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コラム

訪問授業が再開―― 2024年度『美しい日本語の話し方教室』が始まりました

5月20日(月)より、劇団四季の社会貢献活動『美しい日本語の話し方教室』が訪問授業の形式で始まりました。

『美しい日本語の話し方教室』は、劇団四季の俳優が小学校5、6年生の教室を訪れて行う授業です。俳優が舞台上で実践している台詞術のメソッドに基づき、話し言葉としての日本語を明晰に美しく話す方法をわかりやすく教えます。
この活動は2005年から実施され、これまで首都圏を中心に北海道から沖縄まで、全国各地の小学校でのべ7,714校、63万人の児童が授業に参加しました。

2020年からは新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、学校訪問はやむを得ず中断。代わりに動画配信版として授業をお届けしてきましたが、今年度、およそ4年ぶりに学校への訪問が再開されることとなりました。

この日は、劇団四季の俳優、小林由希子、長谷部共音、柏谷巴絵が、神奈川県横浜市立桜岡小学校を訪問。計94名の6年生を対象に、2回の授業を行いました。児童たちは、普段舞台に立っている俳優と交流しながら学ぶ「話し方」の授業に興味津々の様子で、積極的に手を上げたり、発言したりと、元気いっぱい。
最後には、授業で取り組んだ美しい話し方を意識しながら『ユタと不思議な仲間たち』のテーマソング「友だちはいいもんだ」を全員で歌唱。目と目を合わせながら、相手に言葉で気持ちを伝えることの大切さを学びました。

こうして訪問授業の形式で再開した『美しい日本語の話し方教室』。今年度は、年間約200校を訪問する予定です。

※『美しい日本語の話し方教室』は、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が共同主催として運営している活動です。

【児童の感想】

6年1組 山野井栄美さん
母音を意識して話すと相手への伝わり方がより良くなると学びました。これからは母音について意識して話していこうと思いました。

6年2組 黒田理紗子さん
母音や、音を分離させて話すことなどの大切さが分かりました。自分はいつも音を繋げて話してしまって、相手に聞こえないことが多いので、工夫したいと思います。

6年3組 藤田菜央さん
一音一音を分離させる、相手に話しかけるように話す、長音はきちんと伸ばす、連子音は子音の一つを無声にする、といったことが分かりました。自分も気を付けようと思いました。

講師役を務めた劇団四季俳優・柏谷巴絵、長谷部共音、小林由希子(写真左より)

講師役を務めた劇団四季俳優・柏谷巴絵、長谷部共音、小林由希子(写真左より)

たくさんの児童が前に出て課題にチャレンジしてくれました

たくさんの児童が前に出て課題にチャレンジしてくれました

最後は輪になって「友だちはいいもんだ」を合唱

最後は輪になって「友だちはいいもんだ」を合唱

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