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コラム

最新作の制作現場から―『パリのアメリカ人』出演候補キャスト ワークショップレポート―

来年1月に日本初演を迎える新作ミュージカル『パリのアメリカ人』。横浜市・あざみ野の稽古場では、開幕に向けて様々な作業がスタートしています。
9月には、主人公ジェリー役とリズ役の候補キャスト7名を対象としたワークショップを実施。11月から予定されている本格的な稽古に先立つ取り組みの中で、得られた成果とは――。

「このワークショップは、土台作り。作品に必要な要素を崩すことなく、それぞれの個性が光るジェリーとリズを見つけていきましょう。そのために、皆さんと会話をしていきたい」
そう語るのは、来日した演出補・振付補のドンティー・キーン氏。限られた時間の中で、ダンスナンバー3曲の振付や、台本の読み合わせ、そして芝居の立ち稽古が行われました。

芝居の稽古では、シーンごとに時代背景や登場人物の状況をディスカッションすることで、俳優それぞれの視点を経ながらひとつの人物像を見出していきます。
これは、「第二次世界大戦直後のパリ」という舞台設定の中で、現代日本の観客に確かに響くよう、普遍的な物語を立ち上げるための作業でもあります。

この作品の大きな見せ場のひとつである2幕後半のバレエシーン「An American in Paris」の振付稽古では、振付家クリストファー・ウィールドンの真骨頂といえる、エレガントかつ力強い身体表現スタイルを伝授。流れるように展開される高難度のリフトに苦戦する俳優たちには、それぞれのペアに合った解決策を丁寧に提示します。

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俳優たちを指導する演出補・振付補のドンティー・キーン氏(左から2人目)


ヒロイン・リズが、幻想の中でジェリーをそばに感じながら、内なる情熱を解放し踊り始める――というこのシーン。「単なる踊りにならないで、ラブストーリーの要素をしっかり見せて」と、キーン氏は要求します。
一転、軽やかなジャズダンスで魅せる1幕のナンバー「Liza」では、「ステップが会話に見えるように」との指示が。
"ダンスが、ストーリーを物語る"という、本作の特徴が凝縮された稽古となりました。

ワークショップを通して、今後の課題と確かな手掛かりをつかんだ俳優たち。当ウェブサイトでは今後も、稽古や技術製作の現場をレポートしてまいります。お楽しみに!

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