ミュージカル『ウェストサイド物語』東京公演開幕まで１週間に迫った２月７日（日）、横浜市あざみ野の「四季芸術センター」にて総稽古（稽古場での最終通し稽古）が行われました。
演出家ジョーイ・マクニーリー氏による指導で、細部にわたって稽古をつけてきた俳優たち。マクニーリー氏が言い続けてきた"感情で踊る"ための稽古とは、少年少女一人ひとりが抱える問題や痛みを理解し、一瞬一瞬の感情と動き（振付）を結びつけるものでした。エネルギーに溢れ、感情をさらけ出させるその手法は四季の俳優たちにとってかつてない経験。しかし、演出家にすべてをゆだね、ていねいなアプローチで取り組んだ稽古によって肉体的にも精神的にも高め、深められてきました。
通し稽古は劇団内に公開され、多くの劇団員や関係者らが見学に訪れました。トニーとマリアの愛と、少年少女たちの悲しみ、そしてその感情によってもたらされた悲劇――。ストレートに伝えられる彼らの心情によって、物語を見守る見学者たちに涙の連鎖が起こり、稽古が終わってもなお、深い感動の余韻が場内に染みわたっていました。
こうして濃密な時間によって研ぎ澄まされてきた、新生『ウェストサイド物語』。開幕まで、あと１週間です。ぜひ、ご覧ください！
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