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コラム

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』東京公演に向けて――プレ稽古レポート

2020年10月に東京・自由劇場で初演を迎え、今年4月には福岡で上演されたオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。
小さな幸せが重なり合った心温まるドラマに大きな反響が寄せられ、早くも再演が決定。
10月中旬から、12月22日(水)の東京・自由劇場での上演に向けた稽古がはじまりました。

物語は、両親を事故で失って以来、無気力な毎日を過ごす主人公ベンと、彼の家の庭に突然姿を現した壊れかけのロボット・タングとの出会いから始まります。
心に傷を抱え前を向くことができないベンですが、壊れたタングを修理しようと決意し、旅へ出ます。ふたりで様々な場所を旅する中で、止まっていた時間が動きはじめ、失われていたものを少しづつ取り戻していく様子が丁寧に描かれます。

この日は本格的な稽古開始に向けてのプレ稽古。演出補の西尾健治が主導し、「読み合わせ」を行います。
今回の再演では、オーディションを経て新たなメンバーも加わり、一から台本に向き合っていきます。
また、再演に向けて、各シーンがブラッシュアップされることに。一部変更となる音楽やステージングの箇所も確認しながら、台本と向き合い、心の動きなどを読みとっていきます。
稽古の最後に西尾は、「その瞬間にしか出ない感性を劇場空間で発揮するためには、その支えとなる技術が必要。台詞や歌を通してそれぞれが解釈しているものを身体を伴わせてやり込む。本稽古が始まる前にその技術を養っていきましょう」と声をかけました。

別の日には、パペットデザイン・ディレクションを務めるトビー・オリエさんのオンライン稽古も行われました。 タング役候補者も増え、3組のタングが稽古場に!

トビーさんからは最初に、「初演の経験者とフレッシュな視点で参加してくれる新たな仲間を迎え、スタートをきれるのは幸せなこと」との言葉が。ワクワクした高揚感が、リモートで繋がれた画面から伝わってきます。
「呼吸する」「歩く」というパペットを操るための基本的な動作から、ストーリーを自ら作ってタングを操るところまでを実演してみます。
自身もパペティア(パペットの操者)として活躍されているトビーさんは、時に手元のタングの模型を操作しながら、観客により分かりやすく伝わる方法をアドバイス。
俳優たちはトビーさんの表現力に刺激を受けながら、その技術を自らのものにしようと、その後もタングと向き合い続けました。

こうして、この作品に込められた、ささやかで温かな幸福をカンパニー全員でお客様へお届けできるよう、東京再演に向けた稽古が始動しました。現在、東京公演のチケットは発売中。
また、来年2月には京都・京都劇場での上演も決定しています。
どうぞお見逃しなく!

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』東京公演

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