6月17日(月)、ミュージカル『エビータ』東京公演が自由劇場で開幕しました。
昨年7月に永眠した劇団四季の創立者で演出家の浅利慶太を偲び、浅利が手掛けた選りすぐりの舞台を連続上演する本公演。
第1弾『ユタと不思議な仲間たち』(主催:浅利演出事務所)、第2弾『ジーザス・クライスト=スーパースター』<エルサレム・バージョン>に続き、第3弾として『エビータ』がおよそ7年ぶりに幕をあけたのです。
1978年にロンドンで製作され、人気を博したこのミュージカルを、劇団四季では82年に浅利オリジナル演出で上演。野心と情熱にあふれ、自らの想いに純粋に生き、アルゼンチンの大統領夫人にまでのぼり詰めたエバ・ペロンの姿を、華やかに、時にシニカルに描くことで、多面的なヒロイン像を表現。重厚な人間ドラマへと構築しました。
また、劇中ナンバー「共にいてアルゼンチーナ」のタイトルと歌詞は、苦しい時期を乗り越えてきた劇団の仲間たちへの想いを重ね、浅利自身が訳詞を手掛けています。
共にいて アルゼンチーナ
嵐すさぶ日も
抱きあい 苦しみを
分けあった 仲間達
追悼公演のカーテンコールでは、「共にいてアルゼンチーナ」の音楽とともに、出演者たちが登場。客席は総立ちとなり、熱い喝采が送られました。
東京公演(自由劇場)の前売りチケットはすでに完売。7月開幕の名古屋公演(名古屋四季劇場)、8月から始まる全国公演がおすすめです。
なお、首都圏でご覧になるなら、川崎公演(8月28日(水)・29日(木))、府中公演(9月3日(火))、千葉公演(9月4日(水))のお席に今なら余裕がございます。
この機会に、ぜひご覧ください。
名古屋公演 | 7月21日(日)~8月12日(月・休) |
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全国公演 | 8月28日(水)・29日(木) 川崎公演(カルッツかわさき)/ 9月3日(火) 府中公演(府中の森芸術劇場)/ 9月4日(水) 千葉公演(千葉県文化会館) |