
横浜『キャッツ』ができるまで 〜横浜ご当地ゴミ・前編〜
開幕に向け、長野県・大町の倉庫にて荷出しを終え、
キヤノン・キャッツ・シアターで奮闘中の小道具担当・Yです。
一週間ほど前の何も無い客席と舞台。今はすごいことになっています
横浜公演では、客席通路の頭上に多くのゴミを飾る予定です。
その為、五反田/大崎公演で長年使用していたゴミたちが
落下する危険がないよう、大町でメンテナンスをします。
それが終わると、今度は「ゴミのレイアウト図面」を見ながら、
それぞれのゴミに「客席下手1番」「舞台2階/上手2番」など、
どこに飾るかを記入した紙を貼っておき、劇場に搬入してから、
飾る場所がすぐ分かるようにしておきます。
このゴミのレイアウトは、装置デザイナーの土屋茂昭さんと
相談しながら考えていきます。
適当に飾っているようですが、飾れるゴミの大きさが
決まっていたり、ゴミの色が偏らないようにしたり
(例えば青いポリタンクの横には、青いダウンベストではなく、
黄色のダウンベストを飾るなど)
細かいところまで考えている…つもり…です。
その為、図面上で確認しておく事はとても大事なのです。
なんてったって11tトラック4台分のゴミを
飾らなくてはいけないので…。
また、『キャッツ』では違う土地に行くたびに、
その土地にちなんだゴミをたくさん作ります。
横浜と言えば…小道具のメンバーに聞いても
真っ先に出てくる答えが「崎陽軒」です。
今回は「崎陽軒」さんのご厚意でサンプル品を頂けたので、
そのサンプルをもとに「シウマイ弁当」や醤油入れの
「ひょうちゃん」を3倍のサイズで製作しました。
「崎陽軒」の堀江宏樹さん(右)からサンプルを受け取る営業担当
【シウマイ弁当・昔ながらのシウマイ】
【ひょうちゃん】
過去の『キャッツ』でも登場した、各地のサッカーチームグッズ。
今回は「横浜F・マリノス」のグッズが登場します。
【サッカーボール】
【メガホン】
模型を見ながら、より本物らしく見せるように、日々奮闘中です。
横浜のご当地ゴミは他にも飾りますので、劇場で探してみて下さい!!
(『キャッツ』小道具担当・Y)
『キャッツ』横浜公演、開幕まであと16日!
