ページ内を移動するためのリンクです。

このページのコンテンツへ

コラム

劇場に戻り始めた学生の姿――『ライオンキング』東京公演レポート

現在、有明四季劇場(江東区有明)にて無期限ロングラン上演中のディズニーミュージカル『ライオンキング』。

1998年の日本初演から、世代を超えて愛され続ける本作の上演会場には、日本全国からお客様がご来場。なかには修学旅行などの学校行事でご観劇いただくケースも多く、初めてミュージカルを体験する学生も少なくありません。新鮮な反応、まっすぐな眼差し、そして大きな拍手と笑顔は、カンパニーにとってパワーの源となり、これまで走り続けてきました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行により、修学旅行をはじめとしたほとんどの学校行事が中止に――。2020年には、修学旅行で『ライオンキング』にご来場予定だったすべての学校がお越しいただけない状況となってしまいました。
そして2022年の春が過ぎ、少しずつ日常を取り戻しつつある今、徐々に劇場に学生たちの姿が劇場に見られるようになってきました。

6月上旬のある日にご来場いただいたのは、青森市立新城中学校の3年生127名。
修学旅行で来京し、有明四季劇場にて『ライオンキング』をご観劇いただきました。

一人ずつチケットを手にし入場した生徒たちは、チラシを見返したり、舞台を覗いてみたりと、これから始まる物語に静かに期待を膨らませていました。

開演すると、真剣な表情で舞台に見入る姿が。この日ご来場いただいたお客様といっしょに、客席一体となって、大きな拍手を送ります。
カーテンコールでは、マスク越しでもわかるキラキラとした笑顔で出演者に手を振り続けていました。

ご観劇後、寄せられた感想をご紹介します。

生徒より


『ライオンキング』を観て
「心配ないさ」この言葉を聞いたとき、背中がぞくぞくとして、私の心に一番響きました。シンバがつらい過去を乗りこえ、前に進んでいく姿はとても感動したし、私の背中を押してくれました。
青森にいると本物のミュージカルに触れる機会も少なく、初めて観た『ライオンキング』は、歌声やダンス全てがすごくて圧倒され、二階席でも感じられる迫力で最後まで見入ってしまいました。
また観たいと誰もが思うからこそ、長い間たくさんの人に愛されてきたのだと思いました。


百獣の王の王国を旅して
私は『ライオンキング』を観て、初めてミュージカルに触れました。役者さん全員が自らの役をしっかりと演じていて、一人ひとりが物語のピースなんだなと思いました。シンバたちの力強い歌声など、感情のこもった踊りや歌は迫力があり、とても圧倒されました。
私が一番好きな場面は、ムファサの幻影がシンバに語りかける場面です。過去のつらい事に向き合うのはつらいけど、それを乗り越えてこそ、本当の成長があるのではないかと、その場面で思い、これから参考にしたいと思いました。

先生より


今年6月、コロナ禍も沈静化の兆しが見られるようになって、3年ぶりとなる東京への修学旅行が実現しました。見学場所を選ぶ際、真っ先に頭に浮かんだのが、劇団四季によるミュージカル『ライオンキング』でした。青森にいて絶対に味わえない、本物のエンターテインメントを子ども達にぜひ見せたい。しかも、新設された有明四季劇場で。
期待を胸に劇場に足を運びました。緞帳が上がり開演すると、以前通りの圧倒的な迫力と、高い芸術性に魅了され、あっという間の3時間が過ぎていきました。そして劇場を出た時、子どもたちの感激冷めやらぬ顔を見て、『ライオンキング』を選んで間違いなかった、と確信しました。機会があればまたぜひ伺います。ありがとうございました。


『ライオンキング』の観劇はこれが二度目である。一度目はストーリーの展開にわくわくさせられっぱなしだったが、今回は舞台の造形に目を皿にした。なかでも、圧倒的な大きさで昇っていく太陽の見事な表現が心を鷲づかみにした。『ライオンキング』を鑑賞した生徒は、間違いなくその年の文化祭で、羽ばたく鳥だったりシンバやスカーのお面だったり、何かしら影響されて展示物を作っている。それだけ魅力的なのだ。造形物に命が宿っている!と、今回の舞台を目に焼き付けた。個人的にはサバンナの草が大好きである。昔、実際に目にした風に揺れる広大な草原を真に思い出させてくれるから。ブラボー!劇団四季。

当ウェブサイトでは、これまでにご観劇いただいた学校の先生からの声をご紹介しています。
学校行事で『ライオンキング』を観劇しませんか?――ご観劇いただいた先生の声

広大なアフリカのサバンナを舞台に、ライオン・シンバの成長を描く壮大なミュージカル『ライオンキング』。 心を揺さぶる音楽、独創的な舞台美術――一生の思い出となる"感動体験"を、この機会にぜひ劇場で。
団体観劇のお問い合わせ

PAGE TOP