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営業部若手社員による座談会

劇団四季の「営業部」は、四季の舞台の感動を、専用劇場のある都市をはじめ、日本全国に届ける仕事です。 チケット販売のほか、公演計画・宣伝計画・プロモーション計画の立案や、協賛社(スポンサー)獲得、公演を成功に導くためのマーケティングなども行います。チケットは単なる宣伝だけで売れるものではありません。特にロングラン公演ともなれば、より長期的なブームアップを図る必要があります。
経営企画部、広報宣伝部、カスタマー部などの関係部署、ときには俳優やスタッフとも相談しながら、より効果的なプロモーションを行います。

そんな営業部では、どのようなメンバーが、どのような仕事をしているのでしょうか? 各地の営業部で活躍する入社2~4年目の社員が、自身の経験や部署の雰囲気を語るオンライン座談会を行いました。

メンバー紹介

松永 さくら

2019年入社。関西営業部。『オペラ座の怪人』大阪公演の公演担当補佐をメインに、エリア営業を担当。

白石 響

2019年入社。東京営業部。『美女と野獣』舞浜公演の公演担当補佐、修学旅行生を対象にした営業など幅広く担当。

木了 涼

2020年入社。全国新都市営業部。北陸エリア営業のほか、全国各地の運営サポートを担当している。

宮野 千咲都

2020年入社。東京営業部。主に神奈川県のエリア営業を担当するほか、『バケモノの子』の公演担当補佐も務める。

木下 明莉

2021年入社。名古屋営業部。2022年5月千秋楽の『ライオンキング』名古屋公演、続く7月開幕『キャッツ』などを担当。

お客様が感動する客席をつくる

みなさんが劇団四季を志望した理由を教えてください。

松永

私は小学生のときに、大阪四季劇場のこけら落とし公演である『マンマ・ミーア!』を観て、大変感動したんです。そこから何回も観るうちに、「私も入りたい」と思うようになって。ジャズダンスなどを習っていたので、「俳優ではないの?」とよく聞かれるんですけど、俳優のみなさんのダンスや歌のレベルが高すぎて、自分には到底できないと諦めました。
どんな形でもいいから関われたらいいなと思っていました。そして、いざ就職活動をする段階で、四季の採用があることを知り、第一志望でありながらも、夢半分で受けたら受かった次第です。

木了

僕も松永さんと似ています。小学6年生の頃に、劇団四季の社会貢献活動である「こころの劇場」を通して、地元の新潟で観劇したことがあります。本当に感動して、自分も演劇をやるようになりました。
僕もよく「俳優にならなかったの?」と聞かれますが、大学時代に音楽のマネジメントを勉強していたこともあり、自分が舞台に立つことよりも、お客さんが感動する客席づくりをする運営側の仕事に興味を持ちました。

白石

僕は学生時代に演劇を観る機会が多く、ミュージカルを観ては元気をもらっていたんですね。もちろん作品の力もありますが、それだけではなく劇場の雰囲気も含めて、元気をもらっていた。そういう空間をつくる仕事をしたいなと思って、四季に入りました。

宮野

私自身、もともと音楽やダンスをやっていたわけではないのですが、好きなことを仕事にしたいとは思っていました。その中で、中学生のときに『オペラ座の怪人』を観て、劇団四季にはまってしまって。そこから高校も大学も劇団四季に入ることをゴールに据えて生きてきました。

ちなみに、四季に入るために経験しておいてよかったことはありますか?

宮野

大学で、英語劇のサークルに入っていました。劇を実際に作ってみると、コミュニケーションがうまくいかないこともあるんですが、やはり達成感が感じられる。その経験も、演劇に関わり続けたいという思いを強くしたと思います。

なるほど。木下さんの志望理由は?

木下

みなさんが昔から劇団四季を愛していらっしゃったという話の中で、お恥ずかしいのですが、私は就職活動の中で劇団四季に興味を持ちました。もともと高校の部活や大学のサークルでは演劇をやっていて、舞台に立ってみたり、照明機材をいじってみたりと楽しく活動はしていたんですが、大学で生物関係の専攻だったこともあり、研究職など、一般企業への就職を漠然と考えていました。
就職活動を続ける中で、自分が好きだった演劇に関わりたいという思いが浮かんできて、舞台業界のことも調べるようになって。人の心を明るくするような、観て気持ちが楽しくなるような舞台がいいなと思っていたら、劇団四季の「人生は素晴らしい、生きるに値する」という理念が私のやりたかった演劇だと気がついて。ご縁があって、就職が決まったという流れです。正直、入社までは、『美女と野獣』と『ノートルダムの鐘』くらいしか観ていなかったです。

入社前と入社後のギャップはありますか?

木下

すごく四季に詳しいわけでもなかったので、大丈夫かなという不安はあったのですが、いざ入ってみると、いろいろな方がいることに驚きましたね。昔からいろいろな作品を観て劇団四季に入りたいと思っていた方もいれば、私のように就活のタイミングで劇団四季を目指し始めた方もいるし、全く演劇に関わってこなかったけれど、新しいチャレンジをしてみたいということで入ったという先輩もいて。怖がらずに入ってみて良かったなと。

One For All, All For Oneの精神

部署の好きなところは?

木了

雰囲気が本当にいいんです。もちろん仕事はしてるんですけど、他愛もない話で盛り上がります。それに、どこかの地域が困っていたら、他の地域の担当も全力でサポートする。例えば、学生さんを多く呼ぶために、1校1校営業の電話をかけるのですが、本来、首都圏にある学校は本社勤務のメンバーだけで対応するんです。でも、学校数が多くて大変なため、広島・仙台・静岡の営業メンバーにも電話かけに協力してもらったことがあります。「One For All, All For One」の精神がいいですよね。

宮野

営業と言えども「何かを売りつける」ということではなく、「お客様を喜ばせる」というところに重点を置いているところです。それぞれが四季の作品というコンテンツを使って、お客様に何かお役に立てるものを紹介するというマインドを持っている。すごいいい会社だなと思ってます。

松永

好きなところは、一体感があるところ。経営スタッフも技術スタッフも俳優も同じ建物にいるので、みんなが近い距離感で、一丸となって向かっていけるところはすごくいいですね。少数精鋭でいろいろな仕事を教えてもらえるので、やりがいがあります。

そういう雰囲気があるからこそ、成し遂げられた仕事などがある人はいますか? 具体的なエピソードを教えてください。

木下

前任の先輩が、一度名刺交換をしていたお客様がいらっしゃいました。そのときは契約受注には至っていなかったのですが、お客様の情報を引き継ぎ、再訪したことで、契約につながったことがあります。時間をかけてコミュニケーションをすることが大事なのだと思います。

松永

『リトルマーメイド』の公演中に、初めてお客様向けのイベントをいちから企画して最後までやりきるという業務がありました。初めてだったので分からないことだらけだったんですが、部内の先輩に企画書をたくさん見ていただいたり、劇場管理や劇場運営のスタッフにも距離の近さが幸いしてスムーズに情報共有できたりして、無事に終えることができました。

白石

相談しやすいし、教えてもらいやすい環境ですよね。現場には脈々と受け継がれてきているノウハウがあって、それを惜しみなくいつも優しく教えてくれる。また、何かを始めるときは部署の垣根を超えて作り上げていかなくてはいけないことも多いですが、どこの部署の先輩も親身になってくださいます。

木了

僕も、面倒見がよく、目配りできる方が多いなという印象です。1年目のときは、なかなか困ったことがあっても言い出せなかったのですが、そんな自分の気持ちに気づいてくれて「何かあったら手伝うよ」と声をかけてくださったんです。そのおかげで、自分一人で解決しようとするのではなく、先輩たちにもっと頼っていいんだと思えるようになって。先輩の人柄や気遣いは尊敬できるところの一つです。

改めてこれまでのお仕事、印象に残っているお仕事を教えてください。

松永

1年目で『ノートルダムの鐘』京都公演などにサポーターとして携わり、その後、公演担当補佐として『マンマ・ミーア!』京都公演などを担当しています。公演担当は、その公演を成功に導けるよう、営業施策や広報宣伝回り、他の部署との連携など、本当にプロデューサーのような存在。公演担当補佐は、そのお仕事を間近でみながら、動員のグラフ作成や発表報告の資料づくりなどをします。“補佐”ではありますが、二人三脚でやっているイメージですね。

白石

最初の1年間は神奈川エリアの担当で、『パリのアメリカ人』の横浜公演、修学旅行の営業などもやっていました。修学旅行だと団体バスでご来場されるんですが、バスを停める場所や降りていただいてから劇場までどうご案内するのかなど、工夫が必要なんです。お祓いの担当をしたこともあります。開幕の時は必ず安全を願ってお祓いをする儀式があって、神社の方とやりとりをしたり、当日の流れを整理したりする仕事もしました。開幕という大切な瞬間に立ち会えたことは、やはり劇団員でないとできないこと。印象深いです。

宮野

神奈川エリアの営業として、ひたすら全部の演目を売ることが仕事でした。入社したタイミングがコロナ禍だったということも大きかったと思います。大変なこともありますが、自分が好きな劇団四季に貢献できているということを肌で感じられるので、モチベーションを維持できています。

木了

北陸と新潟エリアを担当しています。「本隊付き」といって、当日の全国公演カンパニーに帯同するんですが、仕込み担当の技術スタッフと一緒に公演の道具を運んだことがあって、面白いなと思いましたね。

木下

入社後半年間は研修期間として、毎日1回1時間くらい、先輩に営業のロールプレイングをしてもらいました。コロナ禍で先輩との同行営業が少なかった分、お客様のさまざまなご要望にお応えできるように、いろいろなシチュエーションを疑似体験して。担当エリアを持ってからは、学校向けの芸術鑑賞会や、一般企業の社員レクリエーション、観光庁・市役所のチケット斡旋などで提案を行っています。

オフィスのルールで独自なものはありますか。

木了

全国営業部の本社勤務メンバーは、お昼ご飯をみんなで食べます。出張が多くて会える機会が少ないので、コミュニケーションをとれる場がお昼なんです。今は食事中にしゃべれないので、食べ終わってからマスクをして適切な距離を取って雑談ですね。

木下

名古屋にも、会議後の雑談タイムがあります。難しい話ばかりではなくて、最近ハマっているものとか、食べたおいしかったご飯の話をして、コミュニケーションをとって仲良くなろうという目的です。

松永

上演中にはオフィスの窓を開けてはいけないっていうルールがあるんですけど……ないですか?

宮野

東京もあります。

松永

窓が劇場につながっているので、空調とかオフィスの作業音が公演に影響しないようにということで。劇団ならではですよね。

木下

名古屋も上演中は劇場につながるドアは閉めてます。

最後に、休日のリフレッシュ方法を教えてください。

松永

オンもオフもミュージカルになってますね。舞台って元気や勇気、夢をもらえるので、気分転換できますし。他社はこうやっているんだななど、裏側の目線も持ちながら、いろいろ観劇しています。

白石

本を読んだり映画を観たりして、没頭して過ごしてます。

宮野

私も家で好きな芸人さんのYouTubeを見たり、という感じです。

木了

僕はコーヒーを豆から挽いて、ドリップして飲んでリフレッシュしてます。グアテマラが一番好きです。あとは、いつか絶対に旅行に行ける日が来るので、行きたいところのリストを作って楽しんでます。

木下

最近、自分の中で漫画ブームが来ていて。話題の作品を家でゴロゴロしながらゆっくり読んでいることが多いです。

ありがとうございました。

先輩たちの声

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