7月26日(土)に東京・自由劇場で開幕するファミリーミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』。
26年ぶりの新作ファミリーミュージカルとして誕生した2019年の初演以来、約5年半ぶりの上演となる本作。作品をより深くお届けするために、一部の演出や振付、衣裳、舞台装置などのブラッシュアップが行われます。開幕に向けて着々と準備が進む創作現場の様子をお届けします。
今回の再演では、キャラクターの衣裳、ヘアメイクを一新。約1年前から演出・山下純輝と、衣裳・ヘアメイクデザインを手がける射場茅乃、そして衣裳、ヘアー・メイクスタッフが幾度となくミーティングを重ね、デザインから生地選びまで試行錯誤が繰り返されました。
それぞれの衣裳が仕上がりはじめた6月中旬、稽古場には衣裳・メイクを付けた俳優たちが稽古場へ。クリエイティブスタッフや関係者が衣裳の全体のバランスを確認する目的とした「衣裳パレード」が行われました。

後方に各場面の舞台装置が飾られ、その前に一列に並ぶ俳優たち。照明を当てて衣裳の色合いを確認するなどしながら、バランスを細かくチェックしていきます。演出の山下からリクエストが送られると、スタッフはその場で手早く直しを加える様子も。

また、ダンスシーンで腕や脚を無理なく動かせるか、振付の萩原隆匡が俳優たちに声をかけて確認する場面も。クリエイターと現場スタッフが意見を交わしながら、調整箇所を洗い出し、ここからさらにブラッシュアップを重ねて完成を目指します。

東京公演は8月29日(金)までの期間限定。
そして、今週12日(土)には、9月からスタートする全国公演の「四季の会」会員先行予約が始まります(対象公演は関東・東北・北陸エリア/一般発売は公演地によって異なります)。
開幕に向けて、着々と仕上がっていくファミリーミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』。
ご観劇の際は、舞台を彩る衣裳やヘアー・メイクにもぜひご注目ください!