劇団四季ミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』

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「カモメに飛ぶことを教えた猫」。猫のゾルバたちとカモメのヒナ・フォルトゥナータとの交流を温かく描いたオリジナルミュージカル。

はじめに

『カモメに飛ぶことを教えた猫』は、猫とカモメの温かい心の交流を描いた、劇団四季オリジナルファミリーミュージカルです。

原作は、チリの小説家、ルイス・セプルベダの同名児童小説。ひん死の母カモメから卵をたくされた猫のゾルバが、彼女と交わした3つの約束を果たすため、仲間と力を合わせて奮闘する姿を描きます。

このミュージカルを通して伝えられるテーマは、“殻(から)をやぶる”。登場するキャラクターたちがそれぞれ自分の殻をやぶって成長していく姿は、“勇気を持って、一歩ふみ出すことの大切さ”を教えてくれることでしょう。

1964年『はだかの王様』以来、半世紀にわたり四季が上演しているファミリーミュージカルは、30作品以上。「命の尊さ」「愛と勇気の素晴らしさ」「友情や助け合いの大切さ」などを、メッセージとして織り込んできました。

未来を生きる子どもたちへの祈りを込め、2019年、劇団四季が新たに創作したオリジナルファミリーミュージカル。あなたの街を訪れる日を、どうぞお楽しみに!

ストーリー

ドイツ・ハンブルクの港町に暮らす黒猫ゾルバは、ある夏の日、汚れた波にのまれて息絶え絶えに横たわるメスのカモメ、ケンガーと出会います。「私の卵を食べないで」「ヒナがかえるまで面倒をみて」「ヒナに飛ぶことを教えて」。ゾルバにそうお願いをすると、そのまま息絶えてしまったケンガー。ゾルバはとまどいながらも、ケンガーに亡き母の姿を重ね、約束を果たそうと決意するのでした。

“猫がカモメに飛ぶことを教える”。無謀(むぼう)なことだと皆が言うなか、猫のまとめ役の大佐は「しっぽの誓い」を提案します。それは、街中の猫に協力してもらう代わりに、約束を果たせなければしっぽを切られて街を追放される、というもの。きびしい決まりですが、ケンガーのため、彼女から託された卵のため、ゾルバは誓いをたてます。

仲間の協力を得たゾルバは、さっそく卵をかえす方法を探すうちに、長い間卵を体で温めれば良いのだと知ります。途中、彼らを憎むチンパンジーのマチアスとネズミたちに邪魔をされながらも、なんとか卵を温め続けるゾルバ。やがて、卵からヒナが生まれます。ヒナは、“幸せになるように”という願いを込めて、「フォルトゥナータ(幸運な者)」と名づけられました。

ゾルバたちの愛情を一身に受け、すくすく成長するフォルトゥナータ。しかし困ったことに、自分を猫だと思い込んでしまった彼女は、なかなか飛ぼうとしません。
飛ぶことを教えるのはもう少し先になってからでいいじゃないか――フォルトゥナータが可愛いあまりに仲間がそう言うなか、ゾルバはあるカモメから重大な事実を知らされます。冬が来る前に南に向けて飛び立たなければ、この街の寒さにたえきれず、フォルトゥナータは死んでしまうだろうというのです! さぁ大変、一刻もはやく飛び方を教えなくては!

そんなとき、マチアスがあらわれ、「ゾルバのしっぽと引き換えに、飛び方を教える」と告げます。 愛すべきフォルトゥナータの命を守るため、母カモメのケンガーとの約束を果たすため、ゾルバはどのような決断をするのでしょうか。
彼らの運命やいかに…!

キャラクター

キャラクターをクリックすると詳しい紹介が見られます。

ゾルバ フォルトゥナータ 大佐 秘書 博士 ブブリーナ マチアス ネズミたち
  • ゾルバゾルバドイツ・ハンブルクの港町に住む黒猫。
    すぐに爪を武器にしてケンカをする荒っぽい性格ですが、
    本当は仲間を想うやさしい気持ちを持っています。
    ある日突然、一匹のカモメ、
    フォルトゥナータの母親の代わりを任されます。
  • フォルトゥナータフォルトゥナータ素直でまっすぐな子どものカモメ。
    生まれてすぐにゾルバに出会い、
    自分のことを猫だと思って成長します。
  • 大佐(たいさ)大佐街中の猫たちから信頼を集める猫。
    昔は船乗りをしていました。
    ゾルバに「しっぽのちかい」を立てることを
    提案します。
  • 秘書(ひしょ)秘書頭の回転が早い細身の猫。
    大佐の秘書をつとめていて、
    いつも大佐と一緒にいます。
  • 博士(はかせ)博士百科事典に書いてあることを
    なんでも信じる学者の猫。
    事典をバカにされると怒ります。
  • ブブリーナブブリーナゾルバと幼なじみのやさしい白猫。
    フォルトゥナータにとっては、
    お姉さんのような存在です。
  • マチアスマチアス街の展示館に住む酔払いのチンパンジー。
    曲芸飛行のパイロットとともに過ごした
    昔の思い出が忘れられません。
  • ネズミたちネズミたち街のやっかい者として猫たちに追われ、
    地下にすみついています。
    猫への復しゅうに燃えていますが、
    力の差からいつも負けてしまいます。

ギャラリー

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スタッフ&キャスト

クリエイティブ・スタッフ

演出
山下純輝
台本・作詞
劇団四季 企画開発室
作曲・編曲
宮﨑 誠(※)
振付
萩原隆匡
装置デザイン
喜多川知己
照明デザイン
井上登紀子
衣裳デザイン
岳 彤
音楽監督
浪江暢子
演出助手
岩城雄太

※は外部スタッフ

キャスト

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