8月15日(日)に東京・自由劇場で開幕する新作オリジナルファミリーミュージカル『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』。5月に当ウェブサイトでお伝えした「プレ稽古」に続き、いよいよ本格的な稽古が始動。「稽古始め」が行われました。
稽古冒頭の顔合わせでは、出演候補キャストを始め、クリエイター陣やスタッフが集結。
各クリエイティブスタッフからは、「垣根の無いカンパニーになればと思っています。ぜひ積極的に、創作活動に参加してください」(演出:山下純輝)、「より良い作品をお客さまに届けられるよう、俳優の皆さんとディスカッションしながらやっていけたらと思います」(脚本・歌詞:南圭一朗)など意気込みが語られ、まずは着席した状態で全編を通す、読み合わせ稽古がスタート。
こそあどの森に暮らす少年・スキッパーは、ある日、不思議なホタルギツネに導かれ、大昔から来た少女・ハシバミを助け出します。スキッパーとハシバミ、彼女を迎え入れた森の住人たちは少しずつ距離を縮め、ともに暮らすように。しかし、巨大な樹をめぐる神話によって、ハシバミの過去にまつわる謎が明かされ――。
時を超えて出会った者たちが、思いを伝え、通じ合う、温かな「つながり」の物語。一度聴いただけで耳に残る、躍動感あふれる音楽とともに、初めて物語の全容が稽古場に現れました。
スタート地点として確かな手応えが感じられるなか、山下からはさっそく改善点の洗い出しが。
「読み合わせは、自分の台詞に意識が向きがち。けれど、芝居はキャッチボール。まずは相手との交流を大切に。それを意識することで、芝居の精度がまったく変わります」
「お客さまが観たいのは、人々の行動から現われる、リアルなドラマ。今はキャラクターを追おうとしないで。3ヵ月の稽古期間で絶対にキャラクターは自分の中に入ります。それを信じて」
様々な課題が共有され、俳優たちは手元の台本に書き留めていきます。
「やることがたくさんあって楽しみです。がんばりましょう!」
創作への意欲あふれる、山下の前向きな言葉で、この日の稽古は締めくくられました。
当ウェブサイトでは、今後も創作の様子を随時レポートしていきます。どうぞお楽しみに!
※『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』東京公演(自由劇場)は好評により前売りチケットが完売いたしました(ただし、劇団四季idセンター「チケット出品サービス」により、随時若干枚数が出品される可能性があります)。
東京公演に続き、9月からは全国公演が開幕。以下のチケット発売をぜひご利用ください。
また、この度東京公演にてライブ配信の実施が決定しました。あわせてお楽しみください。
発売日程 | 7月24日(土)午前10時「四季の会」会員先行予約開始 ※一般発売は公演地により異なります。 |
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対象公演 |
座間(神奈川)、川口(埼玉)、所沢(埼玉)、宮古(岩手)、釜石(岩手)、大船渡(岩手)、名取(宮城)、多賀城(宮城)、いわき(福島)、二戸(岩手)、南相馬(福島)、陸前高田(岩手)、仙台(宮城)、石巻(宮城) 「四季の会」会員先行予約初日は、下記よりご予約ください。 ※8月には、北海道、新潟県、広島県の公演チケットを発売予定。 |