そこにいるだけで周りがぱっと明るくなるような、キラキラしたオーラと透明感をまとってインタビューに現れた三代川柚姫。現在、全国公演中の『赤毛のアン』で、みずみずしい魅力に満ちたアン・シャーリーを演じ、客席に笑いと涙と感動を届けている。
この舞台で、アンはほぼずっと舞台に出ているような印象を受けるほど、出演シーンが多い。演じるにあたって、最初の頃はかつて経験したことのない苦労もあったようだ。
「台詞量も、歌もダンスも盛りだくさんで、もう必死で稽古しました。同じ役で先輩の林香純さんにも、すごく助けていただいて。対話ではなく一人でしゃべることも多いので、"台詞が飛んだらどうしよう""歌詞が飛んだらどうしよう"と、今までに無い恐怖のようなものを感じていました」