8月30日(土)、ファミリーミュージカル『ふたりのロッテ』全国公演が、北海道「美深町文化会館COM100文化ホール」にて千秋楽を迎えました。
離ればなれに暮らしていたふたごの姉妹が、力を合わせて困難に立ち向かい、家族の絆をとりもどそうとするストーリー。
昨年7月に東京・自由劇場にて開幕した本作は、その1ヵ月後から全国ツアーとして各地を巡演。全国公演と並行して、子どもたちを劇場に無料招待するプロジェクト「こころの劇場」(※)も実施され、1年にもおよぶ旅を続けてきました。
訪れた先々でのお客様との出会い、各会場でいただく熱い拍手は、旅を続けるカンパニーにとって大きな励ましとなり、作品にさらなる深みを与えるエネルギーに――。 そうしてたどり着いた、最終地・美深町公演。
「家族で一緒に暮らしたい」と願う物静かなロッテと、お転婆なルイーゼが奮闘する姿は、時にユーモラスで、客席からは笑いが起こります。また、ふたりの純粋でまっすぐな想いには涙を拭うお客様の姿も。やがて幸福感あふれるラストシーンを迎えると、ロッテとルイーゼの別れを惜しむように大きな拍手がいつまでも響き渡りました。
全国公演のファミリーミュージカルは、『王子と少年』が引き続き2026年3月まで各地を巡るほか、『カモメに飛ぶことを教えた猫』が9月20日(土)から全国ツアーに出発。
また、全国を巡演中の『赤毛のアン』は9月23日(火・祝)まで旅を続けます。
劇団四季は、これからも日本全国の皆さまに多彩な舞台をお届けします。どうぞご期待ください。
(※)「こころの劇場」は、演劇の感動を通じて子どもたちに豊かな心を育んでもらいたいと願い、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が主催し、また、この趣旨に賛同してくださる企業・団体、行政の方々のご支援をいただきながら実施しているプロジェクトです。
2025年度の対象演目は、『ふたりのロッテ』『王子と少年』『カモメに飛ぶことを教えた猫』の3演目。『ふたりのロッテ』は、8月29日(金)北海道「旭川市民文化会館 大ホール」にて最終公演を迎えました。