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2009年10月

出演候補者メッセージ 〜ラム・タム・タガー〜

ブログをご覧の皆様、こんにちは。阿久津陽一郎です。

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(撮影:荒井 健)

ラム・タム・タガーは自由奔放で破天荒。

自分ではこれでも至って普通のつもりでいるのに周りから
「あいつはやっかい」「あいつはすねもの」と言われている。
だからと言って改める訳でもなく、寧ろ周りと違う視点を持つ事を
美徳とし、自分だけのやり方でジェリクルを目指している、そんな猫です。
まぁやっかいな奴ですよね(笑)


【横浜の一押しスポット】
横浜駅からキヤノン・キャッツ・シアターへ行く途中にある、
「スカイビル」の中に「スカイスパ」というサウナがあります。

ここのサウナからの横浜の眺めはなかなか良いですね。
1時間に1回くらいの割合で「ロウリュウ」のサービスがあるのですが、
それをやってくれるお兄さんの説明が面白いです。
汗だくで息も絶え絶えに、ハーブの説明をしてくれます。

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スカイスパYOKOHAMA
住所:横浜市西区高島2−19−12スカイビル14F
地図:http://www.skyspa.co.jp/skyspa/access.html


初演から26年、前回の五反田/大崎公演から出演の僕ですが、
日々作品の歴史の重みを感じながら稽古場で汗を流しています。
キャッツの様な偉大な作品に入れてもらうと、
自分がとてもちっぽけな存在に感じます。

作品を大きな木に例えると、詩や歌や振付は木幹であり、
僕たちはこの木幹を支える根や土といった所でしょうか。
そして観に来て下さるお客様おひとりおひとりが、
太陽の豊かな光であり、その光に出逢う為に作品と私たちは葉を広げ、
天に伸び、大地から養分を送りつづけるのだと思います。
たくさんのお客様に出逢えるよう、これからも僕たちは作品を育み、
日々の公演を大切に演じ続けたいと思います。

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今年5月の「五反田キャッツ」閉幕以来、公演を待ち望んでいて下さった皆様、
劇団四季の「地元・横浜」でいよいよこの秋に満を持して開幕致します。
新しい地での新しい仕掛けもたくさんありますよ。そちらもどうぞご期待下さい!

(ラム・タム・タガー役 阿久津陽一郎)


『キャッツ』横浜公演、開幕まであと23日!

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横浜『キャッツ』ができるまで 〜舞台装置編〜

こんにちは、舞台装置を担当させていただいているTです。
よろしくおねがいします。

舞台装置(大道具)の仕事の流れは、

1.装置家(土屋茂昭さん)と相談して装置プランを決める。
2.予算をたてる。
3.プランを模型や図面に起こす。
4.大道具や機構の製作・改造・設営の準備・手配または実行をする。
5.大道具や機構の解体・保管・資料の管理をする。

という感じですが、いまは3と4の作業の最中です。

10月はじめに、客席壁の建て込みと客席の床にシートを貼りました。
その後は客席の取り付けが行われますので、その間は大町やあざみ野で
「前仕込み」と呼ばれる事前準備をし、まもなく本格的な仕込みに入ります。
これは客席側にも飾りがある『キャッツ』ならではの手順です。

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10月16日のキヤノン・キャッツ・シアター

私は入団以来、『鹿鳴館』『トロイ戦争は起こらないだろう』
『ブラックコメディ』『アルデールまたは聖女』など、
ストレートプレイ作品を多く担当させていただいていたのですが、
装置プランはだいたい初日の3ヶ月くらい前に動き出していました。

『キャッツ』の場合は、初日の何ヶ月前からだと思いますか?

今回の『キャッツ』横浜公演の場合は、初日の7ヵ月前・4月から
動き始めました。劇場全体にわたって飾りがあるので、
計画や準備にもたくさん時間をかける必要が出てきます。
何度も打ち合わせを重ねた後、舞台監督編でご覧いただいた
下の模型製作にとりかかったのは6月頃からでした。

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「そもそも舞台装置(大道具)って何?」
と思われる方もいらっしゃいますよね、きっと。

基本的には「手に持てない大きな物」が舞台装置となります。
『キャッツ』の場合、壁に飾られているゴミは小道具、
そのゴミを飾るための壁が舞台装置の担当となります。
上空の雲、舞台後方の月や星空、舞台上のタイヤや
電子レンジなども舞台装置です。

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五反田/大崎キャッツ・シアター(撮影:荒井 健)

『キャッツ』との出会いは小学生の頃。
地元大阪で合唱団に通っていたのですが、そこに『キャッツ』の
振り付けをされた山田 卓さんがいらしていたんです。
それがきっかけでミュージカルや芝居に興味を持ち始めました。
(生まれて初めて観た舞台は劇団四季の『赤毛のアン』でした!)

その合唱団はちょっと本格的で、作曲家・作詞家・脚本家・
伴奏のピアニスト・オーケストラの指揮者など、魅力的な大人と
たくさん接することができました。
ひとつの作品をみんなで創りあげていく過程に触れる機会が
多かったので、舞台の世界に惹かれたんじゃないかなと思います。

『キャッツ』はちょうど1年前くらい、25周年の頃から担当させて
いただくようになったのですが、山田 卓さんが特に大切にされていた
作品と聞いていましたので、身が引き締まる思いでした。

今思うと、初演の『キャッツ』を上演する際のあざみ野の様子を
話して頂いた事がありました。
猫になりきるために、稽古場内を移動するときはみんな猫の
歩き方で動いていたとか。
いつもキラッと光る笑顔で、私たちを温かく指導して下さいました。

五反田/大崎キャッツ・シアターの解体はすごかったですね。
劇場全体を移設するわけですから覚えることが多くて・・・。
でも、ロングラン公演の場合、仕込み・解体は数年に一度しか
巡ってこないので、いろいろ勉強することができました。
下の図の様なラフター(クレーン)を劇場の中に入れたりして、
大道具の解体というより、完全に工事現場という感じで新鮮でした。

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今回の横浜公演の仕込みでもつくづく感じていますが、
『キャッツ』はとにかく作品に関わる人が多いんですよね。

例えば、劇場を建てて下さっている建築現場の方達や、
大道具や舞台の機構をつくって下さる方など、普段の何倍もの人が、
『キャッツ』という作品のために一緒に働いています。
また、26年間も上演し続けているということは、それだけ
観て下さったお客様も大勢いらっしゃるということですよね。

キヤノン・キャッツ・シアターの仕込み作業をしていると、
お客様の期待を裏切らないように、少しでもプラスにできるように
という思いが日々増していきます。

これから舞台の仕込み作業は佳境を迎えますが、
横浜・みなとみらいでもたくさんのお客様に楽しんでいただくため、
スタッフ一同、安全に気をつけて作業してまいります。
開幕までもう少しだけお待ちくださいね。

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追伸:
この間、はじめて「ハングリータイガー」に行きました。
横浜では有名なんですよね? ハンバーグ、おいしかったです。

(『キャッツ』舞台装置担当・T)


『キャッツ』横浜公演、開幕まであと25日!

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横浜『キャッツ』ができるまで 〜稽古場編〜

これまで俳優たちは空いている稽古場を利用して自主稽古を
続けてきましたが、10月初旬、いよいよ全体稽古が始まりました。

稽古前日、横浜・四季芸術センターのA稽古場には、
あざみ野にいる舞台スタッフが続々と集まってきます。

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通常、稽古場の床にはクッション性のあるビニールマットが
敷かれています。が、滑りにくい床では野性的な猫を表現しにくく、
怪我につながる恐れもあるため、滑りの良い板の間へと変更するのです。

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あっという間に中央部分のマットを剥がし終わると、
集められたスタッフ達はまた元の仕事へ――。

舞台監督と『キャッツ』担当のスタッフは次の作業へと進みます。

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床にピンを打つ舞台監督。
さて、次は何が行われるでしょうか?

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中央の大きな円、そこから伸びる数本の道・・・。

これは「バミリ」と呼ばれる作業。
舞台装置が無い状態でも、舞台の幅や奥行き、
客席へのスロープや大道具の位置を確認できるよう、
粘着テープで床に印を付けていきます。

やりなおしがきかない生の舞台。
早い段階から距離感や方向感覚を体に染み込ませることで、
より自然に動き、台詞や歌に集中することができるのです。
特殊な円形舞台の上を縦横無尽に駆け回る
『キャッツ』のような作品であればなおのこと。

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「バミリ」によって、客席に座るお客様の存在も
感じられるようになりました。

いよいよ稽古開始です。

(『キャッツ』ウェブ担当・Y)


『キャッツ』横浜公演、開幕まであと26日!

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横浜『キャッツ』ができるまで 〜衣裳編〜

こちらは横浜・四季芸術センターの衣裳部屋。
『キャッツ』横浜公演開幕に向けて衣裳の準備を行っています。

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『キャッツ』はもともと動きの激しい舞台ですが、
1998年の演出変更の際、より野性的な猫へと進化したため、
衣裳の消耗もとても激しくなりました。

そこで、タイツは一人(一匹?)6〜8枚ずつ準備します。
サイズがいくつか必要な場合は、ひとつのキャラクターのために
20枚ものタイツが必要になることもあります。
それが24匹分ありますので、ひたすら作業あるのみです。

作業は「模様描き」「ボカシ」「ケムンパ付け」「蒸し」の4工程。

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ペンで一本一本模様を描き

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霧吹きでアルコールを吹きかけながら
ブラシでぼかしていきます。

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こちらはタイツに飾りの毛(ケムンパ)を縫いつける作業。
飾りの毛はなぜか昔から「ケムンパ」と呼ばれているのですが、
毛虫に似ていることから、赤塚不二夫さんのマンガに
出てくる「ケムンパス」から付けたのでは?という説があります。

毛足の長い毛糸を手編みして作るのですが、ロングラン中に
毛糸が生産終了になってしまうことも少なくありません。
似たものがあるかどうかは常にチェックしています。

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最後に蒸して熱を加え、色を定着させます。
この工程は着物を染める時と同じなので、初演の頃からずっと
着物の専門業者さんにお願いしています。


タイツの作業と並行して、上着類も制作中です。

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これは、グロールタイガーのシーンで子分役となる
雄猫たちが着る衣裳。(マンゴジェリー用)

こちらはマンカストラップ用のデザイン画。

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ほんの一瞬しか見えない、もしかしたら誰も気がつかない
ようなところまでこだわることも楽しみのひとつです。

26年前の日本初演時は、写真・映像の撮影ができず、
今のようにメールで簡単に情報をやりとりできる時代でも
なかったので、とにかく舞台を繰り返し観て、
記憶を頼りに衣裳をデザイン・制作したそうです。

その仕事がこちら。グリザベラの衣裳です。

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グリザベラのコートは現在3着ありますが、
これは初演からずっと大切に使い続けてきたもの。
少し色が落ちているので、横浜公演に向けて
これから染める予定です。

『キャッツ』は、色へのアプローチというか、
色彩に対する“勘”が必要とされる作品だと思います。
初演時の衣裳やデザイン画に込められた想いや感性を読みとり、
イメージをふくらませて良いものを創れるかどうか。
そこが難しくもあり面白いところでもあります。

最近は舞台装置はコンピューター制御され、
衣裳も専門の業者に依頼をすることも多くなってきましたが、
『キャッツ』は舞台装置のほとんどをスタッフが動かし、
衣裳も全て劇団四季でひとつひとつ手作りしています。

最新技術を駆使した舞台も華やかで素敵ですが、
『キャッツ』のような昔ながらのスタイルも
大切にしていきたいと思っています。

『キャッツ』は本当に良く考えられた素晴らしい作品ですし、
まさに「総合芸術」の名にふさわしい舞台だと思います。
横浜でもたくさんのお客様に楽しんでいただけますように。

(『キャッツ』衣裳担当・G)


『キャッツ』横浜公演、開幕まであと30日!

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「Welcome!キャッツ」展 ができるまで

9月29日〜10月4日にかけて、「そごう横浜店」にて行われた
「Welcome!キャッツ」展。
今回はこの展示の仕込みの様子をご紹介してみたいと思います。

9月26日 朝
舞台監督は長野県・大町にある劇団四季の倉庫へと向かい、
展示に使う“ゴミ”たちの選定に取り掛かりました。
一日半かけて整理を終え、4トントラック2台に積み込まれた
ゴミたちは、横浜・四季芸術センターを目指します。

9月27日 20:00
四季芸術センターに到着。この企画の担当営業も合流し、
五反田/大崎キャッツ・シアターの模型や、猫たちの額縁を
積み込むと、いよいよ「そごう横浜店」へと向かいます!

その頃、閉店の時間を迎えた「そごう横浜店」の8階では、
展示スペースの準備が始まりました。
壁などの大道具類は、2003年から2004年にかけて行われた
『キャッツ』静岡・広島・静岡・仙台公演の装置を使用します。

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まずは天井から。
『キャッツ』の劇場空間を表現するため、天井の白いパネルを
ひとつひとつ外し、代わりに黒い幕を張っていきます。

9月27日 22:00
ゴミを積んだトラック2台がそごうに到着。
閉店後のデパートの搬入口では、翌日用の商品納入などのため、
数十台のトラックが列をつくり、順番を待っているのです。
利用時間も限られているため、まさに時間との闘いです。

そんな状況ではありましたが、ゴミたちを運んでいると、
「それは何ですか?」「『キャッツ』もうすぐですね」などと
みなさんが声をかけてくださり、和むひとときもあったようです。

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9月28日 8:00
大道具2名、小道具2名、舞台監督の5名でゴミの飾り付けスタート!

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9月28日 13:00
照明チーム4名が到着し、『キャッツ』ならではの
3色電飾を取り付けていきます。
と言っても、劇場とは電圧が全く違うので一歩間違えば
営業中の店舗が真っ暗になってしまう恐れがあるため、
作業は慎重に行う必要があります。
(ちなみに隣では靴のバーゲンセール中でした)

無事電飾を飾り終えると、最後に猫たちの額縁の設置です。
しかし、もともと天井に付いていた照明では光が強すぎたため、
6階にある「そごう美術館」さんから照明をお借りし、
無事に「Welcome!キャッツ」展は完成しました。
(「そごう美術館」さん、本当にありがとうございました)

時間は20:32。ふと外を見ると、たくさんの人が。
営業を終えたそごうの店員さんたちが早速見にきて下さっていたのです。

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「Welcome!キャッツ」展は、短い期間でしたが
一万人以上ものお客様に一足早い『キャッツ』ワールドを
お楽しみいただくことができました。
ご来場いただいたみなさま、ご協力いただいた「そごう横浜店」の
みなさま、本当にありがとうございました。

展示を終えた道具たちは、ふたたびあざみ野へ。
いよいよ本格的な仕込み準備に取り掛かります。


『キャッツ』横浜公演、開幕まであと34日!

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