ディズニーミュージカル『アラジン』日本上演10周年を記念し、この作品を支えてくださったお客様への感謝の気持ちをカタチにしたい――そんな想いから企画し、お客様の願いを募集した「あなたの願いを叶えます!」。
お客様から最も多く寄せられた「舞台の裏側を見てみたい」という"願い"が、劇場イベント「リハーサル見学会」という形で実現しました!
1つ目の願い「舞台がつくられる裏側を見てみたい!」
本番前後に行われる舞台上でのリハーサル風景をご覧いただくことで、舞台を創り上げる俳優たちの様子をお客様にお届けするイベント。
150件以上にも及ぶお客様からの熱い"願い"が形となった9月上旬、第1回目のイベント当日は、約500名のお客様にお集まりいただきました。
今回は、ジャファー役・牧野公昭が司会進行を務め、ご挨拶の後にこれから行うシーンの説明と、リハーサルをチェックする俳優たちをご紹介。
この日ご覧いただいたのは、1幕冒頭の「アラビアン・ナイト」。ランプの魔人・ジーニーが楽しい話術と魔法でお客様を一気にアグラバーの世界へと引き込む、豪華絢爛(けんらん)なシーンです。チェックするのは、演技基本担当でもある司会の牧野、ダンスキャプテンを務める女性アンサンブルの渡辺智佳、音楽担当・ジーニー役の瀧山久志の3名です。
エネルギーに満ちあふれた歌とダンスで彩られるこのナンバーを、まだメイク前で稽古着姿の俳優たちが、ダンスキャプテンである渡辺のカウントに従って演じます。
リハーサルでは該当シーン全員の動きや立ち位置などを細かく確認しますが、この日もいつもと同じように渡辺からアドバイスが。「肘の角度を気にするあまり、手先が丸くなっています。まっすぐになるよう意識して」「回転するときは砂埃が舞うくらいの勢いで足を使って」。該当シーンを繰り返しチェックした後、最後に舞台装置、音響、照明とも合わせて通してみると、お客様からは大きな拍手が。最後に渡辺よりさらに高みを目指すためのアドバイス、そして瀧山からも「音楽はばっちりです。音をしっかり聴きながらビートを感じて。歌詞の言葉一つひとつを正確にしゃべれるようにしましょう」という言葉が送られます。何度公演を行っていても、より良いパフォーマンスをお届けできるようにと、日々ブラッシュアップを行っているのです。
後半は、質問コーナーの時間。ここではリハーサルチェックを務めた3名に加え、ジャスミン役・平田愛咲とアンサンブルの照沼大樹も参加しました。
全員の自己紹介を終えた後、お客様からの質問をさっそく読み上げる牧野。「役を生きる上で気をつけていることは?」「アグラバーの市場で買いたいものは何ですか?」など、いろいろな質問が飛び出します。
ジャスミンへの「魔法のじゅうたんに乗っているときの気持ちを教えてください」という質問では、平田より「本当に魔法のじゅうたんに乗っているので演じているという感じがしないんです。毎回感動します!」というコメントが。
「着てみたい衣裳は?」という質問には照沼が「イアーゴの衣裳!大きくて派手なので。色も好きです」と回答。同じ質問に牧野が「ジャスミンの衣裳」と答え、会場が笑いに包まれる場面も。
ほかにもたくさんの質問にお答えし、和やかな雰囲気のなか、『アラジン』初のリハーサル見学会は終了しました。
「リハーサル見学会」は10月8日(水)にも実施予定(「四季の会」会員限定)。イベントは事前申し込み制のため、参加希望の方はご応募をお忘れなく。
今年10周年という大きな節目を迎えた『アラジン』に、引き続きご注目ください!