
出演候補者メッセージ 〜アスパラガスほか〜
みなさまこんにちは。
アスパラガス=グロールタイガー、バストファジョーンズ役の村 俊英です。
上:バストファジョーンズ、下:アスパラガス (撮影:荒井 健)
劇団四季に入ったのは1990年。
翌1991年の札幌公演でオールドデュトロノミー役として『キャッツ』に
初出演させていただき、大阪公演から現在の役で出演しています。
一番好きなのはやっぱりアスパラガスのシーンですね。
アスパラガスとジェリーロラムがライトに照らされてぽーんと浮かびあがり、
昔を思いながら歌い、語っている。その姿や歌詞が好きですね。
今の役者を嘆いて怒っている役ですから、演出家になったつもりで演じています。
傍らにいるジェリーロラムに対しては、娘のような、若い恋人のような、
そんな気持ちを抱いています。
グロールタイガー (撮影:荒井 健)
劇中劇で、アスパラガスからグロールタイガーへと変わるのですが、
全く違う役ですから変わるのはそれほど大変ではありません。
普段の自分じゃない性格を出すほうが演じやすいんですよ。
一番困るのは普通の人間。二枚目とかね(笑)。
グロールタイガーには殺陣のシーンがあるのですが、
1998年の福岡公演でのリニューアルで、中国拳法を用いた
リアルな振り付けに変わりました。
初めの頃は接近しすぎたり、剣が指にあたったりして
怪我したこともありましたね。
一番苦労している点は、お客様の心の中にどれだけ歌詞を伝えられるか。
アンドリュー・ロイド=ウェバーのメロディーは美しいですから、
どうしてもメロディックになり歌詞がぼやけてしまいがちになります。
美しいメロディーだけでなく、歌詞をお客様にきちんと届けることが課題ですね。
【横浜の一押しスポット】
海が好きなので良く港にはドライブで行きますよ。あとは中華街かな。
港の見える丘公園
「港の見える丘公園」で夕暮れ時の港を見てから劇場に入るのもいいですし、
もちろん夜景も綺麗です。
マチネ公演を観た後、中華街で食事をして外人墓地あたりを散歩するのも
風情があって良いのではないでしょうか。
もうすぐ、港が見える横浜という街が猫たちの棲み家となります。
熱い『キャッツ』をご覧いただけるよう一丸となって頑張りますので、
ぜひ劇場に足を運んでください。お待ちしております。
(アスパラガス=グロールタイガー、バストファジョーンズ役 村 俊英)
『キャッツ』横浜公演、開幕まであと18日!
