登場人物 Character

フロー(フローレンス・ナイチンゲール)

裕福な家庭に生まれた令嬢。16歳で神の声を聴いて、生きる意味を模索し、看護の道に強い使命感を抱く。
家族の反対によりその道を閉ざされそうになるが、ゴーストであるグレイと出会い、従軍看護婦として、彼と共にスクタリ陸軍野戦病院へ赴き、傷病兵の手当と病院の環境改善に尽力する。

グレイ

ドルーリー・レーン劇場に現れる、芝居好きの有名なシアター・ゴースト。
生前は決闘代理人として名を馳せたが、とある事件によりゴーストとなった。
客席から観劇するだけの日々に飽き飽きしていたところ、死を望むフローと出会い、彼女が「絶望」の底に落ちた時に殺すという条件で彼女の願いを引き受ける。

ジョン・ホール軍医長官

クリミア戦争におけるイギリス全陸軍野戦病院の責任者だが、フローの活躍によってこれまで築き上げてきた自らの地位を脅かされ、彼女の行動を妨害する。
それでも精力的に活動するフローを前に、彼女への憎悪をいっそう募らせていく。

デオン・ド・ボーモン

眉目秀麗な騎士としてヨーロッパで華々しく活躍していたが、落ちぶれて死を迎えたことを心残りに思っている。
自らにふさわしい相手を殺して名誉ある最期を飾るために、ジョン・ホールにとり憑き、彼の命を受けてクリミアの天使として崇められるフローを狙う。

アレックス・モートン

上流階級の出身で、フローのかつての恋人。
看護の道に進むことを強く望むフローに求婚を断られた後も、彼女のことを大切に想い続けている。

エイミー

フローをスクタリ陸軍野戦病院へ派遣したハーバート戦時大臣の義理の姪。 フローを手伝いたいと志願し、看護団の一員として野戦病院へ赴く。

ウィリアム・ラッセル

新聞「ザ・タイムス」の戦場特派員。従軍記者として戦地の状況やスクタリ陸軍野戦病院の惨状を伝える。病院でのフローの献身的な仕事ぶりに感銘を受けて、彼女の活躍を記事にする。

ボブ

スクタリ陸軍野戦病院に入院している17歳の傷病兵。