3月15日(火)に鹿児島県・種子島で「こころの劇場」『人間になりたがった猫』が行われ、2015年度の「こころの劇場」が千秋楽を迎えました。
種子島で「こころの劇場」を上演するのは、今年で3回目。島内3市町の全小学校25校1,115名が観劇しました。
澄み切った青空の下、子どもたちは元気よく挨拶をしながら来場。客席に入った後は、熱心に歌詞チラシに目を通したり、先生や友達とこれから始まる物語について話をしたり、客席内は開演を心待ちにする子どもたちの熱気で一杯になりました。
開演後も、主人公・猫のライオネルの呼びかけに対して元気に返事をし、コミカルな場面では楽しそうな笑い声が。カーテンコールでは子どもたちから自然と手拍子が起こり、ミュージカルを心から楽しんでくれている様子でした。
そして『人間になりたがった猫』のテーマソング「すてきな友達」をみんなで歌う場面では、出演者たちの歌声に負けないくらい大きな声で一生懸命歌ってくれました。
お見送りでは、「ミュージカル、はじめて観ました」「もう一回観たいです」「ダンスがすごかった!」など、思い思いに俳優に話しかける子や、感動して涙を流す子も。
北海道から沖縄県まで、全国166都市で481公演を行い、56万人の子どもたちをご招待した「こころの劇場」。今年度最後の公演地となった種子島でも、その感動は子どもたちの心に忘れがたい思い出としてしっかりと刻まれたようです。劇団四季では、今後も全国各地の子どもたちの心に、演劇の感動を届けてまいります。