ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の札幌公演開幕まで3週間をきった6月18日(月)。横浜・あざみ野で行われている稽古に、北海道の子役たちが合流しました。
これまで札幌市内で個別に稽古を積んできた子役たち。そろって稽古場へ入場すると、カンパニーから拍手で迎えられ、一人ずつ元気な声で挨拶します。
初対面を果たした喜びもそこそこに、さっそくエネルギー溢れる稽古が始まりました。
いくつかの場面を繰り返す「小返し稽古」を行ったこの日。まずは主人公・マリアとトラップ家7人の子どもたちの初対面のシーンから。
新しい家庭教師としてトラップ家にやってきたマリアは、軍隊のように統率された子どもたちに戸惑いながらも、音楽で彼らとの距離を縮めることを思いつきます。はじめは抵抗していた子どもたちも、「ドレミの歌」のメロディに乗って、次第に心を開いていき......。
大合唱でナンバーが終わると、見守っていたカンパニーからは大きな拍手が。
演出スーパーバイザーの勅使瓦武志は「ナンバーに込められた物語の過程がはっきりと見えて、感動しました。この調子でいきましょう」と激励の言葉をかけ、続く芝居の稽古では、「相手の台詞をしっかり聞いて、それに応えることを意識して」など、さらにレベルアップした要求を示し、大人同様の厳しさで向き合います。
また、稽古の中では、台詞や歌詞の裏に込められた「心の声」を、実際の台詞の代わりに声に出してみることも。こうして、子役たちと大人たちが互いに切磋琢磨し、物語の感動を丁寧に紡ぐための稽古が続きました。
『サウンド・オブ・ミュージック』札幌公演は、7月7日(土)開幕。10月28日(日)までの期間限定公演です。
北海道に初上陸する、家族の愛の物語を、どうぞお見逃しなく!
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