１２月６日、７日の２日間の日程で「２０１５年研究所入所オーディション」が開催されました！
応募総数７００名を超す応募の中から、書類審査を通過したのは１７０名。６日の予選開始前には、真冬並みの寒さの中、受付開始３０分前から長い列ができ、「このチャンスを何としても掴んでみせる！」という受験者の意気込みが、ひしひしと伝わってきます。
審査では、演技・ダンス・ボーカルいずれのコースの受験者にも、必ず台詞・ダンス・歌唱すべての課題が課せられます。審査会場となる稽古場の前では、順番を待つ間も台詞を小声で繰り返したり、振付を入念に確認する受験者たち。
そして、いよいよ審査の時。会場の扉を開けて足を踏み入れると、稽古場の空間が無限の広さに感じられるほど、一気に緊張の波が受験者に襲い掛かります。
ですが、オーディションに合格し、晴れてお客様の前に立つことになれば、緊張はこの比ではありません。
プレッシャーとの戦いもまた、舞台俳優のさだめ。"慣れ・だれ・崩れ"となった瞬間、新鮮な感動を生み出すことはできなくなります。その意味で、張りつめた空気の中でのオーディションは、舞台へと続く厳しい道のりの第一歩。
その勇気ある一歩目を踏み出した受験者たちは、見事緊張に打ち勝ち、日ごろのレッスンの成果を遺憾なく発揮してくれました！
予選を通過し本選へ進んだ８８名には、後日、最終的な合否が伝えられます。
若者たちの勇敢な挑戦は、劇団の未来の財産。受験された全ての皆様に御礼申し上げます。
そして四季を愛する皆様におかれましては、劇団に新たな風を吹き込む新人たちに、どうぞあたたかい声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます！
