3月13日(金)、沖縄県名護市にて『魔法をすてたマジョリン』全国公演が千秋楽を迎えました。
昨年7月に神奈川県座間市で開幕したツアーの総公演数は75都市で183公演。うち「こころの劇場」の学校招待公演は47都市139公演、約198,000名の子ども達を劇場に招待しました。北は北海道の利尻島から、南は沖縄県の石垣島まで、日本列島を駆け抜けた『魔法をすてたマジョリン』全国公演。千秋楽の様子をお届けします。
3月13日(金)千秋楽当日【8:00】
穏やかな晴天のもと、14:00の開演に合わせ、キャスト・スタッフ一同、最後の公演の準備にとりかかります。
【12:00】
リハーサル前に行われたミーティング。劇団四季の各公演には「公演委員会」と呼ばれる俳優達の役割分担があります。この日も、歌、ダンス、演技などそれぞれの担当者を中心に、本番に向けて細かく注意点の確認が行われました。公演委員長の菅本烈子から「約8か月に及ぶ公演、お疲れ様でした。個々に、これまでやって来た事をよく守り、本日もよろしくお願いします!」と挨拶がされると、全員で「よろしくお願いします!」と声を合わせ、集中力を高めていきます。
【13:30】
いよいよ子ども達が会場に入場します。「こころの劇場」名護公演では13校707名の児童をご招待。青い空と海に育まれた元気いっぱいの子ども達は、「どんな舞台なんだろう?」と期待に胸を膨らませ、友達と話したり、「こころの劇場」パンフレットを見つめたりしながら開演の時を待ちます。
【14:00】
ファンファーレとともに客席が暗くなり、静まり返る会場。「皆さん、こんにちは!」そこへマジョリンが登場すると、大きな拍手が湧き上がりました。子ども達も、次々に現れる特徴的な衣裳の魔女達を指さし、「あれは何の魔女?」と興味津々。すっかり魔法の世界に引き込まれた会場は、カーテンコールで指笛が聞こえてくるほどの大盛り上がり。終演後のロビーでは、照れながらも目を輝かせ、出演者とハイタッチをする子ども達の姿がありました。
「きみの手とぼくの手をかたくにぎり わけあおう ぼくたちの心のぬくもりを」―全国の会場で響き渡った「心から心へ」の歌に込められた祈りは、きっと多くの子ども達が受け取ってくれた事でしょう。
全国公演で千秋楽を迎えた『魔法をすてたマジョリン』は、今週21日(土)から東京・自由劇場へ約1年ぶりに帰ってきます!人間達との出会いを通じ、「魔法より大切なもの」を学んでいくマジョリンの大冒険。皆さんもご一緒しませんか?自由劇場でお待ちしています!
『魔法をすてたマジョリン』東京公演 3月21日(土・祝)開幕
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