今月28日（日）に開幕するディズニーミュージカル『リトルマーメイド』札幌公演（東1丁目劇場施設）。
5月初旬、四季芸術センター（横浜市あざみ野）にて、開幕に向けた稽古が始まりました。
2018年から2020年にかけて行われた前回の『リトルマーメイド』札幌公演。この公演は、2020年3月に閉館を予定していた北海道四季劇場のフィナーレを飾るはずでしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、千秋楽を迎えることなく公演中止に――。
劇団員一同、大きな心残りとして北海道のお客様に想いを寄せ続けて約3年、このたび「特別アンコール公演」として、再び札幌での上演が叶うこととなりました。
全体稽古初日を迎えたこの日。
カンパニーが一堂に会した「顔合わせ」では、代表取締役社長・吉田智誉樹からこの公演の意味があらためて伝えられ、全員が今回の札幌公演に臨む思いを一つにします。
読み合わせ稽古が始まる前には、レジデント・ディレクターを務める玉城任が次のように語りました。
「この作品には、大切な人のために何かをしてあげたいという想いや、自分らしくあることの素晴らしさ、そしてそれぞれが人生に葛藤しながらも決断していく姿が描かれています。これらのメッセージをしっかりと届けるためには、ここにいる皆さん一人ひとりの個性や柔軟な感覚、そして自分を厳しく律して舞台に立ちお客様に届けるという覚悟が必要です。このメンバーでしかできない『リトルマーメイド』を創り上げ、最高のかたちにして札幌のお客様に届けましょう」
稽古場にオーバーチュアが響き渡ると、俳優たちからは、その壮大で美しい音楽に聴き入りながらも、身を引き締めて稽古に臨もうとする気概が漂います。初日から緊張感のある濃密な稽古が行われました。
『リトルマーメイド』札幌公演は期間限定上演。現在、5月28日（日）から9月3日（日）公演分までを発売中です。
6月にはアニメーションの実写映画の公開も控え、大きな注目が集まる本作。
札幌に再び神秘的な海の世界が広がるその日を、どうぞお楽しみに！
