3月10日(木)、ファミリーミュージカル『むかしむかしゾウがきた』の「こころの劇場」宮古島公演が行われました。
同月7日(月)に沖縄県・宮古空港へ到着したカンパニーは、さっそくその足で宮古島公演を支えてくださっている方々のもとを表敬訪問。
「こころの劇場」沖縄公演にご協賛いただいている日本トランスオーシャン航空株式会社や、翌8日(火)には宮古島市・長濱政治副市長と、宮古島市教育委員会のもとへご挨拶に伺いました。
また両日にわたり地元の小学校を訪ね、劇団四季の方法論のひとつである"母音法"を用いた課外授業『美しい日本語の話し方教室』を実施しました。
地元の方々との温かい触れ合いによって公演への意気込みを一層高めるなか、9日(水)に一般公演が行われ、多くのご家族が来場。そして10日(木)には地元の小学生20校約600名を招待し「こころの劇場」公演を迎えました。
この公演は、2015年4月からおよそ11ヵ月にわたり続いた『むかしむかしゾウがきた』全国ツアーの中で最後の「こころの劇場」です。劇場には地元宮古島だけでなく、伊良部島、来間島など、周辺の島々からも子どもたちが来場しました。
物語が始まると、町の人々の様子に笑ったり驚いたりうなずいたりしながら鑑賞する子どもたち。忍者が繰り広げるダンスシーンでは「すごい!」と思わず声を漏らします。さらにゾウの九郎衛門が、育ててくれた太郎坊たちを守るため懸命に奮闘する場面では、真剣そのもの。食い入るように見守っていました。
終演後のお見送りでは、俳優たちが「ありがとう」と一人ひとりに声を掛けると、少し照れながらも「楽しかったです」など感想を伝える子どもも。ロビーには明るい声と笑顔が溢れました。
『むかしむかしゾウがきた』全国公演は、沖縄での公演を経て、3月23日(水)長野県佐久市にて千秋楽を迎えます。九郎衛門たちの旅も残りわずか!近くにお住まいの方は、ぜひご家族おそろいで劇場に足をお運びください。
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(撮影:荒井 健、劇団四季)
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宮古空港で出迎えてくださった日本トランスオーシャン航空株式会社(JTA)宮古支社の皆さまと、宮古島商工会議所青年部の皆さま
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(左より)JTA宮古支社の友利 浩宮古営業所長、金城 徹支社長、菊池 正
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主催・協力企業の皆さま、宮古地区校長会の皆さまと長濱政治副市長(写真中央)を囲んで
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伊良部大橋で記念撮影(左より、山中由貴、劇団四季会長・佐々木典夫、神保幸由)
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宮國 博教育長(写真中央)に出演者のサイン入りポスターを寄贈しました
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はっきりと聞き取りやすい話し方を教える俳優たち(左より長橋礼佳、原田千弘、飯村和也)
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最後は円になり「友だちはいいもんだ」を大合唱
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9日に行われた一般公演では子どもからご年配の方まで来場され、年に一度の四季のミュージカルを鑑賞されました
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大きな拍手に包まれたカーテンコール
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俳優によるお客様のお見送りの様子
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9日の終演後、協力各社の皆さまと
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10日に行われた「こころの劇場」招待公演。会場の「マティダ市民劇場」に子どもたちが続々とやってきます
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開演前、配布された歌詞カードを熱心に読んで予習する子どもたち
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終演後のお見送りでは、少し照れながらも俳優と握手やハイタッチを交わしました
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劇団四季の活動は、沖縄本島や離島でも。2月27日には、「こころの劇場」沖縄公演にご協賛いただいている沖縄セルラー電話株式会社の社員の皆さまに『美しい日本語の話し方教室』を体験していただきました
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講師を務めたのは内海雅智、熊本梨沙、寺尾聡馬。
授業後の質問コーナーでは、電話オペレーターや接客業務をされている皆さまならではの質問が寄せられました
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3月5日には沖縄県・久米島で初めて『美しい日本語の話し方教室』を実施。
訪れたのは内海雅智、高木美千子、若山展成の3名です
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久米島はとても小さな島のため劇場がなく、ミュージカルの上演が叶いません。
しかし、今回は琉球エアコミューター株式会社の皆さまの「創立30周年に、島の子どもたちのために何かしてあげたい!」という熱い想いにより、訪問が実現しました