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コラム

次は京都へ――『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]東京公演が千秋楽を迎えました

3月24日(日)、『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]東京公演が千秋楽を迎えました。

昨年、創立70周年を迎えた劇団四季。数あるレパートリーのなかから選りすぐりの作品を届けようと、「劇団四季創立70周年記念公演」と銘打ち色とりどりの舞台を上演してきました。そのラストを飾るのが、『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]です。

イエス・キリストが十字架に架けられるまでの緊迫の7日間を綴るストーリー。
作詞家ティム・ライス、作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー、当時まだ20代の若き才能によって生まれた本作は、1971年、世界初演を迎えました。劇団四季版は、劇団創設者であり演出家の浅利慶太により、オリジナル版とはまったく異なる演出手法で創作。
73年、日本的様式美を全面に取り込んだ[ジャポネスク・バージョン]に続き、76年、エルサレムの荒野を舞台にリアリズムを追求した[エルサレム・バージョン]が初演されました。

待ち受ける自らの運命に、一人の人間として苦悩し葛藤するジーザス。彼をそばで見つめ、苦しむユダ、マリア。ジーザスを取り囲み翻弄する民衆たち。
シンプルさを極めた舞台にあぶり出される、人間の核心――。浅利慶太の才気が澄みわたった舞台は、今なお新しく、現代を生きるすべての人の心に迫ります。

衝撃の舞台は上演を重ねるたびに新たなお客様を魅了し、公演期間中、客席は連日満席。
惜しまれつつ迎えた東京・千秋楽公演もまた、舞台も客席もうねるような熱気に満たされます。
静寂に包まれながら物語がエンディングを迎えると、カーテンコールでは一転、全身全霊で舞台をまっとうした出演者たちに客席から万雷の拍手が送られました。

『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]は、このあと4月20日(土)から6月2日(日)まで京都劇場で上演。6月29日(土)からは全国公演が開幕します。
魂の舞台を、どうぞお見逃しなく。

『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]東京公演千秋楽の様子

『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]東京公演千秋楽の様子

ジーザス・クライスト役・加藤 迪(中央)、イスカリオテのユダ役・佐久間 仁(右)、マグダラのマリア役・江畑晶慧(左)

ジーザス・クライスト役・加藤 迪(中央)、イスカリオテのユダ役・佐久間 仁(右)、マグダラのマリア役・江畑晶慧(左)

カーテンコールは何度も繰り返され、別れを惜しむように手を振りあう出演者とお客様

カーテンコールは何度も繰り返され、別れを惜しむように手を振りあう出演者とお客様

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