
SCROLL
「日本の演劇界に革命を起こす」、
熱い志に駆られた10人の若者たちによって
1953年7月14日、
フランス革命記念日に創立された劇団四季。
「人生は素晴らしい、生きるに値する」、
時代を超えた普遍的な感動を持つ上質な舞台を
これからも、あなたと共に創り上げて参ります。
劇団四季70周年イヤー、さあ、今年こそ劇場へ。
メッセージ MESSAGE
2023年7月14日に迎える劇団四季創立70周年。お客様、ご関係の皆様のあたたかいお気持ちに支えられ、四季は今日まで活動を続け、いまや世界でも最大規模の劇団となるまでの成長を遂げています。あらためまして、心からの感謝を申し上げます。
四季の歴史は、地道な試行錯誤の積み重ねでもあります。生前、劇団創立者の浅利慶太はよく「観る天国、演(や)る地獄」という言葉を口にしました。台本の台詞に書かれた感動をいかようにしてお客様に届けるのか、どのような舞台がお客様の心に響くのか。もがき苦しみながら模索し、一回一回の舞台に魂を込め、一枚一枚のチケットに寄せられた期待を決して裏切らない。「劇場からの糧だけで生計を立てる」という信念と、「人生は素晴らしい、生きるに値する」という思いをお客様と分かち合い、日本全国へ演劇の感動を届けることを使命としてきました。私たちはそういった諸先輩方の背中を追い、創造の喜びと苦しみの狭間で揉まれ、成長を志してきました。
創立メンバーから連綿と受け継がれてきた演劇への祈りを、胸に灯し続けなければなりません。


今の環境を当たり前のものだと思わず、決して慢心せず、過去に感謝し、未来のための準備を続ける。これからの道のりも、きっと演劇の歓喜と地獄の間で、何よりも得難い光を放っていることでしょう。私がその光に吸い寄せられ、人生を捧げることとなったように、多くの夢ある後輩たちが同じ光の下で、四季をより豊かな劇団にしていってくれると信じています。
今後も多彩な演目を、一つ一つ丁寧に、真摯に苦しみながら、生み出し続ける覚悟です。
70年かけて成長してきた演「劇」の「団」結、四季。これからも大事に育んでまいります。
どうぞ温かく見守っていただければ幸いです。
ヒストリー HISTORY
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1953年
劇団四季結成(7月14日)。
浅利慶太により創設。創立メンバーは浅利を含め、日下武史、水島弘、
井関一、藤野節子、吉井澄雄、藤本久徳ら10人。“演劇界に革命を起こす”
という志から、パリ祭(フランス革命)の日が創立日に。 -
1954年
第1回公演『アルデール又は聖女』(ジャン・アヌイ作)
で旗揚げ。 次いで『アンチゴーヌ』(ジャン・アヌイ作)、
『間奏曲』(ジャン・ジロドゥ作)を上演。その後もアヌイ、
ジロドゥの作品を中心に上演した。 -
1957年
『ひばり』(ジャン・アヌイ作)初演。
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1964年
日生名作劇場「こどものためのミュージカル・プレイ」が
スタート。第1回は『はだかの王様』。
以降、オリジナルミュージカルとして『ユタと不思議な仲間
たち』(1977年)、『夢から醒めた夢』(1987年)を創作。
1990~2000年代には昭和の歴史三部作
『李香蘭』(1991年)、『異国の丘』(2001年)、
『南十字星』(2004年)を発表。 -
1971年
越路吹雪と四季の組み合わせで
新型公演をスタート。
第1回は『越路吹雪ドラマチックリサイタル
愛の讃歌―エディット・ピアフの生涯―』。
翌72年には劇団四季初の
ブロードウェイ・ミュージカル
『アプローズ』を上演。
越路吹雪以外の全配役は
オーディションで決定された。 -
1973年
創立20周年。『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]
(当時名:『イエス・キリスト=スーパースター』)初演。
76年には新演出版として[エルサレム・バージョン]を上演。
91年には本場ロンドンでも上演され大成功となる。
『ジーザス』上演を通して結ばれた作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーとの深い信頼関係は、
後の『キャッツ』『オペラ座の怪人』上演の契機に。 -
1974年
ミュージカル『ウェストサイド物語』初演。
上演にあたり、振付ジェローム・ロビンスの
愛弟子である舞踊監督ボブ・アーディティ
を招き、ダンスの特訓を行う。
この経験が四季俳優のダンス力を飛躍
させ、
79年にはミュージカル
『コーラスライン』を上演。 -
1983年
創立30周年。ミュージカル『キャッツ』初演。
東京・西新宿にキャッツ・シアター建設。
日本演劇史上初となるロングラン興行に挑む。
また、コンピューターによるチケット販売システム
(チケットぴあ)始動。 -
1984年
『キャッツ』の成功により、
演劇・ミュージカル人口が
急拡大したことを受け、
劇団と全国の観客を結ぶ組織として
「四季の会」を発足。 -
1988年
創立35周年記念公演として
ミュージカル『オペラ座の怪人』
初演。演出家ハロルド・プリンス
による集中的な稽古を経て、
日生劇場で開幕。 -
1993年
JR札幌駅構内に劇団四季初の
仮設専用劇場「JRシアター」開場。
こけら落とし公演として
『オペラ座の怪人』をロングラン上演。
また同年、創立40周年記念公演として
ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』初演。 -
1995年
東京・赤坂ミュージカル劇場
こけら落し公演としてディズニーミュージカル『美女と野獣』初演。
ディズニー・シアトリカル・プロダクションズとの提携第1作目となる。 -
1996年
劇団四季初、常設の
専用劇場として
「福岡シティ劇場」開場。
こけら落とし公演は
『オペラ座の怪人』。 -
1998年
創立45年目を記念して、JR東日本アートセンター四季劇場
[春][秋]を東京・浜松町に建設。
四季劇場[春]でディズニーミュージカル『ライオンキング』
のロングラン公演が開幕。 -
2007年
ミュージカル『ウィキッド』が
電通四季劇場[海]にて初演。 -
2008年
大型児童招待事業「こころの劇場」スタート。
初年度は『人間になりたがった猫』
『ユタと不思議な仲間たち』『むかしむかし
ゾウがきた』が全国を巡演し、
40万人を超える児童・生徒を招待した。 -
2011年
『ユタと不思議な仲間たち』特別招待公演を
東日本大震災の被災地、東北3県13都市の
体育館などで上演。
プロジェクトは翌12年も継続、
被災地4県9都市を巡演した。 -
2013年
創立60周年記念公演として、
ディズニーミュージカル『リトルマーメイド』初演。 -
2015年
四季との提携20周年の節目に
ディズニーミュージカル第5弾『アラジン』上演。 -
2016年
ミュージカル『ノートルダムの鐘』が
四季劇場[秋]にて初演。
竹芝エリア再開発事業のため、
一時閉館する[秋]劇場最後の公演となった。
※四季劇場[春][秋]劇場は翌17年に一時閉館 -
2019年
ファミリーミュージカル
『カモメに飛ぶことを教えた猫』初演。
これを皮切りにオリジナルミュージカル創作が
再び軌道に乗り、以降、『ロボット・イン・ザ・
ガーデン』(2020年)、『はじまりの樹の神話
~こそあどの森の物語~』(2021年)、『バケ
モノの子』(2022年)を制作・上演。 -
2021年
JR東日本四季劇場[春]が新劇場として開場
(JR東日本四季劇場[秋]は20年開場)。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、
ディズニーミュージカル『アナと雪の女王』が予定より9ヵ月
遅れて[春]劇場で初演。
続いて、東京江東区にも新劇場・有明四季劇場が開場。 -
2023年
劇団四季創立70周年
上演ラインアップ LINE UP
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アナと雪の女王
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ノートルダムの鐘
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ウィキッド
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ジーザス・クライスト=スーパースター
[ジャポネスク・バージョン] -
エルコスの祈り
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ひばり
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ジーザス・クライスト=スーパースター
[エルサレム・バージョン] -
アラジン
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ライオンキング
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美女と野獣
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クレイジー・フォー・ユー
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キャッツ
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オペラ座の怪人
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バケモノの子
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リトルマーメイド
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ジョン万次郎の夢
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人間になりたがった猫