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コラム

「こころの劇場」に寄せられた声

今年度から劇場での招待公演が再始動した「こころの劇場」。
全国各地で出会った子どもたちからたくさんの感想文が寄せられました。その一部をご紹介します。

『人間になりたがった猫』

人間

川崎市立宮崎台小学校
6年 稲田実広さん

ぼくは、『人間になりたがった猫』は、良くも悪くも「人間」とは何かを教えてくれるものだと感じとりました。人間はやさしく、みんなと協力し、無限の可能性をみいだすことができる生き物であり、自分のよくのため、どんなぎせいもいとわなく、自分さえ良ければ、他はどうなってもいい。そんな生き物でもある。そういう生き物だからこそ、自分しだいで自分の未来を決めることができる。未来を変えれる。なるのならやさしい人がいい。でも、どこかで道をまちがえて、いじわるな人になった人もいる。だから、その人をそのまま放っておけばいいのか。そういうわけでもない。その人は道をまちがえてしまっただけ。なら、もう一度正しい道にもどしてあげればいい。つまりは、その人を救ってしまえばいい。そうして、だれもに手をさしのべた時、そこに「てき」はいない。そんなことをこの作品、『人間になりたがった猫』は考えさせてくれた。ありがとう。

『ジョン万次郎の夢』

あきらめない心

藤井寺市立道明寺小学校
6年 甲斐心華さん

私は、『ジョン万次郎の夢』のようなミュージカルを観るのが初めてで、観る前はどのような物なのだろうとドキドキしていました。始め船が出てきて人が乗っていて動いていたのでどのように作られているのだろうと思い、ビックリしました。あらしがきたときは波がすごく本物のように表現されていてすごかったです。また、シーンに合わせた音楽で、登場人物の気持ちが表現されていて、感情がとてもよく伝わってきました。

このミュージカルを観て、私がいちばん心に残ったのは、万次郎が日本に戻るのを決めたところです。なぜなら、そのままアメリカですごしていれば幸せに暮らしていられるのに、日本に戻ると自分の命がどうなるか分からないけど日本に戻ることを決意したからです。それに、今と時代はちがいますが、国を変えようと考えることがすごいと思いました。帰国後、やはり困難にみまわれましたが、理解し合うには、たがいに誤解を解くことが、重要という考えにとても心が動かされました。今まで、そんな考え方をしたことがありませんでした。あきらめずに自分の気持ちを、相手に伝え、相手の気持ちもしっかり聞けば、人の心を動かし、万次郎は国までも動かすことができ、私も見習いたいと思いました。

とてもすてきなミュージカルで感動しました。ありがとうございました。

『エルコスの祈り』

富山市立東部小学校
6年 Yさん

演技をしている人たちは、歌ったりおどったりしてすごくがんばっていて面白かったです。演技を見ていて、友達や仲間をこれからも大切にして、何事も許してあげる心がとても大事だと思いました。すごく勉強になることを、面白く、詳しく、分かりやすくしていてすごかったし、ずっとおどって歌ってしゃべって、笑顔で演技をしていてすごかったです。いつか、エルコスみたいな機械ができたら、温かい心をもって、たくさんしゃべりたいと思いました。

最初は、夢や希望等をもたない子供たちだったのに、エルコスがそれをもたせ、楽しい気持ちにさせていて、そういう世界になれたら、とってもいいなと思いました。あと、それを全国に伝えている、劇団の人たちの気持ちがすごいなと思いました。これからは、ぼくもその温かい心と何事も許してあげる心をしっかりもちたいと思いました。

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