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コラム

新聞演劇回顧に、新作一般ミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が掲載されました

2020年を振り返る、「毎日新聞」「日本経済新聞」の演劇回顧に、劇団四季の取り組みが掲載されました。

コロナ禍により、かつてない苦難の年となった2020年。そのなかで、創作への意欲を絶やさず、生み出した新作ミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』に評価をいただきました。

 

【毎日新聞】2020年12月1日付(夕刊) この1年

[現代演劇]劇場が感染対応

 演劇界は劇団、劇場の大小を問わず、新型コロナウイルスに翻弄された。(カッコ内は演出家)

 2月下旬から公演の延期・中止が相次ぐなか、3月のこまつ座公演「きらめく星座」は期間を短縮して上演された。「不要不急」という言葉が当たり前に使われる現在と、娯楽が奪われていく戦時下の庶民の日常が怖いほど重なった。緊急事態宣言下の4、5月は全国の劇場が閉鎖され、ユーチューブなどを用いて演劇をオンライン配信する試みが盛んに。演劇の生の魅力をどう伝えるかや、視聴料をどう設定するかなどの課題が残った。

 6月以降、徐々に公演は再開するも、座席は間隔を空けて50%以下に抑制。座席の間に透明の仕切りを置く▽舞台と客席の間にビニールシートを張る▽出演者がマウスシールドを着ける――など、各劇場が独自の感染対策を打ち出した。7月に上演された三谷幸喜の新作「大地」は「ソーシャル・ディスタンシングバージョン」と名付けられ、自然な形で俳優が距離をとり、観客は芝居に集中できるよう工夫されていた。

 劇団四季や宝塚歌劇団もPCR検査を実施しながら再開したが、俳優やスタッフに感染者が出ると休演せざるを得ず、大人数が密になるミュージカル特有の課題が浮き彫りとなった。そんな中でも四季は10月、16年ぶりの新作オリジナルミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(小山ゆうな)を上演。精神的に不安定になりがちな時期に心温まる物語が響いた。宝塚では60年以上、舞台に立ち続けた専科の松本悠里が、2021年1月に千秋楽を迎える月組東京公演での退団を発表した。

 新国立劇場が12年にわたり鵜山仁演出で続けたシェークスピア歴史劇シリーズは10月の「リチャード二世」で完結。同じシェークスピア劇の野田秀樹版「真夏の世の夢」(シルビウ・プルカレーテ)は独特の幻想的な世界観で見応えがあった。この作品で好演した鈴木杏は、三好十郎の一人芝居「殺意」(栗山民也)でも鮮烈な印象を残した。俳優座「心の嘘」(真鍋卓嗣)、文学座「五十四の瞳」(松本祐子)も印象深い。

 不条理劇の世界を確立した劇作家、別役実が3月に亡くなった。

【田中博子】

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【日本経済新聞】2020年12月11日付(朝刊) 回顧 2020 演劇 苦難が生んだ新たな試み

 

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