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横浜『キャッツ』ができるまで 〜横浜ご当地ゴミ・後編〜

前編に続き、仕込み作業中の小道具担当・Yです。
横浜『キャッツ』の大きな特徴といえば、
リニューアルするスキンブルの列車のパーツです。

今までも所々変更したアイテムはあったのですが、
今回は「横浜らしくもあり、今まで以上に汽車に見えるように」
というコンセプトのもと、加藤敬二さん、デザイナーの土屋さんと
ともにデザイン変更を行いました。

ガス灯や、港を思わせる船の浮き輪を取り込み、
10分の1のサイズで模型をつくり、プランを進めてきました。

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先日、稽古場にて俳優さん達に実際に持ってもらい、
動線や列車を組む段取りの整理を行いました。

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列車のパーツは、それぞれ猫たちが持っている為、
軽量でなくてはなりません。かつ、ロングラン公演に
対応できる、頑丈さが必要となります。

その為に、デザイン性・耐久性・軽量化の3点を考えながら
現在、あざみ野の小道具工房では各アイテムを13名で製作中です。

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小さい頃から、絵を書いたりするのが好きで、
好きな科目は図工・美術という感じの子どもでした。
中学1年生の時に、たまたま見た札幌『キャッツ』の特集番組を見て、
「何だこれは!?観てみたい!!」と思い、母と観に行ったのがきっかけです。
劇場に入って「何だこれ〜作りたい〜」と思ってからは、
『キャッツ』の小道具担当が私の夢となりました。

劇団四季に入団したのはそれから8年後の2000年。
舞台スタッフとして、色々な作品の本番付きをした後、
2002年に小道具へ。2003年から『キャッツ』の担当となりました。

『キャッツ』のほかには、『ウィキッド』『55ステップス』『李香蘭』
『エビータ』『鹿鳴館』『解ってたまるか!』『クレイジー・フォー・ユー』
なども担当させていただいています。
なかでも、『ウィキッド』ではニューヨーク/シカゴに行き、
現地の美術スタッフと打ち合わせを行う段階から参加させてもらい、
とても良い経験となりました。

劇団四季に入団するのも大変ですが、本当に『キャッツ』の
小道具担当になれるなんて。
運が良かったなと、つくづく思います。
『キャッツ』横浜公演、楽しんでくださいね。

(『キャッツ』小道具担当・Y)

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『キャッツ』横浜公演、開幕まであと15日!

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