2月14日(日)、四季劇場[秋](東京・浜松町)にて、ミュージカル『ウェストサイド物語』が開幕しました!
1957年、ブロードウェイで初演されたこの作品は、若者の貧困や人種差別など生々しい社会問題と完成された音楽とダンスを見事に融合させ、演劇界に一大センセーションを巻き起こしました。それから半世紀、複雑化する社会の中で、本作の存在意義は今なお色褪せず、トニーとマリアの純粋な愛は、"現代のロミオとジュリエット"として普遍的な輝きを放っています。
「だからこそ、"初演のレプリカ"という博物館からこの作品を連れ出し、若い情熱とエネルギーで舞台を満たさなければいけない」
そう力強く語ったのは、"生みの親"であるジェローム・ロビンスの魂を受け継ぎ、四季とタッグを組んで新演出を手掛けたジョーイ・マクニーリー氏。フレッシュな感情と高度な技術が共存する、ハイレベルな演技をじっくりと叩き込んできました。
迎えた初日公演。名場面が連なる1幕では場面ごとに喝采が沸き、2幕になるとすすり泣く声が客席に反響。悲しみと痛みを背負いながら幕を降ろし、カーテンコールで出演者が再び姿を現すと、一瞬の静寂をおいて万雷の拍手が送られました。
「『ウェストサイド物語』はもちろん、劇団四季にとっても、新しい歴史を開く舞台となるだろう」(マクニーリー氏)
その言葉の通り、今日新たな一歩を踏み出した、劇団四季の新・『ウェストサイド物語』。この熱気は、ぜひ劇場でご体感ください!