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コラム

『ノートルダムの鐘』海外クリエイティブスタッフによる稽古が行われました

大阪四季劇場にて上演中のミュージカル『ノートルダムの鐘』大阪公演。
9月中旬、海外クリエイティブスタッフが来日し、ブラッシュアップ稽古が行われました。 今回来日したのは、演出を手掛けるスコット・シュワルツ氏、振付のチェイス・ブロック氏、アソシエート・音楽スーパーバイザーのブレント=アラン・ハフマン氏の3名。
休演日や公演後の時間を利用して1週間にわたって、演技、ダンス、歌唱のセクションにおいて細かな表現や精度を高めることを目的に、稽古が行われました。

休演日には、通し稽古を実施。舞台全体を確認したスコットさんから俳優たちへ、称賛の言葉が贈られます。そのうえでより作品を深めていくため、細かな部分に目を向けていきます。
例えば、物語のプロローグ。一人の青年がカジモドとして生き、これから彼の宿命を背負うという物語のはじまりを、周囲の会衆たちが語る場面。「なぜ、その行動を起こすのか」――スコットさんは日々の稽古のなかで、この問いを投げかけ、紐解いていきます。このシーンについても「ここでは、各々がこの瞬間にこれから語り部になるという選択をしています。誰が次に言葉を紡ぐのかわからないけれど、自らの意志でこの物語を伝えようとしているのです」と説明。歌いだす動機付けの部分をより深く掘り下げていきました。

演出のスコット・シュワルツ氏。通し稽古を終えて、俳優たちへいくつかアドバイスが送られます

続いて、舞台上ではチェイスさんより各シーンの振付や動きについていくつかアドバイスが。実際に舞台でシーンを返しながら、動きのニュアンスを細かく調整していきます。
場面は変わり、大聖堂の外を眺めるカジモドへ、彼の「友だち」であるガーゴイルたちが外の世界へ出ることを勧めるシーン。ベルを鳴らしながらカジモドに語りかけるガーゴイルたちが、フロローの登場によって石像の姿へ戻ってしまう、この一連の動作について、「ガーゴイルたちが急にベルの音を止めてしまうのが、少し不自然にみえます。なので、最後のベルの一振りを大きくし、音の余韻を残しながら消していくことで、情景の変化をより鮮やかに際立たせたいです」とコメント。実際に動きを返しながら、ひとつの動作の終わり方まで丁寧に調整。シーンの中に生まれるメリハリや余韻を意識し、フロローの登場によって場の空気が変化していくことを、より印象的に見せていきます。

振付のチェイス・ブロック氏(左)。ダンスナンバーでは、舞台上で動きを実演(右)

一方、リハーサル室では、ブレント=アランさんとクワイヤのコーラス稽古が行われました。本作において重要な役割を担うクワイヤ。楽曲にはラテン語の歌詞が多く使われており、そのラテン語の発音一つひとつを確認します。また、楽曲のメロディーをより際立たせるために、これまで別の旋律を歌っていたパートが主旋律を歌うよう変更が加えられた場面も。実際に歌声を確かめながら、楽曲全体の響きをさらに深めていきました。

アソシエート・音楽スーパーバイザーのブレント=アラン・ハフマン氏(左)とクワイヤ稽古の様子(右)

濃密な稽古を経て、改めて作品と深く向き合った『ノートルダムの鐘』カンパニー。
『ノートルダムの鐘』大阪公演は、2027年2月7日(日)までの期間限定公演です。
「光」と「闇」が絡み合う、深く美しい人間ドラマを、この機会にぜひ大阪四季劇場でお楽しみください。

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