ページ内を移動するためのリンクです。

このページのコンテンツへ

新型コロナウイルス感染症対応について(劇団四季社長・吉田智誉樹より)

新型コロナウイルス感染症の状況を総合的に鑑みて、現在、劇団四季の全公演を中止させていただいております。

>【5/22更新】全公演、中止期間延長/今後の再開見通しについて:新型コロナウイルス感染症対応

公演再開を楽しみにお待ちくださっているすべてのお客様に、心よりお詫び申し上げます。

重ねて、本日、このようなご報告をさせていただくことを、本当に申し訳なく思います。
世界中が新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされ、先行きの見えない未曽有の事態に陥っています。劇団四季のいくつかの演目につきましても、公演実施の目処が立たず、上演の延期、もしくは公演自体をあきらめるという、苦しい決断をすることとなりました。

まず、今年、劇団四季の首都圏のあたらしい拠点として、東京・竹芝地区に誕生するJR東日本四季劇場[春][秋]。そのこけら落としを飾るはずだった2演目についてです。

[春]劇場のオープニング作品であるディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』につきまして、開幕を本年9月とご案内しておりましたが、海外スタッフの来日の目処が立たず、諸制作の進行もままならないため、どうしても開幕時期を見直さざるを得なくなりました。新たな開幕は、来年2021年6月となります。
現在、全世界で演劇を上演することが難しい状況となってしまっておりますが、ニューヨーク・ブロードウェイで世界初演された『アナと雪の女王』は、このあと各国のカンパニーの手によって、世界中で上演されることとなっています。我々劇団四季も、美しい氷の魔法を新劇場で華開かせるため、あきらめず粘り強く、準備を進めてまいります。
そして先日すでにご報告させていただいたとおり、[秋]劇場で予定されていた『劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~』東京公演(7月14日~8月27日)も中止とさせていただきました。JR東日本四季劇場の開場記念作品として、今年の劇団創立記念日に華々しく開幕するはずだった新作ショウです。こちらも緊急事態宣言の延長により、稽古を開始できず、十分な公演期間が確保できないため、[秋]での公演は断念することとなりました。
劇団のフラッグシップ劇場の幕開けを、予定通り行えないのは痛恨の極みでありますが、お客様や劇団員の健康を守るために決断せざるを得ませんでした。どうぞご理解いただければ幸いです。

このような苦渋の決断を経て、[春][秋]劇場の今後の上演演目について、再考させていただきました。まず、2劇場の活動の口火を切る作品は、[秋]劇場の『オペラ座の怪人』となります。劇団四季の上演の歴史のなかで、数々の劇場のこけら落としを務めてきた不朽の大作です。本年10月24日の開幕、ロングラン公演の実現を目指しています。
一方、[春]劇場は来年1月より始動。演目は『劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~』です。もともと、JR東日本四季劇場の開場記念作品として構想が練られてきた新作ショウであり、ぜひとも新劇場の幕開けを寿ぐ舞台として、初めてお客様にお目に掛けたいと願う気持ちが強く、来年1月、[春]劇場のこけら落としとして初演させていただくこととなりました。なお、当初の予定では、今年の夏に[秋]劇場で上演したのち、秋の全国ツアーに出発するはずでしたが、計画を変更し、来年の[春]劇場にて初演した後、各地公演へと出発することとなりました。まずは、3月、福岡へ。その後、4月より全国ツアーを実施いたします。劇団四季の「これまで」と「これから」を、この新作ショウでお客様にしっかり感じていただけるよう、精一杯制作に努めてまいります。

なお、今秋の全国公演では、『コーラスライン』を上演することとなりました。4月からの全国公演が取りやめとなったことを惜しむ声を多く頂戴していたところに重ねて、東京・自由劇場公演(6月13日~7月29日)も、緊急事態宣言の延長にともない、稽古の再開が遅れて十分な公演期間の確保が難しく、やむをえず中止させていただきました。この一連の流れを受け、このたび、秋の全国ツアー実施を決断しました。二転三転のご案内となり大変恐縮ですが、「演劇界に生きる人間の想いと祈り」が凝縮されたこのミュージカルを、ぜひ今年、一人でも多くのお客様にお届けできればと、心より願っております。

『コーラスライン』につきましては、来年、福岡・キャナルシティ劇場での公演も予定しております。残念ながら、福岡での『ノートルダムの鐘』(6月14日千秋楽まで)、『パリのアメリカ人』(7月12日~8月30日)は中止とさせていただきましたが、続く『マンマ・ミーア!』(10月1日~2021年1月3日)は実施し、来年1~2月には『コーラスライン』を。そして3月には、さきほどご案内したとおり『劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~』をお届けできればと願っております。

続きまして、このたび、公演を中止せざるを得なくなった演目について、断腸の思いでご報告させていただきます。

全国公演につきまして。今年の春よりスタートする予定だったファミリーミュージカル『ジョン万次郎の夢』『人間になりたがった猫』の今年の公演の多くを取りやめることとなりました。日本各地の主催者の皆様、ご関係の皆様と真摯に検討を重ねてまいりましたが、児童に安心してご覧いただける劇場環境を作ることがどうしても難しく、日本全国の小学生を劇場にご招待する「こころの劇場」公演、および一般のお客様にお楽しみいただける通常公演につきまして、『ジョン万次郎の夢』は2020年12月までの全日程を、『人間になりたがった猫』は11月13日までの全日程と、12月中の一部公演(12/5府中、12/25昭島)を断念することとなりました。「全国の皆様に演劇の感動をお届けする」という私たち劇団四季の信念が形となった全国公演をお届けすることができず、忸怩たる思いです。本当に申し訳ありません。

その他の各公演の再開につきましては、今後の状況を慎重に検討しつつ、順次実施できればと願っております。一度にすべての公演を再始動すると、先立つ稽古も同じ時期に集中してしまい、稽古場に人が密集してしまいます。そのような事態を避け、俳優・スタッフの健康を守るため、時差をつけての再開を計画することとなりました。
再開を予定している公演につきましても、政府や地方自治体から特別な要請があった場合、急きょ中止させていただく場合がございます。最新情報につきましては、当オフシャルサイトにてご案内させていただきます。
公演再開まで、引き続き、劇団業務の一部を縮小させていただいております。公演活動の再開の見通しが不透明であることを受け、本年2020年の公演を対象に、前売りチケット販売を一時停止し、劇場チケットボックスも休業しております。活動再開までご不便をおかけいたしますが、ご容赦とご理解をいただければ幸いです。

私たちは、今、公演再開に向けて、できる限りの準備を進めています。
劇団四季には、創立者である浅利慶太や諸先輩方が築き上げてくださった「舞台だけで生きる」という理念があります。新型コロナウイルス感染症は、その根本部分を容赦なく脅かすこととなりました。しかし、先輩方の「祈り」の結晶であり、我々が命を懸けてきた「舞台そのもの」が滅びることは決してない。明けない夜はありません。その日まで歯を食いしばって耐えたいと思います。
お客様にも、変わらぬ温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

劇団四季
代表取締役社長
吉田智誉樹

PAGE TOP