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コラム

『エルコスの祈り』東京公演に向けて――稽古が始まりました

8月5日(土)、自由劇場にて開幕するファミリーミュージカル『エルコスの祈り』東京公演。
四季芸術センター(横浜市あざみ野)では、開幕に向けた稽古が始まりました。

本作は、1984年に『エルリック・コスモスの239時間』の名で、ニッセイ名作劇場"こどものためのミュージカル・プレイ"として初演。2003年にはタイトルが『エルコスの祈り』と改められ、その後も衣裳や装置、振付などブラッシュアップを繰り返しながら、親しまれ続けてきました。そしてこの夏、2017年以来6年ぶりに再演。ロボット・エルコスが、皆様に夢や勇気を届けます。

学校や親たちから落ちこぼれ・問題児と決めつけられた子どもたちが集まる、ユートピア学園。この学園では、厳しい管理と規律により、子どもたちの夢や個性が失われていました。
そんな学園にやってきたのが、"心"を持つロボット・エルコス。
一人ひとりが持つ個性を見つけ、それを伸ばそうとする彼女に、子どもたちは少しずつ心を取り戻してゆきます。そんなエルコスの存在が気に入らない、学園のベテラン教師のダニエラたちは、エルコスに反発している少年・ジョンを利用して、彼女を追い出そうとたくらむのですが――。

稽古初日を迎えたこの日、ほとんどのメンバーがこの作品に初参加となるフレッシュな顔ぶれが稽古場に集まります。
行われた台本の読み合わせ稽古では、俳優たちは少し緊張した面持ちを見せながらも、今ある力を出し切るように一言一言を紡いでいきます。愛らしいエルコスの言動や、ユートピア学園の教師たちの掛け合いには自然と笑いが起こる場面も。
物語のフィナーレ、全員で歌うナンバー「語りかけよう」では、稽古場いっぱいに温かいハーモニーが響き渡ると同時に、お客様に感動を届けようというカンパニーの想いが広がりました。

『エルコスの祈り』は、8月5日(土)から9月2日(土)まで、東京・自由劇場にて上演。9月9日(土)からは全国ツアー公演がスタートします。

エルコスと子どもたちの心温まる物語に、どうぞご期待ください。

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