ミュージックナンバー

「ゲッセマネの園」

最後の晩餐の後、ジーザスは"ゲッセマネの園"と呼ばれる地で一人、神に祈りを捧げる。神の御心のままに、ジーザスは明日、死の運命を受け入れなければならない。その苦しみは、想像を絶するものであった。ジーザスは問う。
「身も心もただあなたに捧げ、疲れた私です。どうして、私が死ぬのです?」
全身を切り裂くような激しい苦悩の果て、ジーザスは決意する。
「いいだろう、死のう。見てくれ、私の死にざま!」
「十字架にかけろ!殺すなら今だ!!私のこの心、変わらぬ間に・・・」
ジーザスの内面とともにドラマティックに高揚していく展開は、息が詰まるほどの圧倒的な迫力。ジーザスのむき出しの魂が舞台空間に叩きつけられる劇中屈指の名ナンバー。

「ヘロデ王の歌」

ユダの裏切りに合い、捕縛されたジーザス。しかし、ローマ帝国総督ピラトは、人々の心を掴んでいるジーザスを裁くことをためらい、同じユダヤ人である領主・ヘロデ王に下駄を預ける。
ところが、実権をピラトに、人気をジーザスに奪われて自堕落な暮らしを送っていたヘロデ王は、連行されてきたジーザスを「君は聖なるクライスト。水をワインに変えてみるがよい。それができたら本物だ。釈放してやる。ヘイ、どうした?」と嘲笑い、「お笑い草だよ、神様だとさ。とっとと失せろ!」と一蹴する。
享楽的なメロディの裏で、狂気をはらんだヘロデ王の冷酷な眼差しが鋭く光る。

「ピラトの裁判と鞭打ちの刑」

ヘロデ王に追い払われ、再びピラトの前に引き出されたジーザス。されるがままのジーザスの姿に、もはや救世主ではないと見放した群衆たちは、一転して狂乱の徒となり、こう叫びながらピラトに迫る。 「それが任務、務めなのだ!ジーザスを十字架にかけろ!」
ジーザス、ユダに続く『ジーザス・クライスト=スーパースター』の第3の主人公である"群衆"の猛威がついに目をむいた瞬間に、ひるんだピラトはジーザスが無罪と知りつつも、その背中に鞭を39回振り下ろす。鞭のカウントが進むごとに、リフレインとともに極限まで高まっていく緊張感。すべての終わりの時は近い。

「スーパースター」

ついに磔の刑が下され、十字架を背にゴルゴダの丘を登るジーザス。その時、自殺したはずのユダがコーラスガールを引き連れて現れ、ジーザスに呼びかける。
「私は理解ができない。大きなことをしなければ、こんなにならずに済んだのに」
「気を悪くしないでくれ、考えを知りたいだけさ」
それまでのシリアスな展開から、ロックスター然として登場するユダとポップなナンバーが観客のド肝を抜く。ロックオペラにふさわしい華々しいフィナーレ。と思いきや、本当の終幕はさらなる衝撃が観客を待っている。

BACK

関連コンテンツ

ストーリー Story

ストーリー

登場人物 Character

登場人物

ギャラリー Gallery

ギャラリー