東日本大震災の影響による公共交通機関の大幅な乱れや運休などのご事情によりご観劇いただけなかった方を対象に、お振替もしくは払い戻しの対応をさせていただきます。下記の公演が対象となりますのでご確認の上、お手続きいただけますようお願い申し上げます。
※なお特別にお知らせのない公演につきましては、通常通り実施させていただきます。
□お振替及び払い戻しの対象公演:3月31日(木)までの各公演
□受付期間:4月30日(土)まで
※4月以降の公演につきましては、被災された方・公共交通機関の運休によりご観劇いただけない方を対象にお振替もしくは払い戻しの対応をさせていただきます。お電話にて劇団四季予約センターまでお問い合わせください。
□受付方法:
電話受付
| 【劇団四季予約センター】
電話:0120−489−444 <10時〜20時> |
※「計画停電」のため劇団四季予約センターの営業を停止している場合がございます。
詳細はこちら>>
※ご観劇とあわせて託児サービスのお申し込みをされている方は、各託児会社にて託児サービスのお振替・キャンセルのお手続きをいただけますようお願い申し上げます。
各託児会社連絡先はこちら>>
3月21日(月)、鹿児島県・長島町にてミュージカル『エルコスの祈り』が千秋楽を迎えました。
『エルコスの祈り』が「こころの劇場」作品として、公演をスタートさせたのは2009年6月。東京・日生劇場での「ニッセイ名作劇場」公演から始まり、翌7月からは全国ツアーに出発しました。カンパニーはおよそ2年を掛けて、北は北海道の利尻島に。南は沖縄県石垣島、宮古島と、日本の端から端まで駆け巡り、たくさんの子どもたちと出会いました。
公演都市は、223都市。総公演回数、480回。来場した児童は、約57万人に上ります(※こころの劇場、日生名作劇場、日産労連チャリティ公演、一般公演を含む)。
その旅路では、全国公演に力を入れている四季が毎年のように訪れている公演地のほかに、長崎県の五島列島など、この旅で初めて足を踏み入れた街もありました。
“一人でも多くの子どもたちに届けたい”という思いは、地元の方を中心に多くの人々の協力を得て実現され、感動の輪は広げられてきたのです。
2年に及ぶ壮大な全国ツアーが終止符を打ったのは鹿児島県・長島町ですが、当初予定されていたのは山梨県・甲州市でした。
3月11日に発生した東日本大地震の影響を受けて、ツアー最後の2公演(静岡県・長泉町公演と甲州公演)がやむを得ず中止に。心待ちにしてくださったお客様がいらっしゃる以上、この決定はカンパニーにとっても辛いことでした。
迎えた千秋楽の長島町公演では、舞台を届けることが叶わなかったお客様の分まで熱い思いを伝えようと、カンパニー一人ひとりから意気込みが滲みます。
その思いが届いたのか、開場一時間前から扉の前には行列が。小さいお子様から年配のお客様まで、年に一度の観劇を楽しみにされていた様子で、まだ開かない扉の向こうを見つめます。

開場を待つお客様の様子。
幕が上がると、子どもたちは時折声に出して笑いながら、夢を見ているかのような表情で舞台に釘付けに。素直にミュージカル体験を楽しんでいました。
「みんな、人間の心にあるものの中で一番美しいのは許すという気持ちなのよ。・・・私は人間が忘れてしまったすべてのもの、少しは気になって心の片隅に残しているもの、それを記憶しているだけ。
私はみんなの忘却の湖を泳いで、心をひろい集めている、機械です」
クライマックスでエルコスがユートピア学園の子どもたちに語りかける、温かい言葉。この言葉がお客様の心にも響いたのか、多くのお客様が涙を拭っていらっしゃいました。
カーテンコールでは、割れんばかりの拍手が劇場に鳴り響き、出演者、お客様、会場にいるすべての人で劇中歌「語りかけよう」を合唱して、ゆっくりと幕が閉じられました。

出演者、お客様で「語りかけよう」を合唱しました。
2年間、各地を巡演する中で、カンパニーはたくさんの「ありがとう」と希望に満ちた笑顔に出会い、また子どもたちからたくさんの手紙をいただきました。
『エルコス』と出会い、“仲間の大切さ”“命の大切さ”を知った日本全国の子どもたちが、これからの明るい未来を築いてくれますように――。
『エルコスの祈り』の長い旅は幕を閉じましたが、カンパニーの夢は、いつまでも果てません。
4月からの全国ツアー公演は、個性あふれる登場人物が人生に大切なことを教えてくれる『はだかの王様』。
世界中の人々から愛されたアンデルセン童話をもとに、詩人・劇作家の故寺山修二が書き下ろした人気のミュージカルです。どうぞお楽しみに!
『はだかの王様』全国ツアー公演
4月30日(土)開幕!
チケットのお求めはコチラ>>
東日本大震災の被害にあわれた皆様に対し、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早く復旧されますよう心よりお祈り申し上げます。
この度の震災の影響により、電力供給不足に伴う「計画停電」が実施されております。 公演当日の電力供給、お客様の安全などを考慮し、ご主催様と協議の結果、『エルコスの祈り』全国公演の下記公演地につきまして中止とさせていただくことを決定いたしました。 公演を心待ちにしていた皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○3月26日(土) 長泉町公演(長泉町文化センター・ベルフォーレ) なお、既にご購入いただきましたチケットに関しましては、払い戻しをさせていただきます。 |
【払い戻し方法】
1.劇団四季予約センター、四季オンラインチケット、劇団四季自動予約でご予約のお客様
ご購入いただきましたチケットと、必要事項をご記入の上、3月31日(木)までにご返送ください。
なお、郵送事故防止のため、簡易書留にてお送りください。
□ご送付先
〒225−8585
横浜市青葉区あざみ野1−24−7
劇団四季 全国公演本部 払い戻し係
(エルコスの祈り ○○公演 分)
□同封物
1、チケット
2、下記内容を記入したメモ
・お名前(「四季の会」会員の方は会員番号)
・ご返金を行う金融機関口座
金融機関名・支店名
口座種別
口座番号(郵便局の場合は記号+番号)
口座名義(フリガナもお願いたします。)
・郵便番号
・ご住所
・電話番号(ご連絡がとれる電話番号をお願いいたします。)
2.地元プレイガイド(劇団四季以外)でご購入されたお客様
【長泉町公演】
払い戻し期間: 2011年3月23日(水)〜4月30日(土) 8:30〜17:15(休館日除く)
払い戻し方法: 長泉町文化センターにて、ご購入済みのチケットとお引換の上、払い戻しいたします。
遠方等の理由で口座振り込みをご希望される方は、下記までご連絡ください。
ご注意事項: 各プレイガイドでの払い戻しはできません。あらかじめご了承ください。
お問い合わせ先: 長泉町文化センター (TEL055−989−0001/FAX 055−989−0500)
(E−mail ver@nagaizumi.org)
【甲州公演】
払い戻し期間: 2011年3月23日(水)〜4月30日(土) 9:00〜17:00(月祝休)
払い戻し方法: 甲州市民文化会館にて、ご購入済みのチケットとお引換の上、払い戻しいたします。
遠方等の理由で口座振り込みをご希望される方は、下記までご連絡ください。
ご注意事項: 各プレイガイドでの払い戻しはできません。あらかじめご了承ください。
お問い合わせ先: 甲州市民文化会館 (TEL0553−32−1411)
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
| □お問い合わせ 劇団四季 全国公演本部 TEL 0120−660−442(10時〜18時) ※なお劇団四季 全国公演本部の所在地(横浜市青葉区)は「計画停電」の対象エリアとなっております。 「計画停電」が行われている時間帯はお電話がつながらない場合がございます。 ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆「計画停電」におけるサービス状況のご案内はこちらをご確認ください>> |
現在、全国巡演中の『エルコスの祈り』カンパニー。全国各地の感動をお届けしているその裏には、俳優とともに一丸となって舞台を創りあげているスタッフの姿があります。そんなスタッフからみた作品の魅力や全国ツアーならではのエピソードをご紹介します。
音響:柴田 剛
音楽の魅力――
『エルコスの祈り』には多彩な音楽がたくさんつまっています。
まずは、規則に固められ個性のない子どもたちが通うユートピア学園を表した「ユートピア学園のテーマ」から始まり、子どもたちとエルコスの心の交流を描く「エルコスはマジシャン」が明るくリズミカルに繰り広げられます。そして次に歌われるナンバーは、明るい雰囲気とは一転、悲観にあけくれた三人組の教師が歌う演歌調の「手ぐねひいて」。
この辺りから、クライマックスに向け臨場感のあるシーンとなっていきます。ラストはエルコスが歌う「忘却の湖」と「私はロボット」。“生きる喜び”や“命の大切さ”を語りかけていくこのナンバーが歌われると、会場全体が感動に包まれていくのがこちらまで伝わってきます。
また、『エルコスの祈り』は、メロディラインもきれいですが、ベースラインもよく聞いてみるとまた一味違った楽しさを感じることができると思います。

「ユートピア学園のテーマ」(写真左)/「エルコスはマジシャン」(写真右)
『エルコスの祈り』カンパニーのトリビア――
開演前になると、私たち音響スタッフは俳優たちが使用しているワイヤレスマイクのチェックをするのですが、いつも一番最初に来てくれる俳優は誰だと思いますか?
答えは、カンパニー全体の責任者である“公演委員長”。自分のチェックを一番に済ませ、その後はカンパニー全体の準備を温かく見守ってくださっているのだと思います。
このように俳優・スタッフともに協力し合うことで、全国各地、どこで公演を行っても毎回同じ感動をお届けすることができるのです。

『エルコスの祈り』の多彩な音楽はとても魅力的です。
これからご覧になるお客様へ――
笑いあり感動ありの『エルコスの祈り』は、あっという間に2時間が過ぎてしまう作品です。心温まる舞台を一人でも多くのお客様に観ていただくため、俳優・スタッフ一同毎日頑張っています。是非、お近くの劇場に、ユートピア学園に、遊びに来てください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

最後は「語りかけよう」を出演者とお客様で大合唱。是非、劇場で一緒に歌いましょう!
『エルコスの祈り』3月の公演地情報 □3月6日(日) 16時開演 宇和島公演(愛媛) 宇和島市立南予文化会館 □3月13日(日)15時半開演 唐津公演(佐賀) 唐津市民会館 □3月19日(土)17時半開演 志布志公演(鹿児島) 志布志市文化会館 □3月20日(日)17時半開演 鹿児島公演(鹿児島) 鹿児島市民文化ホール(第1) □3月21日(月・祝)17時開演 長島町公演(鹿児島) 長島町文化ホール |
『エルコスの祈り』
全国巡演中
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現在、全国巡演中の『エルコスの祈り』カンパニー。全国各地の感動をお届けしているその裏には、俳優とともに一丸となって舞台を創りあげているスタッフの姿があります。そんなスタッフからみた作品の魅力や全国ツアーならではのエピソードをご紹介します。
照明担当・前川美里
照明のみどころや特徴――
照明機材の前には、スクローラー(カラーフィルターを貼り合わせたロールが入っている色を変えられる機材)という機材がついています。この機材は、劇団四季が上演しているほとんどの演目で使用されているものです。一般的には照明の明りが消えている間に、お客様が分からないよう次の色に変更するのですが、『エルコスの祈り』での使い方は少し違います。歌に合わせて色を変化させたり、音に合わせてクルクルと変化させたり、と明かりがついたまま色を変えるシーンが沢山存在します。
照明で登場人物のテーマカラーを表現しているシーンもあるので、是非「色」に注目してみてください。

同じ曲の中でも色鮮やかに照明が変化します。
全国ツアーならではのエピソード――
ツアーは全国の色々な土地に行くので、歓迎会を開いてくださったり、きれいな星空を見せていただいたり、その土地ならではの美味しい食事を食べたせていただいたりと、地元の方に支えられながら公演を行っています。
また、全国ツアーというだけあって毎回違う劇場で公演を行います。そうなると、大きさも様々。劇場に合わせて、セットを飾ったり、明かりを作ったり、音を合せたりしています。言ってみれば、ツアー公演はその土地限定の『エルコスの祈り』なのです。

「色」を使って、登場人物のキャラクターや様々な場面を表現していきます。
これからご覧になるお客様へメッセージ――
『エルコスの祈り』はとても温かい気持ちになれる作品です。
一人一人が特別であり、生きていることは素晴らしいというエルコスのメッセージが多くの方に届くことを願っています。私たちスタッフも、お客様に喜んでいただけるよう精一杯やっていきますので、是非、観にいらしてください。

人間の心を持ったエルコスが、みなさんの街へやってきます!是非、あなたの心でエルコスの優しさを感じてみてください。
5月から始まった『エルコスの祈り』全国ツアーは早くも9ヵ月目に突入し、残すところ、あと1カ月となりました。
そんな2月初旬、エルコス役の五所真理子とジョン役の中村 匠が2月20日(日)の福山公演(於:リーデンローズ大ホール)に先駆けて広島市内を訪れました。
朝、広島駅についた2人は、まずその足で広島平和記念資料館へ向かいました。戦争の歴史と実相について描かれた劇団四季の作品『ミュージカル南十字星』の制作時に、勉強のため何度か訪れている中村。生まれて初めて広島にきた五所は、中村の話を聞きながら、原爆ドームや平和公園などを見て回りました。
ツアーで全国各地を日々移動していると、どうしても野菜が不足しがちに。そんな2人は、お昼ご飯に、キャベツや野菜がたくさん入っている「広島風お好み焼き」を選びました。写真を撮ったり、熱々のお好み焼きを頬張りながら、大満足の中村と五所。
つかの間の“広島”を満喫した2人はリフレッシュし、パワー全開で取材地へと向かいました。

広島を訪れた五所真理子(写真左)中村 匠(写真右)。/二人は広島風お好み焼きを堪能しました。
中国新聞、RCCラジオ、NHKラジオに伺い、観どころや役どころについてなど、インタビューに精力的に答えてゆきます。
この日、白い洋服を着ていた五所に、「本物のエルコスみたい!」と記者やパーソナリティの方々がコメント。緊張気味だった五所の表情も、それによってほころび、エルコスを演じる時、ロボットらしく見えるよう首の動き、走り方、生身の人間ぽくならないように気をつけているなど、この役ならではの演技について笑顔で話していました。
「エルコスはスーパーポジティブな女の子のロボットなので、役から教わる事も多いですね!」(五所真理子)
「いろいろ暗いニュースが多いですが、ささくれ立った心が温かく包まれるような作品です。劇団四季の全作品には共通しているテーマがあります。それは、『人生は生きるに値する』というもの。僕たちも、皆さんに『明日もがんばろう!』と思って頂けるよう、感動をお届けしたいと思っています」(中村 匠)

マスコミ各社で取材を受ける様子。
『エルコスの祈り』全国ツアーでは、エルコスをはじめ、物語の中心となる「ユートピア学園」の子どもたちが、皆様のお近くの街へ心温まるメッセージをお届けして参ります。エルコスとジョン、子どもたちに会いに、ぜひ会いに来て下さい!福山でお待ちしております!!
『エルコスの祈り』福山公演に向けた出演者からのメッセージVTR
『エルコスの祈り』
全国巡演中
「ラ・アルプ」1月号ならびに劇団四季オフィシャルウェブサイトにて発表いたしておりました『コンタクト』名古屋公演は、ミュージカル『赤毛のアン』の公演期間延長に伴い、上演を見送らせていただくこととなりました。何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
『コンタクト』の上演を楽しみにされていた皆様には深くお詫び申し上げると共に、今後とも劇団四季にご支援を賜りますようお願い申し上げます。
| 『赤毛のアン』名古屋公演【延長公演】
□公演期間 : 2011年4月6日(水)〜17日(日) □発売日 :一般発売 2月19日(土) |
ミュージカル『赤毛のアン』名古屋公演
新名古屋ミュージカル劇場
2011年2月20日(日)開幕!
2月20日(日)〜4月3日(日)まで好評発売中!
1月5日(水)、全国ツアー巡演中のミュージカル『エルコスの祈り』が、2011年第一回目の公演として、東京都「文京シビックホール」にて上演されました。
正月があけたばかりとあって、この日は親子のみならず、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に来場する子どもの姿も多く見られます。

開場前から、ホールの前には長蛇の列が。冬休み真っ最中の子どもたちで大変な賑わいを見せました。
時は50年後の未来。親や先生、友達にも見放され、夢や希望を失った子どもたちが集まる学校「ユートピア学園」に、心を持った人間型ロボット「エルコス」がやってきました。
「どんな時代にも、どんなことに出会っても、決してほほえみを忘れず、豊かな心を持って生きていける人間になってほしい」
エルコスは、科学者ストーン博士がこの願いを込め、人間の女の子そっくりに作りだしたスーパーロボットです。
個性を奪うような厳しい規律の中で生活する子どもたち一人ひとりに、優しく語りかけていくエルコス。子どもたちは次第に、忘れていた感謝の気持ちや笑顔を取り戻していくのですが・・・。

出演者と握手をする子どもたちの様子。
個性的なキャラクターや、躍動感のあるダンスでみるみる物語に引き込まれていく子どもたち。劇中では絶えず笑い声が響きわたります。エルコスの優しさに会場全体が包み込まれると、客席からは盛大な拍手が送られました。カーテンコールでは自然と手拍子が起こり、テーマソング「語りかけよう」を全員で歌いました。
終演後ロビーでは、出演者によるお見送りが行われました。お客様は笑顔に溢れ、中には心優しいエルコスに憧れを抱いたのか、「エルコスになりたいです!」と、握手をする姿も見られました。
――ご来場いただいたお客様の声――

お母様:「小学校6年生の時に、ニッセイ名作劇場で初めて『エルコスの祈り』を観ました。その時の感動が忘れられなくて、将来、子どもと一緒に来るのが夢でした。今日やっとその夢が叶い大変嬉しく思います。
子どもが初めてエルコスに出会ったのは、NHKの放送です。それからエルコスが大好きになり、いつも家で歌ったり踊ったりしていました。今日は、感動して涙を見せていましたが、『あくびしちゃった!』とごまかしていました(笑)」
お子様:「エルコスの優しくて、歌と踊りが上手なところが大好きです!」
子どもたちの心を豊かにするため誕生したロボット・エルコス。危険を顧みず、子どもたちに全身全霊で向かい合うその姿は、子どもだけでなく大人の心にも、“忘れてしまった大切な何か”を訴えかけます。ぜひ、ご家族揃って『エルコスの祈り』をご観劇ください。
『エルコスの祈り』東海地区公演の詳細 □1月7日(金) 18時30分開演 四日市市文化会館 第1ホール □1月8日(土) 18時開演 アイプラザ豊橋 □1月9日(日) 17時開演 中津川文化会館 □1月10日(月・祝) 17時30分開演 みよし市文化センターサンアート 大ホール □1月12日(水)・13日(木) 両日18時30分開演 名古屋市青少年文化センター アートピアホール |
『エルコスの祈り』
全国巡演中
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『エルコスの祈り』は、子供たちが、夢の詰まった万能ロボット「エルコス」と出会い、彼女の母親のような深い愛、優しさに触れることで、“大切な何か”を知る感動の物語です。
現在、全国絶賛巡演中の、その『エルコスの祈り』カンパニーから岡崎克哉、染谷沙絵子、南 晶人のメッセージが届きました。劇団四季のファミリーミュージカルの中でも、特に人気の高い本作が、いよいよ東海地区の街々に戻って来ます。この冬はぜひご家族で、「エルコス」の心に触れてみませんか。
『エルコスの祈り』カンパニーからのメッセージVTR
『エルコスの祈り』東海地区公演の詳細 □1月7日(金) 18時30分開演 四日市市文化会館 第1ホール □1月8日(土) 18時開演 アイプラザ豊橋 □1月9日(日) 17時開演 中津川文化会館 □1月10日(月・祝) 17時30分開演 みよし市文化センターサンアート 大ホール □1月12日(水)・13日(木) 両日18時30分開演 名古屋市青少年文化センター アートピアホール |
『エルコスの祈り』
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日本全国の子どもたちに演劇の感動を伝える「こころの劇場」事業として全国ツアー中のミュージカル『エルコスの祈り』にて、クリスマスチャリティー公演が行われました。

今年度のチャリティー公演の千秋楽を飾った文京公演の様子
この公演は日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」が主催となり、ハンディキャップを持った方々やそのご家族を招いて行われているもの。その活動は今年で35回を数え、今年度は北海道旭川を皮切りに全国22ヵ所での開催となりました。
チャリティー公演千秋楽となった12月22日の東京・文京公演(文京シビックホール)。
サンタクロースとトナカイがお客様をお出迎えし公演がスタートすると、物語の進行と共に客席のお客様は緊張の面持ちで舞台を見守ったり、笑い声や手拍子を送ったり。終盤のクライマックスシーンでは「エルコス!」「ジョン!」と登場人物を呼ぶ声も聴こえ、物語に入り込み楽しむ様子が伺えました。
終演後は出演俳優がロビーでお客様をお見送り。目の前に現れた俳優たちに声を上げて喜ぶお客様も見られ、終始賑やかな雰囲気に包まれながら千秋楽の幕が下りました。

終演後、出演者がロビーに揃いお客様をお見送り。笑顔で握手を交わしました
その後クリスマスチャリティー公演の成功を祝った打ち上げパーティーが開かれ、各代表から挨拶が述べられました。
。
(写真上段左より)日産労連会長 高倉 明様/日産労連事務局長 郡司典好様/劇団四季代表 浅利慶太
(写真下段)パーティーでは俳優たちによる合唱も披露されました/全国各地から届いたお客様からの感想メッセージの展示スペースも
日産労連会長 高倉 明様
「今年も多くの方々に愛と感動を送ることができたと思っております。作品の持つ「語り合おう、君と共に手を取り合って生きていこう」といったメッセージは正に今、我々がしなければいけないことなのだと教えていただきました。この活動が人の心を豊かにし、そして我々の成長にもつなげていく。このような活動をこれからも更に充実させていき希望の持てる世の中を作っていきたいと思っております」
日産労連事務局長 郡司典好様
「今年も改めて一人一人の個性の大切さ、人を信じること、愛すること、助け合うこと、協力し合うことなど人が生きていく上でとても大切なことを感じました。心洗い流された思い、そして新たな希望を与えていただいた思いで一杯です。公演には劇団四季、ボランティア、多くの関係者とスタッフの方々にご尽力いただきました。御礼を申し上げます」
劇団四季代表 浅利慶太
「ハンディキャップをお持ちの方、そして介護をしていらっしゃるご家族の方も一緒に観てくださり、ほっとした一時を過ごしていただけるというのを大変嬉しく思っております。四季は年間3600回以上の公演を行っていますが、このチャリティー公演を一番大事にしています。これからも一生懸命やらせていただきます」
俳優代表 岡崎克哉
「多くの皆様方のご支援があり今日を向かえることができました。お客様と触れ合う中で知りましたが、このチャリティー公演が一年に一度の外出の機会という方もいらっしゃるそうです。作品を通して少しでも生きる喜びや人生の素晴らしさを感じていただけると嬉しく思います」
――『エルコスの祈り』はクリスマスチャリティー公演千秋楽後も引き続き、全国の子どもたちに演劇を届けるため「こころの劇場」全国ツアー公演を行っています。皆様も是非優しい心を持つロボット・エルコスとユートピア学園の子どもたちに会いに来てください!お近くの劇場でお待ちしています。
『エルコスの祈り』
全国巡演中
『エルコスの祈り』は、近未来の学校を舞台に“大切な何か”を皆さまの心にお届けする感動の物語。問題児のレッテルを貼られた子供たちが通う、個性を奪うような厳しい規律のユートピア学園に、夢の詰まった万能ロボット「エルコス」がやってくることから始まるこの作品は、ハラハラドキドキ、そして最後は心が温まるストーリーはもちろんのこと、舞台装置や衣裳、そしてコミカルな振付など見どころ満載です。
現在、全国絶賛巡演中の、その『エルコスの祈り』の出演者である丹 靖子、荒木 勝、川口雄二から、皆さまにメッセージが届きました。劇団四季のファミリーミュージカルの中でも、特に人気の高い本作が、この冬休みに、いよいよ東京都内の街々に戻って来ます。冬休みはぜひご家族で、「エルコス」の心に触れてみませんか。
『エルコスの祈り』カンパニーからのメッセージVTR
『エルコスの祈り』関東地区公演の詳細 □12月25日(土) 15時開演 武蔵村山市民会館 大ホール (さくらホール) □12月26日(日) 16時開演 練馬文化センター 大ホール (こぶしホール) □2011年1月5日(水) 15時開演 文京シビックホール 大ホール |
『エルコスの祈り』
全国巡演中
予約システムメンテナンスのため、下記の期間『SHIKI ON−LINE TICKET』のサービスを停止させていただきます。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
| □メンテナンス期間 12月17日(金)午前7時〜午前9時まで |
以下の期間、一時的に『SHIKI ON−LINE TICKET』サービスを停止いたします。
11月28日(日)午前8時より午前10時まで
(『赤毛のアン』名古屋公演 「四季の会」会員先行予約日)
「四季の会」会員先行予約は発売開始日の午前10時からご予約受付を行っておりますが、
前日より『SHIKI ON−LINE TICKET』へのアクセスが集中し、予約画面そのものが開かないという
状況が発生しております。
他の作品をご予約される方の妨げになったり、チケット転売の温床にもなりかねないため、
上述の通り発売開始までに一時的に予約システムを停止させていただきます。
『SHIKI ON−LINE TICKET』へのアクセスは発売開始日の午前10時以降に
行ってくださいますようお願い申し上げます。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
11月16日(火)、北海道・旭川市民文化会館大ホールにて、『エルコスの祈り』クリスマスチャリティー公演がスタートしました。

カーテンコールの様子。
このクリスマスチャリティー公演は、日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」の主催による、ハンディキャップを持っている子どもたちへの招待公演です。1976年から始まり、昨年2009年までの34年間に全国で843回開催され、その参加者の総数は約110万人を超えます。
13:00開場。
旭川市内と近郊から集まった54の団体、およそ1200人の皆様が、今か今かと待ちきれない様子で会場へと入りました。
子どもたちは物語が始まると、エルコスの素直で思いやりのあるキャラクターや迫力のあるダンスシーンに引き込まれていきます。また、コミカルなシーンでは会場全体が笑い声に包まれ、心から楽しんでいる様子が伺えました。
カーテンコールでは俳優とお客様が一緒になって、本作のテーマソング「語りかけよう」を合唱。会場は一体となり、大きな拍手が送られました。

終演後はロビーにて俳優がお見送りをしました。
カーテンコールが終わり、会場から出てきた子どもたちの笑顔は、一段と輝きを増していました。『エルコスの祈り』が持つ“夢を持つことの大切さ”や“生きる喜び”というメッセージを感じとってくれたのでしょう。
そして、子どもたちにとってもう一つ嬉しい出来事が。先ほどまで舞台の上にいた俳優たちが、一人一人にしっかりと握手をしながらお見送りをしてくれたのです。すると、会場からは“エルコス”や“ジョン“などと嬉しそうに名前を呼ぶ声が、あちらこちらから聞こえてきました。
このクリスマスチャリティー公演は、旭川公演を皮切りに12月22日(水)まで、全国各地で22公演が行われる予定です。
『エルコスの祈り』
全国公演巡演中
『エルコスの祈り』みよし公演(2011年1月10日(月・祝))につきまして、主催者の意向により一般発売日が変更となりました。
ご予約の際はご注意ください。
(変更前)10/17(日) → (変更後)10/23(土)
今年の5月から、日本二周目の旅がスタートした、こころの劇場『エルコスの祈り』。日本中を飛び回り、子どもたちに“生命の大切さ”や“仲間を思いやる気持ち”を伝えていきます。

写真はこれまでの公演より(撮影:阿部章仁)
夏休み真っ只中の8月10日、岐阜県大垣市では、『エルコスの祈り』リハーサル見学会が行われました。この日の天候は、あいにくの大雨。足元の悪い中、およそ70名のお客様が参加されました。

『エルコスの祈り』リハーサル見学会の様子
リハーサルが行われたシーンは、夢や希望も持つことを禁じられ、心を閉ざしてしまったユートピア学園の子どもたちによる冒頭のダンスナンバー。奥底に眠る心の悲しみや苦しみを、ダンスで表現している難関かつとても大切なシーンです。
公演委員長である藤川和彦による厳しい指導のもと、場面の理解や動きのチェックが入念に行われました。
また、8月1日(日)〜9月25日(土)の期間限定で、『エルコスの祈り』にご来場いただいたお客様に「オリジナル虹色鉛筆」をプレゼントしています。この色鉛筆は1本で7色の虹色が描けるという、『エルコスの祈り』でしかもらえない特別な色鉛筆。

期間限定でプレゼント中の「オリジナル虹色鉛筆」
夏休みの絵日記にもぴったりの描いて楽しい・見て嬉しいこの「オリジナル虹色鉛筆」。ぜひ、この機会に自分だけのカラーを表現してみませんか?
次回のリハーサル見学会は、草津公演で行われます。たくさんのご来場お待ちしております。
『エルコスの祈り』全国ツアー
今後の主な通常公演(招待公演を除く)
8/12(木)新宮、14(土)草津、16(月)・17日(火)広島
9/4(土)大樹町、25(土)二本松
6月19日(土)『エルコスの祈り』厚木公演が、厚木市文化会館にて行われました。

開場前の賑やかな会館の様子。開場を待つお客様の列が長くできていました
「こころの劇場」として全国を巡り、主に子どもたちへ向けた招待公演を行っている本作ですが、この日はその中でも一般のお客様にもご覧いただける公演の第1回目。週末ということもあり家族連れのお客様が多く見られ、会場は活気に溢れていました。

(左)開演前、プログラムを広げるお子様の姿も(右)開演前の客席の様子
開演前、賑わう様子の客席も舞台の幕が開くと、たちまち50年後の未来へタイムスリップ。シーンごとに大きな拍手が鳴り、ダニエラ・パルタ・ダーリーの教師陣によるコミカルなシーンには子どもだけでなく大人の方の笑い声も聞こえてきました。
カーテンコールでは俳優たちが客席に下り、お客様と一緒に本作のテーマソング「語りかけよう」を合唱。目の前に来た俳優たちに少しびっくりしながらも楽しそうに歌うお客様の姿が見られました。
終演後においても俳優たちからお客様への“お見送り”のプレゼントが。思いがけない俳優との交流に、ロビーは終始賑やかな様子でした。

(左)お客様・俳優みんなでテーマソング「語りかけよう」を合唱(右)終演後、俳優からのお見送りの様子
「父の日」前日でもあったこの日には、ご家族を連れたお父様も多く見られました。今回お父様方から頂いた感想をご紹介します。
・「最後に観客も一緒になって合唱をするところなど、思わず引き込まれました。DVDも買って持っていて我が子も大好きな作品です。個人的にはダニエラがこぶしを回して歌うシーンがすごく好きです。子どもも劇場の空気にすぐに慣れて楽しんでいたようでした」
・「俳優の皆さんの目の力の強さ・一生懸命さに感動しました。非常に楽しかったです。子どもたちも夢中になって観ていました」
・「最後に合唱した「語りかけよう」がとても良かったです。子どもが元々この歌が大好きで家でもよく歌っていたので、今回俳優の皆さんと一緒に歌えて感動しました」
・「子どもにはミュージカルを色々と観せてあげたいと思っています。素晴らしい内容だったのでまた観にきたいです。エルコスがみんなに許す心を教えてあげるところが特に好きなシーンでした」
・「もともと子どもがすごく好きな作品で、家でずっと歌っていたので今回も観ることが出来てよかったです。物語に登場するユートピア学園の子どもたちが、エルコスとの交流の中で段々と閉ざした心を開いていくところがとても印象的でした」
50年後の未来で起こる、ロボット・エルコスとユートピア学園の子どもたちの心のふれあい――。お子様だけでなくお父様方の心にも届く感動があったようです。
今後も、子どもたちへの招待事業と併せ通常公演も開催しながら全国を巡る本作品。ぜひお近くの劇場にご家族で足をお運びください!
『エルコスの祈り』全国ツアー
今後の主な通常公演(招待公演を除く)
6/26(土)茅ヶ崎
7/18(日)荒川、24(土)朝来、25(日)三田、27(火)〜29(木)神戸、31日(土)たつの
8/1(日)大和高田、3(火)名古屋、8(日)塩尻、9(月)半田、10日(火)、14(土)草津、16(月)・17(火)広島
先月4月に日本2周目のとなる全国ツアーへと出発した「こころの劇場」『エルコスの祈り』。今年度も全国の子どもたちに夢と感動を与えるために、カンパニーは旅を続けています。
現在の『エルコスの祈り』は東海地方を巡演中。その旅先から出演者たちのメッセージが届きました。どうぞご覧ください!
『エルコスの祈り』出演者からのビデオメッセージ
全国ツアーが始まってからこれまで児童招待公演を行ってきた『エルコスの祈り』は、来る6月19日(土)神奈川県・厚木公演にて、いよいよ一般のお客様がご観劇いただける通常公演が行われます。
ご家族お揃いで、ぜひ劇場までお出かけください!
『エルコスの祈り』全国公演
絶賛発売中!!
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◆主な通常公演◆
6/19(土)厚木、26(土)茅ヶ崎
7/18(日)荒川、24(土)朝来、25(日)三田、27(火)〜29(木)神戸、31日(土)たつの
8/1(日)大和高田、3(火)名古屋、8(日)塩尻、9(月)半田、10日(火)、14(土)草津、16(月)・17(火)広島
13日(木)『エルコスの祈り』全国公演が開幕しました。
子どもたちに演劇を通して“信じあう気持ち”や“思いやりの心”を伝えたい―
そんな劇団の願いを込めて始まった「こころの劇場」も今年で3年目を迎えました。
「こころの劇場」作品『エルコスの祈り』は、本年度もその願いを日本中の子どもたちに届けます。

初日カーテンコールの様子(写真上) 開場時の様子(写真下)
―50年後の未来。親や先生に見放され、心を失ったユートピア学園の子どもたちが出会ったのは、
心を持った人型ロボット・エルコス。
「誰でも必ずいいものを持っているものよ。心を開いて本当の自分を見つけだそう」
エルコスは子どもたちに語りかけます。
エルコスの深い愛情に触れ、子どもたちは次第に心を解き放ち、笑顔を取り戻しますが
そんな中、エルコスの命の源・FZIに危険が・・・

カーテンコールでは会場が一体となりテーマ曲「語りかけよう」を合唱(写真下)
初日の新百合ヶ丘公演には、川崎市内の合計1,914名の児童が招待されました。
開場時から、まだ見ぬ舞台に大盛り上がりの子どもたち。
客席の照明が落ちると期待の歓声が上がり、劇中も随所で笑い声や拍手が響き渡ります。
子どもたちのエネルギーに俳優もまた後押しされ、カーテンコールでは本作のテーマ曲「語りかけよう」を全体で合唱。
割れんばかりの拍手に見送られての全国公演スタートとなりました。
「一緒に歌を歌って、心があたたかくなりました。」
「エルコスが汚染されたFZIを飲んでいなかったら、みんなずっと仲良く過ごせたのに、と思ました。」
など、終演後のロビーでは子どもたちから感動の声が寄せられました。

終演後はロビーにて俳優が子どもたちをお見送り。満面の笑顔で握手を交わします。
劇団のトップダンサー・加藤敬二の振付による躍動的なダンスシーン。
思わず口ずさんでしまいたくなる耳馴染みの良いメロディ。
50年後の未来を表現する、色とりどりの衣裳に、近未来的な舞台装置。
随所に子どもたちの心を躍らせる演出を含み、そして劇団からの大切なメッセージを込めたミュージカル『エルコスの祈り』。
エルコスカンパニーはこれから全国約140都市を回ります。子どもたちへ向けた招待公演の他、一般のお客様もご覧いただけるよう通常公演も設け皆さまのお越しをお待ちしています。
お近くの劇場で、ぜひエルコスの優しい心に触れてください。
『エルコスの祈り』プロモーションVTR
『エルコスの祈り』全国公演
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◆主な通常公演◆
6/19(土)厚木、26(土)茅ヶ崎
7/18(日)荒川、24(土)朝来、25(日)三田、27(火)〜29(木)神戸、31日(土)たつの
8/1(日)大和高田、3(火)名古屋、8(日)塩尻、9(月)半田、10日(火)、14(土)草津、16(月)・17(火)広島
昨年「こころの劇場」作品として、北は北海道・利尻島、南は沖縄県・石垣島、宮古島と全国各地を回り公演を重ねてきた、
ミュージカル『エルコスの祈り』。
子どもたちとの心の触れ合いを通し成長を遂げたエルコスカンパニーは、いよいよ明日13日(木)より再開される
全国公演に向け、更なるブラッシュアップを図るべく稽古を重ねてきました。

今月9日には横浜市あざみ野にある稽古場での最終稽古を終え、10日からは初日公演地となる
新百合ヶ丘の会場(「テアトロ ジーリオ ショウワ」※招待公演)へ入り、舞台上での稽古が開始されていました。
ここでもまずは各シーンに分け、細かく確認をする「小返し」と呼ばれる稽古から始まります。
子どもたちへ向けた沢山のメッセージが込められた本作品において、台詞や歌詞はとても大事なもの。
聞きとりづらい言葉があってはいけないため、入念な稽古が行われます。
音が反響しやすい劇場ではその意識はより注意深くなります。

12日に行なわれた、通し稽古の様子
12日には全てのシーンを通す「通し稽古」が行われました。
この通し稽古には劇団のベテラン俳優や、研究生も駆けつけ作品の仕上がり具合を見守ります。
稽古後には、「こころの劇場」公演を熟知した俳優の藤川和彦より最終的な指示が1人ひとりに言い渡されました。
子どもたちに演劇の感動を届けたい―という劇団全体の思いを背負ったエルコスカンパニーは責任感と使命感を持ち、
いよいよ明日13日より全国の子どもたちへメッセージを届けます。
『エルコスの祈り』では招待公演のほか、一般のお客様に向けた通常公演も設けて皆さまのお越しをお待ちしています。
是非ご家族でお近くの劇場へお越しください!
『エルコスの祈り』全国公演
5月13日(木) 神奈川県・新百合ヶ丘(招待公演)〜スタート
◆主な通常公演◆
6/19(土)厚木、26(土)茅ヶ崎
7/18(日)荒川、24(土)朝来、25(日)三田、27(火)〜29(木)神戸、31日(土)たつの
8/1(日)大和高田、3(火)名古屋、8(日)塩尻、9(月)半田、10日(火)、14(土)草津、16(月)・17(火)広島
「今日のこの稽古ではっきり変化が見えてきました。今日掴んだものを大事にしていきましょう」
2009年度、日本全国をまわって子どもたちに“生きる上での大事なメッセージ”を伝えてきた『エルコスの祈り』カンパニー。5月13日(神奈川県・新百合ヶ丘 ※「こころの劇場」招待公演)からは旅の続きとなる、全国ツアーが再び始まります。
4月下旬、昨年ともに旅をした仲間に新メンバーを加えられ、稽古が開始。
稽古は演出助手の藤川和彦を中心に行われていました。自身も教師・ダーリー役として昨年全国ツアーをまわり、子どもたちとの触れ合いを体験しています。
作品のこと、カンパニーのこと、そして「こころの劇場」公演のことを熟知している藤川から伝えられるアドバイス。それは劇団が作品を通して送ろうとしているメッセージが、子どもが大人になっても心に残してくれるようなほど強いものであるために、自然な心の動きから出るリアルな芝居を求めるものでした。

5月上旬に行われたある日の稽古では、一日のうち半分もの時間を割いて、あるひとつのナンバーを何度も繰り返し、深めていく作業が行われていました。それは抑制された生活を送るユートピア学園の子どもたちを描いた、冒頭のダンスナンバー。
一見、観る者を惹き込むようなダンスが繰り広げられるようですが、そこには子どもたちの苦しみが渦巻く、辛く悲しい場面です。

「難しいのは、振付をそのまま踊るとただのダンスになってしまう。しかし、このナンバーはそうではないですよね。規律に縛られた生活で身体はロボットのように勝手に動いてしまう。でも心の内には『いやだ』という強い感情があるはず。その感情を表現する言葉は台詞にはないけれど、試しに今、声にはっきりと出してやってみましょう」
「数小節の間で子どもたちが置かれた状況、感情すべてが見えるように。表には出さない身体の中に秘めた反発力をしっかり持って」
「セリフが一定のリズムのうようにパターン化して聞こえてしまう。例えば他の人が同じセリフを話した場合にどうなるか。試しにやってみませんか?」
藤川をはじめ、ベテランの俳優たちからも意見や提案が上がります。体力も精神力も極限に近い状態。しかし俳優たちは伝えられる言葉一つひとつに真剣に耳を傾け、応えます。
「僕たちは10回でも踊ります。だから何が最善なのか、ぜひアドバイスをお願いします!」
互いに信頼し合う者同士だからこそ要求することも高く、応える方も身を任せます。稽古場の大きな窓から差し込む陽の光が、俳優たちの汗を爽やかに照らしていました。

子どもたちはエルコスとの出会いで、輝きを取り戻していきます
旅の再スタートまであとわずかです。作品と、チームワークをさらに深めた『エルコスの祈り』。
「こころの劇場」招待公演ほか通常公演も実施いたします。ぜひご家族でお近くの劇場までお出かけください。
『エルコスの祈り』全国公演
5月13日(木) 神奈川県・新百合ヶ丘(招待公演)〜スタート
◆主な通常公演◆
6/19(土)厚木、26(土)茅ヶ崎
7/18(日)荒川、24(土)朝来、25(日)三田、27(火)〜29(木)神戸、31日(土)たつの
8/1(日)大和高田、3(火)名古屋、8(日)塩尻、9(月)半田、10日(火)、14(土)草津、16(月)・17(火)広島
※詳しくは公演スケジュールをご覧ください>>
4月17日発売の「エルコスの祈り」全国公演の下記公演都市におきまして、発売開始の午前10時から午前11時18分までの間、インターネット予約での子ども料金の選択ができない状況がございました。
ご利用のお客様には大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。
6月19日 厚木
6月26日 茅ヶ崎
7月18日 荒川
7月24日 朝来
7月27日〜29日 神戸
7月31日 たつの
8月1日 大和高田
8月8日 塩尻
1月から全国ツアーへと旅立ったミュージカル『はだかの王様』が、去る3月28日、山梨県甲州市にて千秋楽を迎えました。
ミュージカル『はだかの王様』は、劇団四季のファミリー向けミュージカル第1号となった作品です。
誕生は1964年。当時初めての試みとして、子どものためのミュージカル作品を作ろうとプロジェクトが立ち上がり、以来46年間、大切に上演が繰り返されてきました。
今回の2ヵ月にわたるツアーの中では「こころの劇場」として招待公演も実施され、このミュージカルの創作者たちの想いが最も望ましい形で叶ったと言える、ツアー公演とりました。
本作には根強いファンが多く、カンパニーが訪れる開場の先々にはご家族連れからご友人同士やご夫婦までたくさんのお客様が来場されました。
千秋楽の公演地となった甲州では、子どものホックが「王様ははだかだよね?」と客席に向かって声をかけると「はだかだよ!」との可愛らしい声が聞こえて会場を和ませ、ラストの「王様ははだかだ」のナンバーでは、ご両親と一緒に“真実”を伝えようとする子どもたちの姿が見られました。

千秋楽公演を迎えた、甲州市民文化会館/カーテンコールの様子
客席と舞台が一体となり、“大切なこころ”をみんなで考えられる、このファミリーミュージカル。
今後のラインナップに、『エルコスの祈り』と『嵐の中の子どもたち』の上演が決定しました。
『エルコスの祈り』は昨年、北海道利尻島から沖縄県石垣・宮古島まで日本の隅々を巡演し、一方『嵐の中の子どもたち』もクリスマスチャリティ公演を主としたツアー公演を実施してきました。
各地で感動を届けてきた両作品が、再びあなたの街へやって来ます!どうぞお見逃しなく!
「こころの劇場」『エルコスの祈り』全国公演
5月13日(木)〜 全国公演スタート
会員先行:4月17日(土)
一般発売:公演スケジュールをご確認ください。
作品紹介はコチラ>>
「こころの劇場」『嵐の中の子どもたち』全国公演
7月19日(月)〜 全国公演スタート
会員先行:4月17日(土)
一般発売:公演スケジュールをご確認ください。
作品紹介はコチラ>>
2009年度の「こころの劇場」作品として10ヵ月にわたり全国ツアーを続けてきた『エルコスの祈り』が、去る3月9日、千秋楽を迎えました。
旅のフィナーレを迎えたのは、鹿児島県・沖永良部(おきのえらぶ)島。奄美諸島のひとつで、鹿児島県から南西に536Km先に海に浮かぶ周囲60Kmほどの島です。
劇団四季がこの島で公演を行うのは、今回が初めて。カンパニーはその前に公演を行っていた隣の島、徳之島からフェリーに乗ってここ沖永良部島に入りました。

(上段左・中央)フェリーに乗って沖永良部島へ。/(上段・左)沖永良部島の海
3/7には地元の皆様に向けた、演劇セミナーを実施。下は3歳から上は62歳までの知名町の皆さまが参加されました。
沖永良部公演の会場となったのは、500席強の小さなホール。ここに知名町の全小学生5校430名が劇場やって来ました。ほとんどの児童がミュージカルを体験するのは初めてとのこと。
外の天気は強い風と雨に見舞われてしまいましたが、劇場に姿を現した子どもたちの顔は晴れやかな笑顔。この島で、生まれて初めて触れる舞台に、期待に胸を膨らませています。

開演前、嬉しそうにしながら会場へ入る児童たち。
開演。歌と踊りと芝居で構成されるミュージカルという舞台に、始まりこそぎこちない反応の児童たちでしたが、心を持ったロボット・エルコスが登場すると、食い入るように込むように舞台を見つめます。そして夢と希望を閉ざされてしまった「ユートピア学園」の子どもたちの行方を、固唾を飲んで見守っています。
物語の最後、エルコスが汚染されたエネルギー源FZIを飲んでしまう場面では、客席から「飲んじゃだめー!」という声が。
カーテンコールは音楽に合わせて自然と手拍子が起こり、テーマ曲「語りかけよう」を俳優と児童たち全員で歌いました。

2009年5月から10ヶ月にわたって、日本列島を縦断してきた『エルコスの祈り』。舞台の感動を通して生きる上での大切な心を育んでほしい――そう祈りを込めてカンパニーは街から街へと歩んできました。
彼らの旅の成果は、後日劇団宛に送られてくる数々の手紙に綴られた言葉からはっきりと記されています。
『エルコスの祈り』の旅はこうしてひと区切りを迎えましたが、劇団四季の「こころの劇場」の旅は、いただいたたくさんの“ありがとう”を胸に、これからも感動の輪を広げていきます。
2月18日と19日の2日間にわたり、『エルコスの祈り』石垣公演が行われました。
「こころの劇場」として、児童招待公演を中心に全国をまわり感動を届けている、『エルコスの祈り』。
19日の招待公演に先駆けて18日には通常の一般公演が行われ、石垣の海の玄関口・石垣港からほど近い「石垣市民会館」に、島民をはじめ、近隣の島々からたくさんのご家族が来場されました。
劇場入り口には開演の1時間よりも前からお客さまが姿を現し始め、30分前にもなると劇場をぐるりと囲むように列ができます。
この日の気温は16度。石垣ではやや寒い気候となりました。
「今日は寒いねー」
扉の前では知り合いの家族を見かけては声をかけ、そして昨年の四季の話題へと膨らませるご家族同士の会話が聞こえてきます。
大人も子どもも、女性も男性も、笑顔と会話が消えることがありません。

上段:開演1時間前。早くもお客さまの姿が見えます/その30分後には、劇場をぐるりと囲むように長い列ができました
下段:開場中の様子。お母さんとお父さんと、家族みんなで来場されるお客様が数多く見られました。
その2時間後。石垣市民会館の幕が上がり、そして感動のカーテンコールのあと、ゆっくりと幕が閉じられました。

客席の扉から退出するお客様の顔・・・。そこには開場時よりももっと明るい、晴れやかな笑顔がありました。興奮を抑えきれないかのように感想を言い合うご家族。溢れる涙をハンカチで拭いながら語り合う母と子。
また中には溢れる涙をそのままにしながらスタッフに握手を求め、感動を伝えてくださった女性のお客さまもいらっしゃいました。
泣きながら感想を伝えてくれた女性のお客様
「もう・・・ありがとうございました! 本当に感動しました。石垣の子どもたちにこんなに素晴らしい夢をいただけて、本当に嬉しいんです。また来年、絶対にいらしてくださいね。それまでの1年、楽しみにしながら待っていますから・・・!」
お子様を連れたお母様
「離島まで来てくださって本当にありがとうございます。子どもたちに夢を与えるという機会が島にはないので、本当にありがたいことなんです。石垣じゅうのお父さんとお母さんが思っていることだと思います。今日会場にいた知り合いの家族たちみんなで、そう話していたんですよ」
4歳の女の子を連れお母様
「昨年NHKで放送された『エルコスの祈り』を娘と見ました。以来、娘はずっと『エルコスに会いたい』と言っていて。でも『会えないよ・・・』と言っていたら石垣島に来てくれるって知ったんです。だからこの数ヵ月は風邪を引かないように、ご飯もエルコスのためにちゃんと食べて、夜も早く寝て・・・。
でもまだ娘はカレンダーが分からないので、毎朝起きる度に『今日、エルコス?』って聞いてくるんです。
毎日今日の日を指さしながら、『この日になったらだよ』って言って・・・。本当に、今日を楽しみにしていました」
本物のエルコスに出会えたその4歳の女の子は、
「エルコスかわいかった。うれしかった」
と小さな声で話してくれたあと、その後のお母さまが呼びかける声にも気がつかず、ただただ、舞台の方をじっと見つめていつまでもその場を離れようとしませんでした。
今年で5回目になる石垣公演。そこには、1年に1度の公演を楽しみに待っていてくださる人たちがいらっしゃいました。
カンパニーが地元の方々からいただく優しさ、そして「ありがとう」の言葉。
思えば、これらは『エルコスの祈り』に込められたメッセージです。北に行っても南に行っても、大きな劇場でも小さな劇場でも、変わらない最高の感動を届けようと、切磋琢磨し今日の舞台に立つ俳優と、舞台の裏で支えるスタッフたち。
彼らがお客さまに投げたボールは、客さまがしっかりと受け取られ、そして大きなボールとなって再びカンパニーに投げかけられました。
感動の連鎖を生む、全国ツアー。日本中に四季の舞台を待ってくださる人たちがいる――改めてその使命を感じながら、カンパニーは次なる公演地へと向かいます。
【18日 一般公演にて】

早朝から舞台づくりを始めるスタッフたち/開演前、集中してリハーサルを行う俳優たち
【19日 児童招待公演にて】

児童を乗せたバスが続々と劇場に到着。小浜島や西表島、鳩間島からもフェリーに乗って来場します。

上段:17日に行われたセミナーで出会った子どもたちから頂いたイラストと寄せ書き。イラスト(左)は過去5回の石垣公演の作品が描かれていました。寄せ書き(右)は小浜中学生から。「しかいとぅ みーはいゆー」とは、八重山の方言で「とってもありがとう」。
※セミナーのレポートはコチラ>>
下段:石垣公演を支えてくださった主催の「八重山毎日新聞社」と「劇団四季石垣公演を成功させる会」、「JTA/日本トランスオーシャン航空」の皆様と/石垣空港内のモニターには「また来年もお会いしましょう!」のメッセージが。
昨年6月から「こころの劇場」のツアー公演へと出発し、旅を続けてきた『エルコスの祈り』カンパニーは、2月初旬に沖縄入り。14日には沖縄本島からキロ離れた宮古島で公演が行われ、そして先ごろ15日にツアー最南端の公演地である石垣島に到着しました。
ここ石垣島で公演が行われるようになったのは、5年前の『魔法をすてたマジョリン』から。以降、『ジョン万次郎の夢』、『ユタと不思議な仲間たち』、『人間になりたがった猫』と毎年公演が行われるようになり、地元の方からは「1年に1度のこの日を楽しみにしている」「四季の舞台がこの島でも観られるなんて」と、子どもも大人も、女性からも男性からも、皆様から温かい言葉をいただいています。
今年の『エルコスの祈り』では、石垣公演は18日、19日(※19日は招待公演)の2日間にわたって行われますが、その2日前の16日の朝。青山弥生、丹下博喜、高橋 徹、南 圭祐、猪狩あすか、新保綾那の俳優6名は、石垣港からフェリーに乗り、17kmほど離れた小浜島へと向かいました。
公演に先駆けて、小浜島の小学生・中学生を対象としたセミナーが行われたのです。
小浜港へ到着した一行は、美しい水色の海と放牧された牛など大自然の光景を目の当たりにし、いったいどんな島の子どもたちに出会えるんだろうと会話を弾ませながら学校に到着。
「こんにちはー!」
会場の体育館に入ると俳優たちの想像を上回る元気なあいさつで、小中学生のほか、保護者の方や幼いお子さままでが笑顔で出迎えてくれました。

小浜島へ向かうフェリーの中で/小浜小学校に到着!
セミナーのメニューは俳優自身ですべて考えられました。
まずは俳優たちが日ごろからトレーニングをしている「呼吸法」からはじまり、『エルコスの祈り』の“体験学習”として、劇中に登場する「国民体操(ユートピア学園版ラジオ体操)」をみんなで再現。
一風変わったこの体操に、こどもたちのどよめきと笑い声が起こります。
そしてテーマソング「語りかけよう」のレクチャーに入った時、俳優一同が驚かされる出来事が。
小学生たちはこの曲を歌ったことがあるとのこと。合唱コンクールで「語りかけよう」が選曲されていたのだそうです。思いもよらぬこの偶然に、会場は大合唱。
そしてセミナーの最後には、児童から
「あたたかい気持ちを届けてくださり、ありがとうございました。これからも頑張ってください」
との嬉しい言葉が俳優たちに送られました。
そして俳優たちも、『エルコスの祈り』に込められた大切なメッセージのひとつ、「ありがとう」の言葉を送ると、子どもたち全員から「しかいと み〜はいゆ〜」という返事が。
「しかいと」は八重山地方の方言で「とっても」。「み〜はいゆ〜」とは「ありがとう」という意味だそうです。
子どもたちからの温かい贈り物を胸に、俳優たちは19日の招待公演での再会を誓い、会場を後にしました。


小浜小学校とのセミナーの様子
一方、同じ日の夕方。川口雄二、白山博基、礒辺愛奈、平田 綾の俳優4名と舞台・音響・照明・営業スタッフの4名は石垣島にある市立文化会館へ向かいました。地元の「いしがき少年少女合唱団」、「コーラスあかようら」の皆様との交流会の場が用意されたのです。
「俳優の皆さんからぜひ、アドバイスを」ということで合唱団の皆様から合唱が披露されると、ここでも小浜島でのセミナーと同じく一行が驚かされます。披露してくれたのは、八重山の民謡をはじめ、『魔法をすてたマジョリン』のテーマ曲「心から心へ」と『エルコスの祈り』のテーマ曲「語りかけよう」。
ここでも四季のナンバー曲とこのような形で出会うことできたのです。
合唱団の先生に話を伺うと、編曲を担当した横山潤子さんの楽譜があり、その中に入っていた「心から心へ」を聞いて良い曲だと思い、当時勤めていた学校で歌い始めたとのこと。以来、コンクールなどで歌われるようになり、この曲たちは学校から学校へと広がっていったと言います。
合唱団の皆さんによる民謡を聞いた川口雄二と、音響スタッフの柴田 剛は、こう感想を伝えました。
「本当に感動しました。地元の人がうたう歌というのは血の匂いまでを感じさせてくれますね。我々では真似できない、素晴らしいコーラスでした」
「民謡や童謡というのは心に沁みますね。日本には北から南までいろいろな歌がありますが、沖縄の歌というのは海や風や温かさを感じさせてくれます。心に残る歌を、ありがとうございました」

地元の合唱団の皆さんとの交流会にて
地元の方からいただく言葉や励ましというのは、日本全国をまわって毎日公演を行っている俳優・スタッフにとっては、なによりも有難く、そして改めて自分たちの仕事の意義を再認識させてくれるものです。
石垣公演は18日と19日。この島でも大切なメッセージと感動を届けられるように、今日もカンパニーは大切な仕事を務めるべく、劇場に向かいます。
去る2月3日、『エルコスの祈り』が通算公演回数1000回を達成しました。
現在「こころの劇場」公演として全国ツアー中の『エルコスの祈り』が、ちょうど1000回の節目を迎えたのは、静岡県浜松市。当日は2回の公演が行われ、39校 約3、100名の児童が来場。子どものためにと作られた本作が、この記念日においてもこうしてたくさんの子どもたちに見守られていました。

通算公演回数1000回を迎えた浜松公演の様子
『エルコスの祈り』が誕生したのは、遡ること26年前の1984年。当時は『エルリック・コスモスの239時間』というタイトルで、「こどものためのミュージカル・プレイ」作品として、日生劇場で幕を明けました。
その後も加藤敬二による振付でより豪華なダンスが加えられ、また衣裳についてはカラフルかつ未来的なデザインが取り入れられるなど、改良が重ねられてより親しみやすいミュージカルへと成長してきたのです。
初演時にダニエラ役で出演し、また先日の1000回達成時も同じダニエラ役を務めた丹 靖子に、制作当初のエピソードを聞きました。

丹 靖子の話
1000回を達成した時にも、この『エルコスの祈り』の舞台に立たせていただけたことは大変光栄に思います。
そして初演の時、参宮橋にある稽古場にこもってみんなで稽古した日が懐かしいです。
『エルコスの祈り』が作られた1984年は、日本の教育が荒廃して大きな社会問題になっていました。教師はまさにユートピア学園のダニエラのような抑圧的な指導をしていて、子どもの心も荒んでいった。学校で暴動が起きたというニュースも頻繁にありましたね。
そんな子どもたちの心を救うために、個人の自由を尊重するようなミュージカルを作ろうということになりました。内容は当時にそういう社会背景があったこと、そしてイギリス人の作家ジョージ・オーウェルが書き残した小説「1984年」に敬意を表して、この年に『エルコスの祈り』を制作することになったんです。
ジョージ・オーウェルの「1984年」という作品は、ソ連やナチス政権、毛沢東の中国政権を思わせるような、近未来の全体主義の恐ろしさを描いているんですね。
私が演じているダニエラが率いる三人組は、数は違いますが、中国の“四人組”から脚本家が想を得たそうです。
初演メンバーを始め、今日までの26年の間にこの作品にはたくさんの仲間の俳優が通って行き、中には四季を代表する俳優として活躍した人も少なくありません。亡くなってしまった方もいらっしゃいますが、私はこの作品の舞台に立っている時、彼ら、彼女たちの声が響いてくるような気がするんです。
初演当初も全国をまわらせていただいたこともあります。生の舞台を各地に届けようという四季の思いはずっと続いていて、当時から全国ツアーが盛んに行われていたんです。携わっていた俳優・スタッフたちの情熱や絆も高かった。
みんなの想いを背負って、今年度も全国をまわらせてもらったような気がします。
改めて今、「こころの劇場」というこの活動は四季の原点であり、そして芝居の原点であるんだと、感じますね。
『エルコスの祈り』は、9日から沖縄公演が始まり、そして3月9日をもって2009年度の長きにわたる旅を終えようとしています。
沖縄公演では、招待公演のほか一部一般公演もご用意していますので、ぜひご家族おそろいの上、劇場までお越しください。
心をもったロボット エルコスが、人間が忘れてしまった大切な心を思い出させてくれます。
2月4日、「こころの劇場」沖縄公演を支える地元主催、協賛企業が沖縄県庁に集まり、県知事 仲井眞 弘多氏に、小・中学生約8,500名分(6都市11回公演 ※一部一般公演への招待も含む)の目録の贈呈を行いました。
目録を受け取った仲井眞知事は、
「沖縄でも子どもたちの抱えている問題は山のようにある。ぜひ『こころの劇場』を長く続けていただきたい。協賛企業の皆様も末永くご支援いただきたい」
と語られ、また協賛企業各社からも
「芸術を見る機会に恵まれない子どもたちに、ミュージカルを見せてくれてありがたい。できる限りこの事業を応援していきたい」
とお話いただきました。

仲井眞知事を囲んで
(左より:琉球新報社 池間事業局長、ベスト電器 西野執行役員、サンエー 上地社長、沖縄電力 石嶺社長、劇団四季 佐々木取締役副会長、仲井眞県知事、琉球銀行 大城頭取、JTA日本トランスオーシャン航空 大森社長、那覇空港ビルディング 嘉数社長、沖縄テレビ 町田社長、県教育委員会 金武教育長)
来週から『エルコスの祈り』沖縄公演がいよいよスタートします!一般公演は宜野湾公演を皮切りに、ツアー最南端となる宮古島、石垣島まで巡演。沖縄の子どもたちにエルコスの優しい心をお届けいたします。どうぞお楽しみに!
共同主催:沖縄テレビ放送/琉球新報社(石垣公演除く)/八重山毎日新聞社(石垣公演のみ)/財団法人舞台芸術センター
協賛:沖縄電力/JTA日本トランスオーシャン航空/琉球銀行/サンエー/ベスト電器/日本航空/那覇空港ビルディング/平田観光(石垣公演のみ)
後援:沖縄県/沖縄県教育委員会
2010年もツアー公演を続ける「こころの劇場」『エルコスの祈り』。出演者たちに、昨年の旅の思い出を尋ねました。
〜岡崎克哉(ストーン博士役)の2009年旅の思い出〜
――思い出深い公演地は?

ひとつに絞るのは難しいですね(笑)。12月に訪れた私の地元、岡山公演の話でも良いでしょうか。
入団する前は小学校の教員として10年くらい岡山の小学校に勤めていたのですが、その時の子どもたちが、僕が出演していると知って岡山公演に来てくれたんですね。
当時小学1年生だった子がすっかり大きくなって、中学生に。「先生、見にきました」と言って、お母さんと一緒にね。それからお世話になった先生方もたくさん来て
くださいました。
正直言うと恥ずかしいというか、いつもとは違う緊張を味わいましたね(笑)。
ツアー公演が始まる前は岡山の舞台に立てるとは思っていなかったので、それだけで感謝だったのですが、カーテンコールで皆さんから拍手をいただいたり、終演後に来てくださった方と話していた時・・・、思ったことがあったんです。
私たちは作品が持つ大切なメッセージを全国まわって届けさせていただいている訳ですが、それを自分が育ってきた岡山で、この土地の人たちにも伝えることができる。
彼らは「感動した」と言ってくれたけれども、僕自身も、いろんな意味で感動というか…、感慨深かったですね。
――子どもたちや地元の方との交流の中でエピソードは?
豊橋公演でのことなのですが、耳が不自由な子どもたちが観に来てくれたんですね。僕たちは事前に手話を覚えて、お見送りで握手をした際に、覚えた手話で「友達だよ」って伝えたんです。舞台も喜んでくれたみたいなのですが、その手話もすごく嬉しかったみたいで、後日手紙をいただきました。
そしてその後の名古屋公演に、先生が来てくれて「子どもたちがとても喜んでいました」っていう報告をしてくれたんですね。
1回の出会いから、こうして手紙をもらったり、別の公演地にも来てくれたりと、つながっていくんだなってしみじみ思い、嬉しかったです。
――2010年のツアー公演に向けて、意気込みをお願いします。
ツアー公演、特にこの「こころの劇場」は全国各地隅々まで訪問して公演を行うんです。
どこへ行っても、その土地の人たちに『エルコスの祈り』に込められたメッセージと感動が届けられるように、使命をもってやっていきたいです。
『エルコスの祈り』は、2月9日から沖縄や鹿児島県を中心に1ヵ月間にわたって公演を行います。子どもたちとの出会いを楽しみにしながら、カンパニーの旅は続きます。
先頃1月11日、2010年のツアー公演へと出発した「こころの劇場」『エルコスの祈り』(公演レポートはコチラ>>)。
昨年の2009年は6ヶ月間にわたって招待公演を行い、およそ27万人の子どもたちと触れ合いました。出会った人の数だけ、経験や思い出を積み上げてきたカンパニー。昨年の旅はいったいどんな出会いがあったのでしょうか。出演者たちに、旅先のエピソードを聞きました。
〜公演委員長 神保幸由(セールスマン役)の2009年旅の思い出〜

――思い出深い公演地は?
思い出深いと言えば、やはり北海道の北の島、利尻島ですね。8月の公演だったのですが、利尻は海に囲まれた島ですから、その時期は良く時化(しけ)るんだそうです。
しかし私たちが到着したときは、カラッと晴れて、雄大な利尻富士がきれいに見えました。地元の方からは「こんなに利尻富士がはっきりと見えるのは幸運ですよ」と声をかけていただき、なんだか歓迎してくれているみたいで嬉しかったですね。
公演があったのは到着から2日後。しかしその日は海が時化てしまい、礼文島の子どもたちが乗ったフェリーが運航するかどうか、危ぶまれたんです。
そして開演時間が迫り私たちの心配が高まっていた時、空が明るくなり、太陽が出てきたんです。フェリーも無事に利尻島に到着したとの連絡を受け、予定していた子どもたち全員が無事にミュージカルを見てくださった。
子どもたちに舞台を通して大切なメッセージを届けるというのが私たちの使命ですから。その使命が日本の北の島でも変わらずに果たせたことが、嬉しかったです。

利尻公演の会場「どんと」(手前左)と利尻富士/礼文島からのフェリー到着の様子
――子どもたちや地元の方との交流の中でエピソードは?
京都公演でのことですが、熱心な校長先生がいらっしゃって。子どもたちよりも早くに来場され、上演中は客席の一番後ろで生徒たちの反応をご覧になるんですね。そしてその後、子どもたちの様子を私たちに伝えてくださいました。
その校長先生から今年、年賀状が届きました。子どもたちが感激したこと、そして公演を支えてくださる実行委員会の方々も喜んでいらっしゃったと書かれていました。それに触発されてか、ご自身も「四季の会員になりました」と報告が。そして「これからも応援していきます」と、有難い言葉をいただきました。
上演中は子どもたちの笑い声が聞こえることもありますが、幕が降りた後は本当に子どもたちに楽しんでもらえたのか、感動してもらえたのかというのは、私たちはなかなか分かりませんから・・・。だからこのようにしてお手紙をいただいたりすると励まされますね。また頑張ろうという、私たちの力の源です。
――2010年のツアー公演に向けて、意気込みをお願いします
意気込みすぎてるくらいです(笑)。
でもどこへ行っても、何があっても、今までやってきたことを変わらず、自分たちのやってきたことを信じて、作品の持つメッセージをしっかりとお伝えしていきます。
客席に溢れる子どもたちの笑い声。カーテンコールで起こる大合唱。いただいたたくさんの「ありがとう」の言葉や手紙の数々。出会った人々から頂いたパワーを胸に、カンパニーは今年も旅を続けます。
昨年6月に「こころの劇場」作品として、日本全国の子どもたちに“生命の大切さ”や“仲間の素晴らしさ”を伝えるために全国ツアーへと旅立った『エルコスの祈り』。東京、名古屋、京都、大阪、福岡などの各都市をはじめ、8月には北海道の北の島、利尻島を訪問するなど、日本の端々を訪れ子どもたちを劇場に招待してきました。この6ヶ月の間で訪問した都市は50以上に上ります。
そして年が明けた2010年1月11日、『エルコスの祈り』カンパニーは再び全国ツアーへと旅立ちました。
新年の旅のスタートを切ったのは、埼玉県東松山市。この日の公演は一般のお客様を対象とした通常公演。会場の「東松山市民文化センター」の前は開演時間が近づくと、冬空の寒さを弾き飛ばすような元気にはしゃぐ子どもたちの声が聞こえてきました。
『エルコスの祈り』は50年後の世界を描いた物語です。“落ちこぼれ”のレッテルを貼られた子どもたちを徹底的な管理システムで教育していた「ユートピア学園」。生徒たちは夢や憧れを持つことを禁じられ、心を閉ざしてしまっていました。そんな学園に、心を持ったロボット「エルコス」が送り込まれることに。最初こそ戸惑う生徒たちでしたが、エルコスの優しさに触れ、徐々に笑顔を取り戻していくのですが・・・。

心を失った子どもたちの元に現れたロボット、エルコス。果たして、エルコスの“祈り”は子どもたちに届くのでしょうか。
(撮影:中島仁實)
上演中は子どもたちの笑い声が絶えず、物語が終盤を迎える頃には涙をハンカチで拭うご両親の姿も多く見られました。カーテンコールでは手拍子が起こり、会場は一体に。お客様はエルコスや仲間たちとの別れを惜しむかのように、幕が降りる最後のひと時まで手を振っていらっしゃいました。

感動に包まれたカーテンコール
【Tさん母娘】
(お母様)「川越から来ました。踊りも素敵だし、音楽も素晴らしいですね。親として子どもに対してや、自分自身のことなど、考えさせられました。大切なものを忘れているなって、教えられた気がします」
(お嬢様)「みんなが踊りとか歌とか上手で、すごくきれいでした。3人組(ダニエラ・パルタ・ダーリー)が怖かったけど、可愛かった」
【Yさん母娘】
(お母様)「『エルコスの祈り』は2回目です。1回目は昨年拝見して、今回は娘を連れて来ました。1回目では気付けなかったこともあり、今日はさらに楽ませていただきました」
(お嬢様)「劇団四季の作品は他にもたくさん観させていただきましたが、『エルコスの祈り』は初めてでした。全体を通して色々なところで笑える作品ですね。すごく楽しかったです。特にダーリーがお気に入りです」
2010年の『エルコスの祈り』は関東や東海地方をはじめ、2月にはツアー最南端となる沖縄県宮古島・石垣島などの離島を訪れます。昨年出会った人々からいただいた感謝や励ましの言葉を胸に、カンパニーは引き続き感動の輪を広げてまいります。
2009年度の「こころの劇場」作品として、日本全国を巡演しているミュージカル『エルコスの祈り』。
10月6日からは横浜市民ホールにて『エルコスの祈り』ニッセイ名作劇場がスタートしました。

台風が近づいていたこの日はあいにくの雨。けれど劇場に入ったとたん、子どもたちはたちまち笑顔に。
ミュージカルとの触れ合いから子どもたちが夢と希望を持ち、豊かな心を育んで欲しいという願いから、1964年、「ニッセイ名作劇場」は生まれました。財団法人ニッセイ文化振興財団が主催、日本生命が協賛し、劇団四季が制作・出演を務めており、小学生を劇場に招待しています。
ここ横浜市の他、6月には東京都日比谷の日生劇場でも公演が行われ、これから先は大阪・神戸・名古屋へと続いてゆきます。

今回のレポートでは、横浜ニッセイ公演の初日公演を観劇したばかりの児童たちの声をご紹介しましょう。
〜横浜市立左近山第二小学校の児童の声〜
| 男の子
今日は僕にとって初めての演劇でした。ダンスも歌もあって、とても面白かったです。 |
| 女の子
私も、初めて今日劇を見ました。歌いながら、踊るってすごく大変だと思うのに、みんなずっと笑顔で演技をしていてすごいなって思いました。 |
| 男の子
ダンスや歌がみんな上手でびっくりしました。最初からすごく楽しくて、ずっとワクワクしながら見ていました。 |
| 女の子
場面ごとに俳優さんたちの表情がクルクルと変わっていって、ずっと目が離せませんでした。たぶん劇の時間は長かったんだろうなと思いますが、私にとっては本当にあっという間でした。 |
| 女の子
みんな歌声やセリフを話す声が大きくてすごいな、って思いました。同時に違う人が話していても、なんて言っているのかがちゃんと分かりました。 |
〜横浜市立稲荷台小学校の児童の声〜
| 女の子
今度クラスで学習発表会があるのですが、今日劇団四季の俳優さんたちを見て、言葉をはっきり話す方法とか、表情の作り方とかがとても勉強になったと思います。 |
| 女の子
もう途中から泣きそうでした。っていうか、泣いてしまいました。だってジョンの思いがすごく伝わってきて、すごく理解できて、だからすごく悲しかったんです・・・。この後どうなっちゃうんだろうってずっとハラハラしながら見ていました。 |
| 女の子
この前、劇団四季の俳優さんが学校に来て「美しい日本語の話し方」を教えてくれました。そこで母音と子音の使い方を学びました。そして今日、俳優さんたちの演技を見て、聞き取れない言葉もなかったし、歌詞もちゃんと聞こえてきて、本当にすごいと思いました。 |
観劇を終えたばかりの子どもたちの表情はみんな明るく、気持ちを高ぶらせながら自分の思いを素直に語ってくれました。
『エルコスの祈り』は、心を閉ざしてしまった子どもたちが、心を持ったスーパーロボット「エルコス」との触れ合いで、徐々に笑顔と夢をとり戻していく姿を描いた物語。子どもたちが徐々に変化していく様を自分と重ね合わせたり、また彼らを友人のように思ったりしながら見るのでしょうか。児童たちからは共感を呼ぶ声が、そして先生方からからは「教育について改めて考えさせられました」という声をいただいています。
「ニッセイ名作劇場」を運営するニッセイ文化振興財団、日本生命、そして劇団四季は手を携え、これからも生の舞台を通して子どもたちに感動を届けてまいります。
去る8月20日、北海道の北に浮かぶ島、利尻島にて「こころの劇場」『エルコスの祈り』児童招待公演が行われました。
劇団四季がこの島を訪ねるのは、今年で4度目。
“生命の大切さ”“仲間への思いやりの心”を育んでほしい――。
舞台を通して届けてきたこれらのメッセージは、子どもたちにどのような影響を与え、変化を生んでいるのでしょうか?
子どもたちの傍でその成長を見届けている、利尻島の仙法志小学校に勤務する猪俣先生にお話を伺いました。

劇場へ向かう、子どもたち/仙法志小学校 猪俣扶由子先生
――今年の『エルコスの祈り』、いかがでしたか?
とても感動してしまいました。
大人として、また教師という立場から観ても、思うことや感じることが多かったです。
教育において子どもの個性を思いやることの大切さのようなものを、エルコスから教わった気がします。
生徒たちも「ダンスがすごかったね」とか、「歌声がきれいだった」って夢中で私に話してくれました。
お芝居では主人公の体験を通して、大切なことを実感しながら学べるので、子どもたちがこういったミュージカルが観られるのは、とても良いことですよね。本当にありがたいです。

――観劇前の、生徒の皆さんの反応は?
私自身、生徒と一緒に劇団四季のミュージカルを観るのは今年で3回目です。
一昨年は『ユタと不思議な仲間たち』、去年は『人間になりたがった猫』を観させていただきました。
今年の『エルコスの祈り』の鑑賞会について話をしたら、去年はああだったね、その前の年はこうだったねって過去の写真を見ながらクラスみんなで盛り上がりました。
生徒たちは毎年、本当に楽しみにしているんです。
――では観劇後の、生徒の皆さんの反応は?
あそこがすごいとか、ここがすごいとか、みんなで言い合いです(笑)。
主役の方だけじゃなく、舞台の端でお芝居をしている俳優さんのこともちゃんと見ていて、あんなことしてたよって私に教えてくれます。
本当に良く観てるなって、こっちが感心させられますね。
それから舞台装置にもビックリしているみたいです。
普段慣れ親しんでいるあの施設で、こんなことができるなんてって・・・。
そして帰りの道中では、決まってテーマソングの大合唱ですね(笑)。

(舞台写真 撮影:阿部章仁)
――観劇後、生徒たちの間でなにか変化はありましたか?
毎年この時期は学芸会の発表を近くに控えているんですね。
島の子どもたちは本物のミュージカルを観る機会ってそうそうないことですから、劇団四季のミュージカルを観て、表現の仕方を学んで、自分たちの自信につなげていっているみたいです。
それからミュージカルのテーマソングをクラスでも歌うことがあります。
例えば、『ユタ―』の「友達はいいもんだ」を学級で歌うと、「ひとりはみんなのために」という歌詞がありますよね。その言葉の意味がちゃんと子どもたちに届き、理解してくれているようです。
クラスが全体的に、友だちを思いやったりとか、仲間の良さみたいなものに気付いて、困っている子がいたら助けてあげるということが自然に出来るようになったなって実感しています。
劇団四季は今、この『エルコスの祈り』と『人間になりたがった猫』の2作品に願いを込めて、子どもたちに「生きる感動」を届けています。
劇団に寄せられる子どもたちからの手紙やこうして先生方のお話を伺うと、その願いは少しずつ叶っている・・・。そう、手応えを感じます。
これからもひとりでも多くの子どもたちと出会い、ともに感動を分かち合えるよう、劇団四季の旅は続きます。
去る8月22日、『エルコスの祈り』カンパニーはツアー最北端の北海道・利尻島での公演を無事に終えました。島の子どもたちの笑顔に包まれた感動の公演の模様は、先日のレポートでお伝えした通り。
全2回の公演で900人の島の子どもたちと触れ合ったカンパニーですが、舞台以外の場所でも、様々な場所で島の人たちから温かい応援や励ましの言葉をいただいていました。
今回のレポートでは、カンパニーと島の人々との交流の模様をご紹介いたします。
(※前回の利尻公演レポートはコチラ>>)
8月18日(火)
この日カンパニーを代表して菅本烈子、岡崎克哉、丹下博喜、五所真理子の4名は、利尻副町長・利尻富士町長のもとを表敬訪問しました。
また神保幸由、染谷沙絵子、鈴木智之の3名はフェリーで海を渡り、礼文町長のもとへ。
2日後の公演に先立ち、「こころの劇場」活動についての思いや作品の魅力、意気込みを語りました。
首都圏だけではなく全国の端々にまで演劇の感動を届け、作品を通して子どもたちに生きる感動を与えたいという劇団の思いを伝えると、
「舞台芸術に触れる機会が少ない中で、島の子どもたちに本物のミュージカルを観せていただけることは非常にありがたいことです。『エルコスの祈り』を楽しみにしています」
と、温かい言葉をいただきました。

各町にポスターを贈呈(保野利尻副町長(左)と吉田利尻富士町長(右))

小野礼文町長を囲んで/利尻島をバックに、礼文島にて
同じ日の夕方。利尻町の実行委員会主催のウェルカムパーティが催されました。島ならではの魚介やジンギスカンがずらりと並び、この豪華な食事に俳優・スタッフも大喜び。
田島利尻町長から
「今回は4回目の公演となります。皆さまからは毎回感動をいただいており、島の子どもたちも心から楽しみにしているようです。今日は利尻の美味しいものと自然に触れ、2日後の舞台をぜひ頑張ってください」
と激励いただき、一同はその言葉の通り、たくさんの栄養をつけて公演に臨みます。

田島利尻町長からの激励を受ける、俳優・スタッフ
8月21日(金)
2回目の公演を無事に終えた終演後。来場した利尻島の沓形中学校全校生徒を対象に、俳優たちは「発声セミナー」を行いました。
川口雄二、鈴木智之、出口恵理、古屋敷レナ、石井亜早実の5名が講師を務め、毎日トレーニングをしている発声方法「母音法」を、特別に伝授。『エルコスの祈り』からのセリフや歌を題材に、言葉をはっきりと美しく話す方法を勉強していきます。
俳優と生徒の皆さんとの交流の様子を嬉しそうに見守る先生方からは、セミナーを終えるとこう言葉をかけてくださいました。
「俳優の皆さんからこうして直々に教えていただけるなんて、本当に贅沢ですね。生徒たちもきっと今日のことは忘れずにいてくれると思います」

セミナーの様子
ツアーで訪れる先々では、公演以外にもこうした地元の方々との交流があります。
日本全国の子どもたちに感動を届けようと、日々切磋琢磨して舞台に立つ俳優たち。そんな彼らにとって客席から浴びる大きな拍手や、こうした触れ合いからいただく温かい言葉の数々が、支えとなり、大きなパワーとなっているのです。
感動の連鎖を生みだす、全国公演。今日も『エルコスの祈り』カンパニーは、旅を続けています。

田島利尻町長(中央)を囲んで 実行委員の皆様と俳優・スタッフ
カンパニーからのメッセージ(利尻島より)
季節は秋へと向かっていますが、劇団四季では新たな才能が続々と芽吹きの時を迎えています。
4月には、幅広い音域と豊かな声量・繊細な表現力が必要とされる『ウィキッド』のエルファバ役として、江畑晶慧がデビュー。彼女自身の真っ直ぐなキャラクターが滲み出たエルファバは、お客様からもご好評をいただいています。
そして5月から自由劇場で上演中の『春のめざめ』では、大人役の2名以外はほとんどが10代から20代前半の俳優。等身大の役を演じる彼らから溢れるフレッシュさとパワーで、作品を盛り上げてきました。
各地の劇場でもたくさんの若手俳優が続々とデビューしています。
まずは、8月初旬に『人間になりたがった猫』のジリアン役としてデビューした谷口あかり。
小学生の頃よりクラシックバレエを始め、2007年に入団。以来、『ミュージカル李香蘭』、『赤毛のアン』、『キャッツ』に出演しながら、ひたむきに呼吸法や歌のレッスンを続けた結果、『春のめざめ』のベンドラ役に抜擢されました。
そしてさらにジリアンという新たな役を得て、初めて全国ツアーに出演。全国各地で生の舞台を楽しみに待っていてくださるお客様との触れ合いにより、その感性はさらに磨かれていくことでしょう。

『人間になりたがった猫』ジリアン役:谷口あかり
そして8月19日、福岡シティ劇場にて、10年を超える『ライオンキング』日本公演史上、最年少となる18歳のナラがデビューしました。
入団後わずか4ヶ月にして大役をつかみ取ったのは小松加奈。実力さえあれば新人でも抜擢される劇団四季とはいえ、入団後まもない俳優がメインキャストとして出演するのは本当に稀なケースです。
演出家である浅利慶太による集中稽古が行われ、四季の方法論や演技の基礎を徹底的に叩き込まれ、困難と葛藤を乗り越えて福岡シティ劇場の舞台へとたどり着きました。
また、初演から『ライオンキング』に出演している青山弥生、そしてナラ役の経験者である樋口麻美や熊本亜記ら先輩たちも必死に彼女をサポートしました。ひたすら一生懸命に舞台に挑む小松の姿は、千秋楽を迎えようとする福岡の地で大きな話題を呼んでいます。

稽古中でアドバイスをする青山弥生と熊本亜記/『ライオンキング』ナラ役:小松加奈
また、先日北海道・利尻島での公演を行った『エルコスの祈り』では新しい二人のエルコスが舞台に立ち、子どもたちに夢と感動を与えています。
一人目のエルコスは、6月の東京・ニッセイ公演でデビューを果たした五所真理子。
開幕当初はアンサンブルのローズ役として出演していた彼女は、幼少から続けてきたバレエと持ち前の澄んだ歌声で、このタイトルロールを手にしました。
そして二人目のエルコスが誕生したのは、8月初旬。1年前に行われたオーディションに合格し、今回エルコス役として抜擢された染谷沙絵子がその人。
全国ツアーの合間を縫って行われた演出家・浅利慶太による猛特訓。そして公演先の劇場では、先輩の五所やベテラン俳優たちから懸命なサポートがありました。こうして一身に寄せられた期待に染谷は見事に応え、札幌でデビューを果たしたのです。

『エルコスの祈り』エルコス役:五所真理子/染谷沙絵子/鳥原如未(撮影:阿部章仁、劇団四季)
そんな二人のエルコスには、6年ぶりとなった今回公演の初演を務めた先輩がいます。鳥原如未です。
その鳥原自身が、今度は『美女と野獣』のベル役として先週末にデビューしました。
6歳からクラシックバレエを始め、宝塚歌劇団を経て、2006年に劇団四季の門を叩いた彼女。『エビータ』で初舞台を踏み、『王子とこじき』エドワード王子、『ウィキッド』ネッサローズなど数々の役を演じてきました。それらを通して演技・ダンス・歌の実力を少しずつレベルアップさせてきた結果、ディズニーミュージカルのヒロイン役に挑戦する機会が巡ってきたのです。
ベル役の先輩・坂本里咲をはじめ、稽古管理を担当した中村 匠らの熱心なサポートにより、愛と夢の物語の主人公が誕生しました。

舞台上の鳥原にアドバイスをする中村 匠/『美女と野獣』ベル役:鳥原如未
そして、今まさにデビューに向けて奮闘中の若手俳優も大勢います。
9月19日に全国ツアーへと旅立つミュージカル『アンデルセン』の「マダム・ドーロ役」に挑戦しようとしているのは、小川美緒。
彼女はこれまで、『はだかの王様』の王女サテン、『オペラ座の怪人』のメグ・ジリー、『美女と野獣』のバベット、『人間になりたがった猫』のジリアンなどを演じ、舞台俳優としての経験をひとつずつ積み上げてきました。
3歳から踊り始め、5年間のドイツ留学で培ったクラシックバレエの技術と、これまでに演じた役の経験を活かして、デンマーク王立バレエ団のプリマという難役をつかもうと必死に稽古を続けています。
その傍らにはいつも、マダム・ドーロ役の先輩、斉藤美絵子の姿があります。

『アンデルセン』稽古中の斉藤美絵子と小川美緒/マダム・ドーロ役:小川美緒
これから開幕する『ドリーミング』『アイーダ』などにも、若手の俳優が「稽古キャスト」として抜擢され、新たな役を目指して稽古に励んでいます。
演出家はもちろんのこと、各作品に精通したベテラン俳優たちや頼れる先輩たちのサポート、そして本人たちが日夜続けてきたたゆまぬ努力により、若手俳優たちは次々と才能を開花させていきます。
こうして創立以来56年にわたって続いてきた伝統が、全国各地のお客様に生の舞台をお届けできる劇団四季を築いたのです。

ミュージカル『アンデルセン』稽古の様子
【四季劇場[夏]開場記念 オーディション開催決定!】
詳しくはこちら>>
「こころの劇場」『エルコスの祈り』が全国ツアーへと旅立っておよそ1ヶ月が経ちました。
今月14日からは北海道ツアーが始まり、札幌・恵庭とカンパニーは順調に旅を続けています。
そして17日、一行は飛行機に乗り込みさらに北へと向かいました。目指すは北海道の北に浮かぶ小さな島、利尻島です。
20日、21日の2日間にかけて、ここ利尻島で「こころの劇場」招待公演が行われたのです。

利尻島に到着したカンパニー
この島での公演は、『桃次郎の冒険』(2004年)、『ユタと不思議な仲間たち』(2007年)、『人間になりたがった猫』(2008年)に次いで今年で4度目。
海を渡って、劇団四季がここで公演を続けるのには理由があります。
それは演劇という文化を首都圏のみならず、全国の端々にまで届けその感動を伝えたいという想いがあるから。そのためツアー最北端のここ利尻公演は、四季にとっては目標のひとつであり、大事な通過点なのです。
今年は、心を失ってしまった子どもたちと心を持ったロボットとの交流を描いた、『エルコスの祈り』から、全国の子どもたちに“生きる喜び”や“仲間を思いやる心”を語りかけてゆきます。
1日目の公演には島内の高校生と、利尻島から北東におよそ20km離れた礼文島の小・中学生の計476名が来場。フェリーに乗って島に降り立った子どもたちの明るい声が、劇場までの道のりにこだまします。

礼文島の子どもたちはフェリーで利尻島入り。子どもたちの列が劇場まで続きます

劇場の「利尻町交流促進施設 どんと」と利尻富士/開演前、公演チラシを読み込む児童
そして2日目には島内の小・中学生422名が来場。
普段なかなか触れ合う機会のないミュージカルに、始めこそそわそわと落ち着かない様子の子どもたちでしたが、すぐに物語の世界に入り込んでしまったよう。ストーン博士が祈りを込めて作ったロボット エルコスが誕生するシーンでは、「すごーい!」と無邪気な声が。そして終盤には身を前に乗り出しながら、エルコスと「ユートピア学園」の生徒たちの行方を見守っています。

カーテンコールの様子
終演後、客席を飛び出した子どもたちの表情には豊かな笑顔が浮かんでいました。
そしてロビーには
「みんな声がきれいで歌が上手!」「踊りがすごかった!どうしたらあんなにクルクル回れるの?」
と、友だちや先生と感想を語り合う声や、テーマソング「語りかけよう」の歌声が響きます。
ここ利尻島でも大きな目的を無事に果たすことが出来たカンパニー。この後も南下をしながら、劇団の祈りと願いを乗せた旅を続けてゆきます。
カンパニーからのメッセージ(利尻島より)
7月18日、「こころの劇場」『エルコスの祈り』全国ツアーがスタートしました。
来年の2010年3月まで児童招待公演を中心に、北は北海道・利尻島から南は宮古・石垣島まで全国の街々を訪れ、子どもたちに感動を届けていきます。
今日はその旅立ちの時。出発点となったのは、神奈川県座間市です。

会場の「ハーモニーホール座間」/開演前、公演チラシを読み込むご家族
時は50年後の未来。厳しい教師による教育で、夢も希望も失ってしまった「ユートピア学園」の子どもたちのもとに、ある1体のロボットがやってきます。そのロボット名前は、“エルコス”。
笑顔も個性もなくしてしまった子どもたちに、エルコスは語りかけます。
「誰でもかならず良いものをもっている。閉じこまらずに心を開いて、本当の自分を見つけ出そう」
少しずつ心を開き、目に輝きを戻してゆく子どもたち。しかし幼い頃に母親を亡くし、機械に育てられたジョンだけはエルコスを受け入れることができません。ひとり孤立するジョン。
そんな中、教師たちがジョンを利用してエルコスを追放しようとたくらみますが・・・。

カーテンコールでは『エルコスの祈り』のテーマソング、「語りかけよう」を合唱

終演後、出演者によるお見送りではたくさんの「ありがとう」が聞こえてきました(エルコス役:五所真理子、ジョン役:鎌滝健太)
「エルコス、歌がとても上手だった。最後、ジョンがみんなと一緒にいるところを見て嬉しかった」
「いつも子どもには『ありがとう』や感謝の気持ちを伝えることの大切さを話しています。でも説明だけではなく、こうして物語を通して伝えられると、子どももしっかり理解してくれたみたいです」
「子どもにも分かりやすいストーリーで、メッセージもきちんと伝わってきました。ミュージカルは初めてだったのですが、家族でこの『エルコスの祈り』を観ることができて良かったです」
これは終演後の、あるひと組のご家族の声。プログラムを抱きしめながら、名残惜しそうに劇場を後にされました。
「こころの劇場」とは2008年度からスタートした、児童招待プロジェクト。今年度は『エルコスの祈り』、そして『人間になりたがった猫』の二作品が全国をまわって日本中の子どもたちに感動を届けます。
学校の招待公演と、通常公演とを並行して行われるこの「こころの劇場」作品を、ご家族でご覧いただけるチャンスは、この夏休み!
『エルコスの祈り』は座間を出発したあとは、静岡・三重・愛知を訪れます。
夏休みの思い出に、ぜひご家族で劇場にお越しください。
| ◆『エルコスの祈り』夏休みのおもなスケジュール◆ 東海地方 小山町(7/20)、掛川(7/21)、春日井(7/22)、桑名(7/24)、津(7/25)、 幸田町(7/26)、豊橋(7/28) 関東地方 熊谷(8/1)、小美玉(8/2)、府中(8/4)、足立(8/5) 北陸地方 金沢(8/8〜8/9) 北海道 札幌(8/14〜15)、恵庭(8/16)、北広島(8/23)、砂川(8/29) ※詳細はコチラ>> |
7月10日、ニッセイ名作劇場『エルコスの祈り』東京公演が、およそ1ヵ月間にわたる公演を無事に終えました。

学校ごとに、児童たちが来場/終演後のお見送りの様子
この1ヵ月間で、劇場にはおよそ73,000人の児童が来場。日生劇場は毎日のように子どもたちの笑い声と感動に包まれていました。
しかし、その感動の余韻にはもう少し続きがあります。同じ日の午後、「四季の会」会員限定の招待公演が行われたのです。
この招待公演は「こころの劇場」の観劇モニターとして、会員の皆さまを対象に当ウェブサイトや会員会報誌「ラ・アルプ」を通じて募集をしたもの。日頃からご支援をいただいている皆さまに、「こころの劇場」の取り組みを広くご理解をいただきたいという思いから、モニター観劇として実施することになりました。
応募は予想を上回るほどで、当初は1回公演の予定を急きょ3回に変更。合計でおよそ3,200名のお客さまが、「こころの劇場」『エルコスの祈り』を体験されました。
心を持ったスーパーロボット エルコスの優しい言葉の数々は、大人の心を癒し、“忘れてしまった大切な心”を思い出させてくれます。カーテンコールでは、涙をぬぐうお客さまの姿も多く見られました。

カーテンコールの様子/児童と同様に、お見送りを体験するお客さま
「『エルコスの祈り』は初めて観劇しました。期待以上に感動しました。全国公演では、試験勉強で今日、来られなかった娘にも観せてあげたいと思います」
「お見送りがあるなんて、こころの劇場ならではの触れ合いですね。素晴らしい試みだと思います。
ストーリーも素敵でした。舞台装置もすごかったし、衣裳もカラフルで・・・。招待された子どもたちもきっと喜んだことでしょうね」
終演後、子どもたちと同様に出演者たちと握手を交わしたお客様からは、こんな声をいただきました。
この同様の取り組みは、名古屋・大阪・京都・福岡でも実施する予定です。
詳細は決まり次第、当ウェブサイトにてお知らせいたします。
6月2日、東京都日比谷にて「ニッセイ名作劇場」がスタートしました。

地下鉄を降りて、「日生劇場」へ向かう児童たち/学校ごと順番に客席に案内されます
「ニッセイ名作劇場」は1964年の誕生以来、今年で46回目を数えます。
“生の舞台から、子どもたちに豊かな心を育んでもらいたい”。そんな願いから、子どもたちにミュージカルと触れ合う機会を与えようと、小学6年生を対象に劇場に無料招待してきました。
第1回目の公演から、財団法人ニッセイ文化振興財団が主催、日本生命が協賛し、劇団四季が制作・出演を務めています。
2009年度は東京ほか大阪・神戸・名古屋・横浜の全国5つの都市で、15万5千人の児童を招待します。そして今年、子どもたちに感動を届けるにふさわしい作品として選ばれたのが、『エルコスの祈り』。
「エルコス」という心を持ったロボットが、親から見捨てられ夢も希望も失った子どもたちに大切な心を思い出させてくれる、心温まる作品です。

物語の最後には「語りかけよう」を合唱する場面も
初回の午前の部は都内の20校、およそ1,300人の児童たちが来場。客席はほぼ満席状態にも関わらず、幕が上がってからはとっても静か。みんな物語の行方を食い入るように見守っています。
終演後、そんな児童たちのもとを尋ねると、夢中で感想を教えてくれました。
「なんか夢の中にいるみたいだった」
「ダンスがすごい! ジャンプとかみんなきれいにそろってた!」
「そう、みんながそろってるのがすごい。あれ何ヵ月もかけてたくさん練習してるんだと思う!」
「あと歌もみんなとっても上手だったよね。エルコスがすごくきれいな声だった」
「今日、実は嫌なことがあったんだけど、もう全部ふっとんじゃった」
引率の先生も、生徒たちの反応に喜びを抑えきれない様子です。
「学校ではこんなに子どもたちがはつらつとした姿はなかなか見られませんから、私も嬉しいです。
私は幸運にも引率として何度かニッセイ名作を観させていただきました。今日『エルコス』の歌を聞いて、20年か30年前だったか、この場所でこの作品を観たことを思い出し、涙が出ました。素晴らしい作品ですね。
今年で引退になりますが、最後にこの生徒たちと良い思い出が作れました。本当にありがとう」

終演後は出演者が子どもたちを見送ります(エルコス役 鳥原如未(写真左)/ジョン役 中村 匠(写真右))
『エルコスの祈り』は1ヵ月半にわたる「ニッセイ名作劇場」を経て、7月からは全国ツアーへと旅立ちます。あなたの街にもエルコスがやって来て、“忘れてしまった大切な気持ち”を思い出させてくれるはず。どうぞお楽しみに!
横浜市あざみ野の四季劇術センターのE稽古場。ここは今、『エルコスの祈り』の稽古が行われています。『エルコスの祈り』は2009年度の「こころの劇場」作品。6月2日から始まる東京・ニッセイ劇場公演を経て、全国ツアーへと出発します。
開幕が近付くにつれて、稽古場は日ごとに緊張感が高まっていました。
『エルコスの祈り』の音楽は一度聞いたら思わず口ずさんでしまうほど親しみやすく、そしてファミリー向けミュージカルとは思えないほどの激しいダンスナンバーで、観る者の心を奪います。
総稽古(稽古場での最終通し稽古)を間近に控えたある日、登場する14人の子どもたちを中心とした稽古が行われていました。
彼らの指導にあたっているのは、劇団四季のトップダンサーである加藤敬二。この作品では振付を担当しています。

真剣なまなざしで稽古を見つめる加藤敬二
「決められた振りを踊れば、ただ楽しく見えるだけ。でもここの子どもたちは親の優しさも知らない、夢も見ることも許されない。そんな子が幼い頃のかすかな記憶から、ぬくもりを思い出すんだよね。
それがどんなに温かくなつかしいものか? しっかり考えて」
「エルコスを通じて、子どもたちは最後には180度違った人間に変わる。ワンシーンごとに段階を経て気持ちが変化していく様を表現してください」
「あと1週間ありません。今日指摘した点を、何としてでも確実に仕上げてください」

物語は50年後の未来。「ユートピア学園」という教育施設で、子どもたちが暮らしています。
けれどユートピア(想像上の理想的な社会)とは名ばかり。ここは「落ちこぼれ」のレッテルを貼られ、親にも先生にも見捨てられた子どもたちが集められた施設なのです。
厳しい3人の教師が子どもたちを番号で呼び、徹底的な管理システムにより24時間彼らを監視しています。子どもたちは命令で与えられた行動しか許されず、夢も想像することも許されません。
当然、感情を失う子どもたち。しかしそんな彼らが心を持ったロボット「エルコス」と出会い、人間らしい心を取り戻してゆきます。

エルコスとの出会いから、子どもたちはじょじょに笑顔を取り戻します
「子どもに感動を届けるんだ」
『エルコスの祈り』の稽古では、演出家の浅利慶太をはじめ、振付担当の加藤敬二、演出助手を務める横山清崇から何度もこの言葉が投げかけられます。
大切なメッセージを届けるために、ひとつの言葉も落とすことなく、全員が祈りを持って取り組んでいるのです。
開幕まで残された時間はあとわずか。今日も集中的な稽古が行われています。

