ミュージカル『リトルマーメイド』名古屋公演開幕まで一週間余りに迫った10月7日、いよいよキャストが名古屋四季劇場へ入り、舞台稽古が始まりました。
『リトルマーメイド』では、海中を泳ぎ回る人魚の動きを表現するために、フライング技術が駆使されています。俳優たちにとって、両足で舞台に立ち、歌い踊るのとは勝手の違うパフォーマンスです。
今回の舞台稽古に合わせて、フライングデザイン・振付スタッフのポール・ルービン氏が来日。俳優、スタッフらと細かい確認作業を行いました。
「フライング」とはいえ、舞台の上で「飛んでいる」のではなく「泳いでいる」ように見せるために――ときに水圧を、ときに優美さを感じさせる身体の動きや、それを際立たせる照明を追求し、調整を重ねていきます。
フライングや舞台機構の動き出しの合図となるのが「きっかけ」。『リトルマーメイド』本編中には、実に1,000を超える「きっかけ」が存在します。さらに、フライングの動作はキャラクターによって様々。膨大な数の動きでも舞台をスムーズに進行するため、フライングシステムは全編コンピュータでプログラミングされています。
フライングシステムと俳優、スタッフの動きが一体となって生み出される、優雅で軽やかな水中世界。それはまさに、機械技術と人の力を結集した、全く新しい舞台空間です。
「名古屋のお客様には、この舞台を観て"初めての経験"を味わっていただけると思います」
稽古を見守ったルービン氏は、自信に満ちた表情で語ってくれました。
10月16日(日)の開幕を、どうぞお楽しみに!
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