『エルコスの祈り』全国公演が開幕しました！

本日9日（土）、ファミリーミュージカル『エルコスの祈り』全国公演が、ハーモニーホール座間（神奈川県座間市）にて開幕しました。

本作は、1984年に『エルリック・コスモスの239時間』の名で、ニッセイ名作劇場"こどものためのミュージカル・プレイ"として初演。2003年に『エルコスの祈り』と改められ、衣裳や装置、振付など、度々リニューアルを重ねながら上演が繰り返され、全国各地で子どもたちに愛されてきました。今年8月に幕を開けた東京公演でも連日多くのご家族が来場。お客様の明るい声や笑顔で劇場がにぎわいました。

東京公演から間もなくして迎えた全国公演初日。会場にはたくさんのお子様連れのお客様の姿も。ご家族で手を取りあって客席へと向かいます。
幕が開くと不思議な空間が現れ、にぎやかな機械の電子音が。客席は巨大なタイムマシーンとなって、厳格な管理システムで統制された学校、ユートピア学園に到着します。
個性を奪われ、笑顔を失った学園の子どもたちのもとに、心を持つロボット・エルコスがやってきます。
彼らに夢や希望を持つことの素晴らしさを伝え、次第に子どもたちの笑顔を取り戻していくエルコス。しかしロボットの存在に反発する一人の子ども・ジョンや、エルコスを疎ましく思い追放しようとたくらむ指導員三人組・ダニエラ、パルタ、ダーリーの暗躍により、物語は思わぬ展開へ......。
明るくパワフルなエルコスをはじめ、登場人物たちが繰り広げる展開にハラハラしながら、お客様は物語の行く末を真剣な表情で見守ります。やがて心温まるフィナーレを迎えると、客席から割れんばかりの拍手が送られました。

このあと『エルコスの祈り』は東北エリアを巡演。全国公演と並行して、9月12日（火）からは児童招待公演「こころの劇場」（※）プロジェクトも実施されます。
夢や希望、生きていく上で大切なことを思い出させてくれるロボット・エルコスに会いに、ぜひお近くの劇場に足をお運びください。

（※）「こころの劇場」は、演劇の感動を通じて子どもたちに豊かな心を育んでもらいたいと願い、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が主催し、また、この趣旨に賛同してくださる企業・団体、行政の方々のご支援をいただきながら実施しているプロジェクトです。