1月21日(水)、北海道四季劇場にて上演中の『キャッツ』札幌公演に、北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が来場されました!
ファイターズと『キャッツ』は、共に "スポーツ"と"演劇"というジャンルは違えど、北海道を盛り上げるべく活動を続けています。
『キャッツ』には"招き猫伝説"と呼ばれる上演地に本拠地を置くプロ野球チームは優勝するというジンクスがあり、近年では仙台公演を行った2013年に東北楽天ゴールデンイーグルスが、また福岡公演を行った2014年に福岡ソフトバンクホークスが日本一に輝きました。このジンクスを知った栗山監督の、優勝に向け"猫の手も借りたい"とのリクエストから、この度の来場に至りました。
キャンプイン直前の忙しい合間を縫って来場された栗山監督。客席壁面に飾られたゴミオブジェのひとつ、ファイターズのユニフォームに「夢は正夢 栗山英樹」と力強くサインをされました。サインを終えた栗山監督は「嬉しいよね!」とにっこり。詰めかけたメディアの要望に応え、招き猫のポーズをとるなどお茶目な一面も見せました。
スポーツキャスター時代にニューヨーク・ブロードウェイでミュージカルを観たことがあるものの、『キャッツ』を観るのはこの日が初めてという栗山監督の目に、ファイターズの本拠地・北海道で上演する『キャッツ』はどのように映ったのでしょうか?
終演後の舞台上で感想を伺いました。
栗山英樹監督
「『キャッツ』を観て久々に心が震えました。「なぜ人が感動するのか」ということを改めて考えました。俳優さんたちの表情が凄く、ひとつひとつの動きに対して"やりきった感"が伝わってきました。瞬間瞬間、全力を出し尽くして精一杯やらなきゃいけないんだ、我々もこういう野球をやらなきゃいけないんだという思いにさせてもらいましたし、凄く良い時間を過ごさせてもらいました。シーズンが終わったら恩返しできるように頑張ります。」
監督がインタビューを終えて退場しようとすると、突然「オーバーチュア」が鳴り響きます。戸惑う監督の足元に飛び出してきたのは、ディミータ役・坂田加奈子、ミストフェリーズ役・岩崎晋也、カーバケッティー役・齊藤太一、ジェミマ役・松山育恵。
実はこの4名の俳優は全員北海道出身。栗山監督は突然の猫からの挨拶に驚いた様子でしたが、それぞれと固い握手を交わし、「公演後のお疲れのところありがとうございます。時間があればぜひ札幌ドームに遊びに来て下さい」とあたたかい言葉を掛けていました。
カンパニーを代表して岩崎から出演者全員のサイン入りポスターを贈呈し、お互いにこれからも毎日100%のパフォーマンスでファンを楽しませることを誓い合いました。
『キャッツ』札幌公演は5/31(日)までの公演延長が決定しています。17年ぶりに北海道の地を踏んだ24匹の猫たちは、栗山監督だけでなくお客様にも福を招くかもしれません。ぜひ劇場に足をお運び下さい。
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