ミュージカル『ウェストサイド物語』の開幕を明日に控えた2月13日(土)、四季劇場[秋]にて劇団関係者やメディアを招いた最後の舞台通し稽古が行われました。
劇団四季が上演した最初の海外ミュージカル作品であり、1974年の初演から40年以上にわたって受け継がれてきた『ウェストサイド物語』。主人公トニーとマリアの純粋な愛を悲劇に導いてしまったその背景には、人種差別や虐待など、現代にも通ずる普遍的なテーマが存在します。四季の原点とも言える大切なこの作品に新しい命を吹き込み、今の世代を生きる人々に伝えよう――そう決心して挑んだ新演出版『ウェストサイド物語』。その仕上がりが公開舞台稽古を通じて、明らかになりました。
ニューヨーク・ウェストサイドの路地、レンガ造りのアパート、窓から続くバルコニーと非常階段、ハイウェイの高架下など、各場面の舞台デザインはほぼ一新。いずれもリアルな描写で生まれ変わり、また自然的でありながら時にドラマチックに色を差し込む照明とあいまって、観客を物語の世界に惹き込みます。
そして、少年少女たちの愛と、痛みと、憎しみといった感情をストレートに伝え、悲劇の引き金となってしまった背景をはっきりと描いた演出。舞台から届けられる強いメッセージに、終幕ではすすり泣く声が場内に響いていました。
一層エネルギッシュな舞台となった新生『ウェストサイド物語』。ついに明日、開幕します!全容は、ぜひ劇場でご体感ください!!
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