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コラム

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』パペット操作のワークショップが行われました

11月7日(土)に東京・自由劇場、来年4月に京都劇場で開幕するミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。
劇中で愛くるしい存在感を放つロボット・タングは、俳優二人がペアで操るパペットによって命を吹き込まれます。
開幕に向けた本格的な稽古に先立ち、パペットデザイン・ディレクションを手掛けたトビー・オリエ氏によるワークショップが行われました。2020年の初演時には叶(かな)わなかった来日が約6年の時を経て実現。タングはトビーさんと念願の初対面を果たしました。

ワークショップに参加したのは、今回初めてタング役に挑むメンバーも含む俳優6名。小道具スタッフも見守るなか、トビーさんはまず俳優たちと車座になって対話をスタート。
舞台でパペットが果たすべき最初の役割は、観客に「生きている」と知ってもらうことだと語り、リアリティを生み出すための3つの要素を提示しました。パペットの状態や感情を伝える「呼吸」、パペットが興味を持っている対象や意思を定める「視点」、そして動作に自然な負荷を反映させる「重力」です。
パペットのわずかな動きであっても物語の訴求力を高められると説くトビーさんの言葉に、俳優たちは真剣な表情で頷(うなず)きます。

パペットデザイン・ディレクションのトビー・オリエ氏(左)

レクチャーを終え、初めて自らタングを動かしてみたトビーさんは「クリスマスに新しいおもちゃをもらったみたい!」と無邪気な笑顔。軽やかにタングを操る姿に、その難しさを身をもって知る俳優たちからは感嘆の声が漏れました。続いて俳優たちが実践へ。「呼吸・視点・重力」を意識しながら、タングを歩かせたり、座らせたり。タングが歩き回る光景に、見守るスタッフからも自然と笑みがこぼれます。
ペアで息を合わせることに苦戦する俳優に対し、トビーさんは「相手に合わせることはもちろんだが、ときには自分の意思を持つことも大切。息が合わないときはいったん立ち止まり、相手の反応を待つ"間"も効果的」と助言しました。

後半はペアごとに、タングの感情の変化を描く短い即興劇を発表。それぞれの物語と表現に対して具体的な動きのアドバイスが送られ、和やかな雰囲気でワークショップは終了しました。

二人三脚で地道な鍛錬を積み、タングに命を吹き込む俳優たち。開幕へ向け、心温まる『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の世界が紡ぎ出されようとしています。

愛嬌たっぷりのロボット・タング。その愛らしい姿はどのように作られたのか、見てみましょう!

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