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コラム

『王様の耳はロバの耳』全国公演の稽古が進んでいます

9月20日(日)に全国ツアーが開幕するファミリーミュージカル『王様の耳はロバの耳』。四季芸術センター(横浜市あざみ野)では、全国公演に向けた稽古が進んでいます。

本作は、古代ギリシャ神話をもとに、「言葉の錬金術師」とも呼ばれる詩人・劇作家の故 寺山修司が書き下ろしたファミリーミュージカルです。
わがままな王様と、その秘密を知ってしまった床屋をめぐる物語を通して、「本当のことを言う勇気」という大切なメッセージを届けます。

東京・自由劇場での公演を終え、稽古場に戻ってきたカンパニー。台本の読み合わせ、動線の整理や位置を確認する「ステージング稽古」を経て、この日はいくつかのシーンを区切って繰り返し行う「小返し稽古」が行われました。 レジデント・ディレクターの布施陽由は、「劇場で積み上げてきたものが、稽古場であらためて読み合わせとステージングを経たことで、今日はより伸び伸びと表現できていますね。身体と言葉の結びつきも良い状態にあると思います」と全国公演に向けた稽古の手応えを口にします。
その上でさらに細かな部分についても確認していきます。本作の魅力のひとつともいえるのが、寺山修司が創り出す台詞の軽妙なテンポ感。同じくレジデント・ディレクターの羽鳥三実広から「台詞の掛け合いは急がずに。相手の芝居があって、それを受けて自身の動きにつながるはず。もう少し余裕を持って演じてみてください」との声も。テンポ感を大切にしながら、その内側にある心の動きを各場面で丁寧に確認していきます。
稽古場では、ユニークな登場人物たちによるやりとりに、時折笑いが起こる場面も。和やかな雰囲気のなかでも、東京公演を経て見えてきた新たな課題と向き合い、作品をさらに磨き上げていく姿がありました。

『王様の耳はロバの耳』全国公演は、9月20日(日)にパルテノン多摩(東京都多摩市)にて開幕。その後、全国を巡演します。現在、10月にかけて行われる糸魚川・十日町(新潟)、美浜町(福井)、岩沼・栗原(宮城)公演を販売中です。
ぜひお近くの劇場で、「本当のことを言う勇気」の大切さを見つけに行きましょう!

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