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コラム

『恋におちたシェイクスピア』東京公演が開幕しました!

11月23日(日・祝)、ストレートプレイ『恋におちたシェイクスピア』が、東京・自由劇場にて開幕しました。
演出家・青木豪氏を招き、舞台装置・衣裳・音楽などを四季オリジナル版として初演の幕を開けたのが2018年。劇団四季の原点であるストレートプレイの歴史と伝統を受け継ぎ、そして新たな挑戦となった本作が、7年の時を経て再び青木氏の演出で幕を開けました。

名作『ロミオとジュリエット』が誕生した背景に、シェイクスピアの身を焦がすような恋が大きく関わっていたとしたら――? そんな「もしも」と歴史的事実が巧みに織り交ぜられた物語が、シェイクスピアの活動拠点であった劇場「グローブ座」を再現したかのような舞台装置や、16世紀ロンドンの実際の流行を取り入れた衣裳などとともに、奥深い人間ドラマとして描かれます。

いよいよ迎えた東京公演初日には、開場中の早い時間から多くのお客様が。再演への喜びの声や、まだ見ぬ舞台への期待を口にする方、公演プログラムや作品をモチーフにしたグッズをご購入される方など、思い思いに開演の時を過ごしている様子がうかがえます。

そして、ついに開演の時。劇場を彷彿とさせるセットから若きウィリアム・シェイクスピアが姿を現すと、そこは16世紀ロンドン。主人公ウィル(シェイクスピア)は、劇場経営者ヘンズロウから新作を期待されるも、スランプの真っ只中。人気劇作家で親友のクリストファー・マーロウ(キット)にアドバイスを受けつつも、次作の構想に苦心しています。そんな中での新作のオーディションに現れた青年俳優トマス・ケントに才能を見出し、彼を追いかけて訪れた舞踏会で出会ったのは、資産家の令嬢ヴァイオラ。彼女との出会いが創作の力を呼び起こさせ、さらにトマスの正体が男装したヴァイオラであると知ったことで、ふたりの恋はますます燃え上がりますが――。

この作品には「人を愛する喜び」、そして「演劇ができる歓び」があふれています。また、この物語には、疫病の流行を乗り越えたという時代背景が。コロナ禍を経た今だからこそ、演劇を愛する者たちが新作を上演しようとする懸命な姿、そして劇場にお客様をお迎えし「演劇ができる」という歓びが、よりリアリティをもって綴られます。
時に笑い、時に涙と、物語が進むにつれて舞台と客席が一体に――。カーテンコールでは、惜しみない拍手が送られました。

東京公演は2026年2月8日(日)まで。4月25日(土)からは京都劇場で開幕し、5月24日(日)までの期間限定公演を予定しています。
劇団四季が贈る、芝居と人生の歓びにあふれたドラマを、ぜひお見逃しなく。

※舞台写真は舞台稽古より
(撮影:上原タカシ、阿部章仁、劇団四季)

『恋におちたシェイクスピア』東京公演初日カーテンコールの様子

『恋におちたシェイクスピア』東京公演初日カーテンコールの様子

開演前の自由劇場

開演前の自由劇場

グッズ売店では公演プログラムほか多彩な公演グッズを販売中。ご観劇の記念にどうぞ

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