫力の舞台を間近で見ることができて感動しました」
と笑顔でお応えいただきました。

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10万人目のお客様には、記念に花束と出演者全員のサイン入りポスターが贈呈されました。

今後も北の大地で、より多くのお客様を魅了し続けるべく『ライオンキング』札幌公演は、12月18日(日)までのロングラン延長が決定。
躍動感溢れるサバンナの世界を体感しに、是非劇場へお越しください。


『ライオンキング』札幌公演
北海道四季劇場
12月18日(日)公演分まで好評発売中!

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拍手と唄と笑顔と涙――『ユタと不思議な仲間たち』釜石公演より

2011-07-30  

7月29日(金)、東北巡演3ヶ所目、釜石公演が行われました。

今回会場としてお借りした釜石中学校の体育館は、避難所として使用され、大勢の方々がここで生活していらっしゃいました。
現在は仮設住宅等への転居が進み、体育館は空いたものの、校舎内の武道場や旧体育館はいまだ避難所として使用。
また同校には、全壊してしまった釜石東中学校が間借りするかたちで転居し、同じ校舎内で2つの学校の生徒が勉強されています。

公演は午前と午後の2回行われ、午前の部には鵜住居(うのすまい)小学校や唐丹(とうに)小学校など市内6校より5・6年生の、計485名が来場しました。
両校もまた津波による甚大な被害を受けて校舎が全壊。他校の教室を間借りして授業を受けています。

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子どもたちの明るい笑い声が響きました。

午後の回には釜石中学校の生徒ほか、校内の避難所や仮設住宅で生活されている方など一般の方も来場されました。

劇中は子どもから大人まで終始笑い声が絶えず、命の尊さを唄った「生きているって素晴らしい」のナンバーの終わりには、歌詞への共感を表すような温かい拍手が。
またクライマックスの「ユタの体力づくり」では、一人、二人、そして三人と手拍子が起こり始め、皆がユタの成長を応援してくださいました。

四季の舞台を初めてご覧になる方が圧倒的に多い中で起きた自然な拍手や笑いに、いつしか舞台と客席の間に一体感が。

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そしてカーテンコールになると、笑顔で溢れた本編から一転して、女性も男性も子どもも、ほとんどの方が涙を流され、唇を震わせながら「友だちはいいもんだ」を合唱しました。

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涙で迎えたカーテンコール。

真っ赤な目をしながら笑顔で「元気が出たよ!」と声を掛けてくださるお客様に、俳優たちは涙で声をくもらせながら「ありがとうございました」と、一人ひとり固く長い握手を交わしました。

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「家が半壊して、今は家族と仮設住宅で暮らしています。ユタが頑張っていたので、僕も頑張らなきゃと思いました」(鵜住居小学校 6年生男子)

「真夏の暑いときに、私たちを応援するために来てくださってありがとうございます。
縮小した舞台を上演するのではなく、東京と変わらない舞台を釜石まで来て上演してくださった。
そして皆さんが私たちのために一生懸命やってくださった。それがとにかく嬉しかった……。
震災でたくさんの方が応援してくださり、それらを比較することは出来ませんが、今日のはまた格別でした」(女性のお客様)

この公演に尽力してくださった教育委員会職員の立石 孝さんは、
「こんなに近い距離で舞台が観られるなんて、子どもたちにとってこんな体験はもう無いかもしれませんね。
震災で失ったものは多く、取り戻すことの出来ないものはたくさんあります。
けれど劇団四季さんをはじめ、多くの方々が釜石に来てコンサート等を開いてくださいました。震災がなかったら、おそらくそれは経験することが無かったことかもしれません。
子どもたちに夢を与えてくださったことは本当に有難く、希望をいただきましたよね」
と語りながら、舞台の撤収作業をスタッフに交ざって作業してくださいました。

そして、「ボランティアでいいから故郷・釜石に行きたかった」と思い続けてきたことが、舞台を通じてその役目を果たすことが出来た菊池。

「ホッとしました。お見送りで皆さんと触れ合ってようやく、ああ、伝えたかったことが伝えられたんだなという実感が沸きました。
『ユタ』には長く出演していますが、今日はこれまで経験したことのない反応でした。お客様が感動の空気を作ってくださった。
出身地ということでこの釜石公演に対しては色々な思いはありましたが、舞台への心構えというのはどの公演地においても変わることはありません。被災した人たちの苦しい思いに大小はありませんからね。
東北公演はまだ始まったばかりですから、これからも頑張りますよ!!」
と、右手にこぶしを作り、晴れやかな笑顔を見せます。

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地元の方々がボランティアで撤収作業を手伝ってくださいました/釜石公演を終えて撤収作業をする菊池 正。

この日の会場の一体感は、大切なメッセージを届けるために東北を旅するカンパニーにとって、強い手応えを感じた公演となりました。この思いを胸に、次の公演地宮古に臨みます。

 


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『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演
7月25日((月)〜8月26日(金)
東北3県(岩手・宮城・福島) 計13都市 27回公演

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『思い出を売る男』東京公演 延長決定!

2011-07-30  

9月10日(土)に東京・自由劇場で開幕する『思い出を売る男』東京公演。
この度、皆様のご要望にお応えして、9月30日(金)までの延長公演が決定しました!

□延長公演期間 
9月27日(火)〜9月30日(金)
詳しい公演スケジュールはこちら>>>

□発売日 
8月20日(土)一般発売開始
8月13日(土)「四季の会」会員先行予約開始

※9月10日(土)〜9月25日(日)公演分
本日より一般発売開始!

『思い出を売る男』東京公演
9月10日(土)開幕!
自由劇場
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『クレイジー・フォー・ユー』東京公演開幕間近――駅構内にポスターが出現!

2011-07-29  

8月10日(水)より開幕する、『クレイジー・フォー・ユー』東京公演。
先日27日(水)に全国ツアーも千秋楽を迎え、カンパニーもあざみ野へと戻ってきました。そして、早くも東京公演に向けた稽古が始まっています。

一方、開幕も間近となり、街中にも『クレイジー・フォー・ユー』の足音が聞こえてきました。現在、首都圏の主要駅には、ポスターが出現しています!

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『クレイジー…』の大きなポスターが首都圏の駅に出現!現在47ヵ所で展開中です。

このポスターは8月7日(日)までの間、首都圏のJR・東急・メトロ・都営地下鉄の各主要駅47ヵ所にて展開中。ボビーとフォーリーズガールズが道行く皆さんに明るく微笑みかけます!ぜひ、見つけてみてください。


『クレイジー・フォー・ユー』東京公演プロモーションVTR

『クレイジー・フォー・ユー』
東京公演8月10日(水)開幕!
四季劇場[秋]
9月11日(日)公演分まで好評発売中

作品紹介はコチラ

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『ユタと不思議な仲間たち』カンパニー、釜石市へ

2011-07-28  

『ユタと不思議な仲間たち』釜石招待公演を翌日に控えた7月28日(木)。
ここ岩手県・釜石市出身の菊池 正、宮城県出身の柏谷巴絵、劇団四季会長・佐々木典夫の3名は釜石市長の野田武則氏のもとを訪問しました。

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左から:野田武則釜石市長、菊池 正、柏谷巴絵、劇団四季会長 佐々木典夫

「よくおいでくださいました。公演を実現してくださって、誠にありがとうございます」と歓迎してくださった野田氏は、震災について「自分が生きている間にこんな震災に遭うとは思いもしなかった。私だけでない。みんながそう思っていた」と話し、当時の状況と子どもたちの様子を詳しく説明してくださいました。

「ライフラインが途絶え、3日間閉じ込められました。自衛隊の姿を見た瞬間、“ああ、助かったんだ”と思いましたね。
釜石市が津波に襲われる映像はニュースですぐに流れましたが、情報を持つ術がなかった私たちはここ周辺だけが被害にあったものだと思っていました。ところがそうではなかった。情報が入ってくるようになるにつれ、事態の深刻さを知りました。
釜石市の学校は3校が全壊。これらの学校は別の学校に移設して、今授業を受けています。
明日児童が鑑賞に来る鵜住居(うのすまい)小学校もその一つ。日頃から避難訓練を徹底していたお陰で生徒は全員無事でしたが、ご家族を失った児童は30名います」

また、「ニュースで津波の映像を見て、私はここ(東京)にいていいのかな、という疑問が常に頭にありましてね……。ボランティアで行きたいって、思っていたんです」
と複雑な表情で話す菊池を心配し、市長は彼の実家のある地区の状況も教えてくださいました。

これまで2公演を終え、出会った子どもたちが元気でいる姿を見てカンパニーが逆に勇気づけられていることをお伝えすると、
「一見元気そうに見えますが、子どもたちの心の奥にある傷は深く、癒えていません。だからと言って、皆様は心配なさらないでください。“生きる”というメッセージを送り続けること。それが今の子どもたちに大切なのですから」
と激励をいただきました。

その後、吉谷昭雄、菊池 正、道口瑞之、あべ ゆき、柏谷巴絵、和田侑子の6名は鵜住居小学校の5・6年生を対象にしたソングセミナーを実施しました。
この学校は、先に市長からお話いただいたように、校舎が全壊してしまったため現在小佐野小学校に移設。
明日、公演を観に来てくれる彼らと、劇中歌の「生きているって素晴らしい」と「友だちはいいもんだ」を練習し、合唱しました。

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鵜住居小学校児童との交流の様子

このあと菊池は、ある方にお会いするため、津波の被害を受けた「釜石市民文化会館」を訪れました。菊池が面会したのは、釜石教育委員会元職員の立石 孝さん。
実は釜石公演が上演されるまでには、立石さんほか、地元の方の熱い尽力と働きかけがあったのです。

釜石市での劇団四季公演は1991年に上演した『雪ん子』以来、行われておりませんでした。しかし、劇団四季をもう一度釜石に呼んで子どもたちに観せてあげたいと願っていた立石さんは、同郷の俳優が劇団にいると知って菊池を頼って連絡。その熱い思いを受け取った菊池は仲立ちとなり、公演実施に向けて動いてきました。
その甲斐あって、ついに釜石公演が今年9月に決定。「こころの劇場」(児童招待公演)の『はだかの王様』が上演されることになりました。
10年ぶりとなる念願の劇団四季公演に、立石さんや地元の方々はとても喜び、感謝してくださったと話します。
しかし、会場予定だった「釜石市民文化会館」は津波の被害に遭って半壊。公演は中止となってしまいました。
ところがその後、東北巡演プロジェクトが始動。『ユタと不思議な仲間たち』釜石公演が実現することになったのです。

市民文化会館で立石さんと再会した菊池は、握手を交わします。そして1階部分がほとんど津波に流されてしまった劇場を案内いただきました。
『はだかの王様』を上演する予定だったホールはすべて椅子が撤去され、むき出しの状態に。
立石さんは、「シートが古びてきたので張り替えようとした矢先に震災。このような状況でシートを取り外すことになるとは思いもしませんでした」
と無念の色を浮かべます。

また震災時、会館は公共施設ということで避難所として使用することになりつつありました。しかし大津波が来るかもしれないという知らせが入り、集まった人たちはすぐに別の高台へ避難。
その直後に3メートル以上の波が押し寄せましたが、皆すでに避難を終え、人命の被害は免れたそうです。

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半壊した釜石市文化会館/釜石公演において尽力くださった立石 孝さんと菊池 正

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会館内の様子。壁には波で浸水した跡が残されていました/2階は現在、ボランティアや自衛隊の方々が集められた拾得物の管理場所に。

明日の『ユタと不思議な仲間たち』釜石公演に向けて舞台設営とリハーサルが行われていた釜石中学校の様子を、立石さんは窓の向こうから見つめていらっしゃいました。
「こういう形で実現させてくれて本当にありがたい。私が手伝わせてもらったのは、ただ最初の方だけ。あとはもう、みんなが楽しんでくれればそれで嬉しいです」

これらの情報は、その日のうちに、俳優ミーティングの場で伝えられました。
四季の舞台を心から待ってくださっている方々がいる。公演を実現するまでには多くの方々の、大きな力がある。

“生きる勇気”、“仲間の大切さ”。四季は『ユタと不思議な仲間たち』の舞台から、メッセージを発信し続けます。

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釜石市の現状が伝えられた、俳優ミーティング。

 


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『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演
7月25日((月)〜8月26日(金)
東北3県(岩手・宮城・福島) 計13都市 27回公演

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『クレイジー・フォー・ユー』全国ツアー公演、感動のフィナーレ!

2011-07-28  

今年2月19日(土)からスタートした『クレイジー・フォー・ユー』の全国ツアー公演が、7月27日(水)に福島県郡山市でフィナーレを迎えました。

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7月27日(水)『クレイジー・フォー・ユー』全国公演千秋楽のカーテンコールの様子。

2005年以来6年ぶりの『クレイジー・フォー・ユー』全国ツアーとなった今回の公演は、劇団四季、そしてカンパニーにとって忘れられないツアーとなりました。
3月11日の東日本大震災。
名古屋公演の準備中だったカンパニーに大きな被害はなかったものの、その後、5都市12公演が中止となり、公演数は予定していた100回から88回に。日本を襲った悲劇に、俳優・スタッフにも
「演劇が何か力になれるのか」
と葛藤がありました。
しかし、こんなときだからこそ、“ショーでみんなを元気にしよう!”という本作に込められたメッセージは、震災後の自粛から復興という流れの中でこれまで以上に各地で温かく迎えられ、
「この作品で、日本中を元気にしてほしい!」
「憂鬱な毎日でしたが、明日から前向きに生きていこうと思いました!」
と、お客様からお声をかけられることでカンパニーも力をもらうことができました。
こうして、劇団とお客様が一体となり、演劇のもつ“人生を前向きに明るく生きる力”を再発見することができた大切なツアーとなったのです。

千秋楽の会場は、福島県郡山市の郡山開成学園建学記念講堂。
郡山開成学園の創立65周年記念の行事の一環として、7月26・27日の二日間にわたり、郡山女子大学及び短期大学部、高等学校の生徒、延べ約1,800名が観劇しました。本来は5月に予定していたこの公演も、震災の影響でこの日にようやく幕をあけることが叶いました。

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千秋楽当日の空は快晴。/開場時には多くの学生、生徒で講堂前がにぎわいました。

舞台の幕があくと、笑いあり、純粋なラブストーリーあり、そしてなにより心躍る軽快なリズムに乗ったタップダンスで魅了し、学生たちも心から楽しめた様子。カーテンコールでは熱い歓声と拍手に講堂が包まれました。
郡山開成学園の先生方からも、
「学生や生徒たちは日常の生活を取り戻しつつあるものの、まだ不安を抱えながら生活しております。終演後は皆、良い顔をしておりましたので、元気をもらったことと思います。素晴らしい舞台をありがとうございました」
とのお言葉を頂き、千秋楽にふさわしい感動のフィナーレとなりました。

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観客からの大きな拍手に俳優たちも笑顔で応え、感動のフィナーレに。

全国ツアーで一回り大きくなったカンパニーは、8月10日から四季劇場[秋]にて東京公演に臨みます。日本全国に元気を与えてきた『クレイジー・フォー・ユー』。あなたとあなたの大切な人にとびきりのハッピーを届ける、今だからこそ観て頂きたいミュージカルです。

そして全国ツアー公演の次回作は、ミュージカル『夢から醒めた夢』。ピコとマコ、ふたりの少女が紡ぎだすファンタジックな物語が9月18日(日)より日本各地を巡ります。どうぞお楽しみに!


『クレイジー・フォー・ユー』
東京公演8月10日(水)開幕!
四季劇場[秋]
作品紹介はコチラ

『夢から醒めた夢』
全国公演9月18日(日)スタート!
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『ユタと不思議な仲間たち』大船渡公演 レポート

2011-07-27  

7月27日(水)、『ユタと不思議な仲間たち』東北巡演2ヶ所目の大船渡公演が行われました。

会場は大船渡市立第一中学校。午前と午後の2回公演が実施され、市内の小中学校から合わせて約700名の生徒が鑑賞しました。

第一中学校の生徒の皆様は、先生のはからいにより本作のテーマ曲「友だちはいいもんだ」を事前に練習してくださったとのこと。実際、前日に舞台設営のため学校を訪れていた際、各教室から「友だちはいいもんだ」のきれいな合唱が聞こえてきていました。
「みんなでこの日のために準備をして、ずっとずっと楽しみにしていたんですよ」と、先生は嬉しそうに話します。

上演中は終始生徒たちの明るい笑い声が響き、いじめられっ子だったユタがたくましく成長を見せるダンスシーンでは、前のめりになりながら小さく手拍子をして一身で応援してくれている子どもの姿がありました。

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笑顔で溢れた公演。/子どもたちは祈るようにしてユタを一生懸命応援してくれました。(写真右)

終演後、大船渡第一中学校の生徒会長を務めている女子生徒から、出演者らに感謝の言葉が送られました。

「今日は、お忙しい中私たちにミュージカルを観させていただいて本当にありがとうございました。
震災でたくさんの命が奪われてしまって悲しい思いをたくさんしましたが、生き残った命も大切だということを教えてもらいました。
これからは私たちが引っ張って、故郷を復興出来るようにがんばっていきたいと思います」

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終演後、第一中学校 生徒会長から感謝の気持ちが伝えられました。

津波の大きな爪痕が残されたままの街を通りながら学校に入ったカンパニーにとって、子どもたちの前向きな力強い言葉と笑顔には、ただただ感動と、大きな勇気をいただくばかりです。
子どもたちからもらった「ありがとう」の言葉を胸に、次なる公演地、釜石市を目指します。



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『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演
7月25日((月)〜8月26日(金)
東北3県(岩手・宮城・福島) 計13都市 27回公演

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オズの国を探検!『ウィキッド』福岡公演「バックステージツアー」開催中

2011-07-27  

ミュージカル『ウィキッド』福岡公演を上演中のキャナルシティ劇場にて、7月21日(木)、「四季の会」会員限定イベント「オズの国探検ツアー〜バックステージツアー〜」が開催されました!

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「オズの国探検ツアー〜バックステージツアー〜」の様子

このイベントは、普段は覗くことのできない舞台裏や舞台上に足を踏み入れる探検ツアー。
客席からではわからない舞台の裏側にはどんな魔法の世界が広がっているのか、ツアー開始を待つお客様の期待も高まります。

舞台監督の合図でお客様を舞台上に案内すると、いよいよ探検ツアーがスタート!舞台袖に入ると、オズヘッドや銅像などの大道具から、グリンダの杖や魔法の教典などの小道具まで、様々なものが所狭しと置かれています。よく見るとどの道具も客席からは見えにくい細部まで細かくデザインが施されており、全てをじっくり見ていると、あっという間に時間が過ぎていきます。

さらに舞台裏の奥へ進むと、衣裳やカツラが通路の両脇にずらりと並ぶエリアへ。気になったことはすかさず技術スタッフへ質問。見ただけではわからないこだわりが解き明かされていきます。

舞台裏を回ったら、再び舞台上へ。一見、舞台の床は平らで何の変哲もないようですが、実はこの床にも様々な仕掛けが。そして見上げた天井にも実は沢山の装置が隠されています。舞台上には目を凝らしてじっくり探検しないとわからない秘密がたくさんあるようです。

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舞台上の床にも様々な仕掛けが。

また、客席には舞台監督がお客様からの様々な質問に答えるコーナーも。
「ドラゴンはどうやって動かしているのですか?」
「雨のシーンはどうやって表現しているのですか?」
など多くのご質問が寄せられ、なんと実際にドラゴンを動かして説明をする場面もありました。

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お客様からの様々な質問には舞台監督が回答。実際にドラゴンを動かしながら解説す場面も!

この魅力溢れる「オズの国探検ツアー〜バックステージツアー〜」の開催は、8月4日(木)の残り1回。福岡での『ウィキッド』千秋楽も近づく今、オズの国の秘密を知るチャンスを、どうぞお見逃しなく!


イベント」詳細はコチラ>>

ミュージカル『ウィキッド』福岡公演
キャナルシティ劇場(旧福岡シティ劇場)
絶賛上演中!8月28日(日)千秋楽

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