『バケモノの子』ご観劇の声

各界でご活躍の方々が『バケモノの子』にご来場くださいました。
みなさまから寄せられた感動の声をお届けします。
(「ラ・アルプ」2022年6月号掲載/50音順)

伊藤美誠さん卓球選手

主人公を演じていた子役のキラキラした目。吸い込まれるように、物語へ入っていきました。劇団四季の作品は、毎回毎回、そうくるんだ!うわっ、やられたー、となり、それが、たまらなく楽しみです。今回も、舞台の上で役者さんたちの情景、背景がどんどん変わり、見事な東京・渋谷、そしてバケモノの世界が描かれていました。
物語が進むにつれ、私の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じました。人間の心の中にあるマイナスの感情が膨らみ憎悪となる。バケモノからピュアな心の美しさを感じながら、成長していく主人公。自分はどうだろうか?と深く考えさせられました。自分と向き合いたい時、心をクリーニングしたい時、ぜひ、観ていただきたいです。

伊藤美誠さん

上野由岐子さんソフトボール選手

バケモノの心の無垢むくと、人間の心の闇とその強さの意味を共に考えさせられ、また一人ではないからこそ強くなれることを改めて感じさせられました‼ いつも私に新たな一歩を踏み出すキッカケを与えてくれる劇団四季の演技に感謝しかありません! これからも劇団四季の迫力ある演技でたくさんの人の心を動かしてください。もちろん私もその一人です!

釈 由美子さん女優・タレント

細田守監督の大ヒットアニメーション映画を劇団四季が完全ミュージカル化だなんて絶対おもしろいに決まってる!と期待していましたが、期待を遥かに超えるとんでもないスケールのミュージカルで一気にバケモノのセカイに引き込まれました。歌も音楽もお芝居も演出も全て最高でした‼ 特に子役の子たちの圧倒的な歌唱力とお芝居に、母親目線でほんとすごいなぁ......と拍手拍手、でした。
息子も私の手を強く握りながら、食い入るように少年・蓮の成長を見届けていました。本当の強さとは? 本当の自分とは? 誰だって心に闇を抱えながらも" 違い" を超えて大切な誰かと力強く生きていく熱い絆の物語に勇気と希望をもらえました! 幕が下りたあと思わず、息子と涙ぐんでハグしてしまいました。またすぐに観に行きます!

福岡堅樹さん元ラグビー日本代表選手

初めて『バケモノの子』がミュージカルになると聞いた時、一体あのアニメーションの世界観をどう表現し、歌と融合させるのだろう?と、全く想像ができませんでした。実際に観てみて、まずそれぞれのキャラクターの再現性の高さに驚きました。見た目だけでなく、素振りや言葉、性格の隅々まで、まるであの映画の世界の中に入って観ているように感じました。映画「バケモノの子」で印象的なセリフやシーン、映画に込められたメッセージがよりわかりやすく感じられるように、歌のタイミングや歌詞が考えられているように感じました。歌を通してさらにこの作品の良さやメッセージが多くの方に伝わるんじゃないかと思います。
劇団四季の『バケモノの子』を観たことで、もう一度映画の方も観返したいと思うようになりました。お互いがそれぞれの良さを際立たせるような関係になっていると思うので、どちらも観て、さらにこの作品を楽しんでいきたいと思います。

山口勝平さん声優(映画「バケモノの子」二郎丸役[青年期])

『バケモノの子』、観劇させていただきました。
劇場に足を踏み入れた時からワクワクが止まらず、舞台上に渋天街が現れた時には、思わず「ただいまーっ!」って声が出そうでした。
劇場映画で青年期の二郎丸を演じさせていただいた僕にとって、この舞台はまさにそんな気持ちがぴったりで、改めて自分もこの作品に参加出来たことを誇らしく思いながら、熊徹や父上、宗師様をはじめ、街のみんなが生き生きと歌い踊り、ドラマを紡ぎ出す一挙手一投足に歓喜し、興奮し、涙しながら、自分も自分の胸の中の剣をしっかりと握りしめて生きて行きたいと思わせてくれる舞台でした。
そして、やはり舞台版でも二郎丸は抱きしめたくなる可愛さでした。